【京都】誰も教えてくれなかった、寺院観光を楽しむ10の心得

mamehina
ガイドブックにネットの情報、巷の口コミにSNSなどなど、京都の情報はいたるところに溢れています。特に京都と言えば「寺院」。正直、寺院観光ってホントに楽しいですか?ここでは、そんな疑問を持つ方のために、誰も教えてくれなかった寺院観光を心から楽しむ方法をご紹介します。

京都には、1,700程度の寺院があり、観光寺院だけでも500を超えると言われています。

誰でも知っているのは、「清水寺」「金閣寺」「銀閣寺」といったお寺ですね。

でも、「有名だから」という理由だけで訪れても、それは「行った」ということにしかならず、後から思い出しても、「ガイドブックの写真と一緒だったな」ぐらいの記憶しか残りません。

では、いったいどのように楽しめば良いのでしょうか?

今まで誰も教えてくれなかった、ガイドブックにも、ネットにも載っていない、寺院観光の心得10箇条をご紹介。

その① スケジュールに余裕を持つ

限られた時間の京都旅行。ついつい「あれもこれも」とスケジュールを詰め込んでしまいがちです。

しかしながら、そんなことをしては、せっかくの旅行が台無し。

ゆっくり過ぎても間延びしちゃいますが、一般的な所要時間プラス3割ぐらいの余裕をもって回るのがおすすめです。

各寺院の所要時間は、こちらに掲載されています。

その② 宗派を理解する

お寺の歴史や沿革を知ることはとても大切ですが、より大きな枠組みで「宗派」を理解することを心掛けましょう。

仏教はインドでお釈迦様が説かれたものですが、中国を経由して、日本へと渡ってきました。

お釈迦様が説かれた教えには、八万四千の法門があると言われ、経典も数多く存在します。それらは「仏説」と呼ばれ、いずれも真実とされていますが、数が多いため、宗派により大切にしている経典が異なるのです。

大切にしている経典が異なれば、教えの内容も異なり、安置する本尊も異なり、修行の内容も異なり、お寺の形式も異なってくるという訳です。

京都のお寺を宗派別に分けて紹介しているサイトです。是非参考にしてみてください。

その③ 寺院は、仏道修行のための根本道場であると知る

宗派によって修行内容や修行そのものに対する考え方は異なりますが、寺院を「仏道修行のための根本道場」と位置付ける点は、基本的に同じです。

つまり、寺院は「観光客のため」のものでなく、「修行者」のために作られているのです。各宗派の修行の大枠を知り、修行者の視点で寺院を見ると、また違ったものが見えてきます。

こちらのサイトは、宗派ごとの修行内容を簡単に紹介しています。

修行者が仏道修行に専念できるよう、寺院は誘惑の多い街の中心部から離れた場所に建立されるのが一般的です。

そのため、人里離れた「比叡山」の修行が一番厳しく、中心地にある「本願寺」の修行が一番易しいということになります。

その他も、おおよそではありますが、街から離れるに連れて、修行が厳しい寺院となります。

その④ パンフレットを読み込む

意外と軽視されがちなのが、パンフレット。どの寺院でも、必ず入口で手渡されるものですが、そのまま鞄に仕舞ったりしていませんか?

しかしながら、これが非常に重要。なぜなら、パンフレットにはその寺院の魅力が漏れなく記載されているからです。

事前の予習ももちろん大事ですが、確認の意味を込めて、その場できちんろ見直しをしましょう。そうでないと、案外大切な見どころを見逃してしまうかもしれませんよ。

ここまでで「知識」はバッチリ。ここからは「見方」をご紹介。

その⑤ メリハリを付ける

その⑥ 光を大切にする

寺院というのは不思議なもので、訪れる時間・天気によって表情を変えるものです。その最も大きな要因が「光」。

各寺院には、仏像・屏風・お庭といったものがありますが、自然光のもとでこそ美しく見えるものがあり、また太陽の位置を計算して作られたお部屋等も存在します。

またお庭は、晴れた日も美しいですが、雨に濡れる姿が殊に美しいと評されるものも少なくありません。

京都観光の際は「雨だから」と落ち込むことはありません。雨だからこそ見られる表情を大切にしましょう。

写真は「源光庵」の「迷いの窓(左)」と「悟りの窓(右)」。ついつい紅葉に目が行きがちですが、時間帯や天候によって、光と手前に出来る影とのコントラストの度合いが異なります。

お寺によって異なりますが、一般的な良い時間帯としては、春と冬は午前中、初夏は日中、夏は日中と夜、秋は夕方となります。

その⑦ 季節を感じる

季節と言えば、「春の桜」「初夏の新緑」「秋の紅葉」「冬の雪」を思い浮かべるかもしれません。それもたしかに大事な要素。しかしながら、それだけなら「写真」で済むのではないでしょうか?

実は「季節を感じる」というのは、「空気を感じる」ということです。

春は室内を吹き抜ける風、初夏は新緑の若々しい香り、秋は落葉を踏み鳴らす音、冬は回廊の木の冷たさなどなど、それぞれの季節を肌で感じましょう。

昔から変わらない日本の四季。その昔ここで修行したお坊さんも、同じことを感じたのかなと思いを馳せるのも楽しいものです。

その⑧ 年齢を意識する

京都観光も回数を重ねると、「行く場所がない」と思うことがあるかもしれません。そんな時は、印象に残った寺院や、逆にあまり好きではなかった寺院を回ってみるのも良いでしょう。

寺院の印象は、先に挙げた「光」や「季節」によって変わってきますが、それ以上に自身の「年齢」すなわち人生経験によって様々に変わってきます。

特に寺院は、現世の無常観が表現されているところが少なくありません。人生経験を積むにつれて、実感として思うところに変化があることでしょう。

その⑨ 御用達に注目する

続いては上級者編。誰も紹介していない楽しみ方のご紹介。それは「御用達」への注目。

各寺院は、それぞれ「御用達」を持っており、それは「華道」「茶道」に始まり、「仏具」「法衣」「建築」「畳」「庭師」などなど、挙げればキリがありません。

そんな中、最も身近なのが「食事」。具体的には、「ご飯」と「お菓子」。

たとえば、大本山妙心寺御用達と言えば、精進料理の「阿じろ」さんが有名。
和菓子であれば、東寺御用達、笹屋伊織さんの「どら焼き」が有名です。

特に和菓子は、各行事で用いられる和菓子を作るお店が必ず存在するため、是非調べて買ってみましょう。

その⑩ 礼に始まり、礼に終わる

最後は、基本であり一番大切でもある作法をご紹介。

どれだけ急いでいても、どれだけ混み合っていても、山門で必ず立ち止まり一礼をしましょう。

帰りも同様に、山門で振り返って一礼をします。もちろん、いずれの場合も帽子は脱いでくださいね。

こちらでは、詳しい作法が紹介されていますが、基本の一礼を守れば、他はそこまで厳密である必要はありません。

いきなり全てを実践する必要はありません。しかしながら、これらを少しずつ意識することで、寺院の見方も変わり、観光が楽しくなってくることでしょう。

https://matome.naver.jp/odai/2146243455247798101
2016年05月25日