1枚に70通りのストーリー「二次元小説」が面白い!

apricothome
大阪大学の橋本幸士教授がTweetに投稿した「二次元小説」が話題に。

とある小説がTwitterで話題に

70通りもある小説!?
その名も「二次元小説」
一枚の画像の中に、パズルのように並べられた文字で70通りのストーリーを作ります。

大阪大学の橋本幸士教授がtwitterに投稿した読む順番によって70通りの物語になる小説が面白いと話題に
読む人によって70通りの小説が出来る『時間が二次元の小説』が面白いとtwitterで話題に : まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト

左上からスタートして、読みたい方を自由にチョイスしていくと、全く別の物語のストーリーと結末に
選択する道によって70通りのストーリーが読める「二次元小説」が話題に!

↓実際のツイートがこちら。

橋本幸士 Koji Hashimoto@hashimotostring

時間が2次元である小説を書いてみた。
空間が2次元(例えば地球の表面上)なら、目的地へ行くのに右の道や左の道の色々な経路を通れる。時間軸が2つある、というのは、この小説のようなものだろう。(超ひも理論知覚化プロジェクト) pic.twitter.com/qSH4364UNL
一見小説には見えないが、多様なストーリーがその中におさめられている。

縦書きも横書きもある日本語だからこそ作れる文章で、英語などの縦書きをしない言語ではできない
どのルートでも読める! 物理学者が生み出した不思議な「2次元時間小説」が話題に – トゥギャッチ

Twitter上での反応は…

面白い!けど、作るのは難しそう!

きのもとかりす@karisu_kinomoto

なにこの二次元小説。楽しい!
二次元小説……?なにこれと思ったけどふええなにこれすごいな???

k5@_kriemhild_

二次元小説、なんというかすごい
二次元小説面白そうだけど私のボキャブラリーじゃ足りない
読むのは面白いけど、作る方としては大変そうな印象。

Twitterユーザーからは「おもしろい」「文系の人間には作れない」「3次元小説に期待」といった反応が
文系の人間には書けない? 物理学者が生み出した不思議な小説 – ライブドアニュース

理系の人の方が得意?
実はこの小説を編み出した橋本幸士教授は大学院理学研究科物理学専攻。
早速作るのを挑戦してみた人も
とりあえず書いてみた!

中村明裕@nkmr_aki

時間が二次元な昔話を書いてみた。 pic.twitter.com/OqALE4xkb0
桃太郎や猿蟹合戦、かぐや姫などが練りこんである。

銅大@bakagane

二次元小説、なかなか面白そうなのでTRPGよくある編を pic.twitter.com/t4iMkN1PJ8
こちらでは様々な冒険が楽しめそう!
二次元小説書きました。題名つけるなら「家出」ですかねえ。 pic.twitter.com/Zhe1plm0YC
ルートによっては、光のある結末だったり、暗い結末だったり。

「あれに似てるなぁ」という声も

サウンドノベルゲームや、ゲームブックを彷彿するとの声が。

you@youiida

何かに似てると思ったら、弟切草やかまいたちの夜のサウンドノベル。ゲームブックも。高度に折り畳むか話を拡げるか。

選択する道によって70通りのストーリーが読める「二次元小説」が面白い spotlight-media.jp/article/275063… @misterspotlightより

田原龍一@ryuichitahara

@yuuzakiyuuna 時間が二次元の小説っていわゆるゲームブックみたいにもなるんじゃないのかな?(今更)

シン@iseki_sin

二次元小説を見るとポストカードとかになってたおはなし迷路を思い出す ルートによっては駄洒落で締められてやかましいわ!となるのが好き

実は昔から、似たようなものがあった

中国に似たものが昔から存在する
@hashimotostring はじめまして。中国では昔から、回文詩の一種として2次元の漢詩が作られていたようです。 google.co.jp/search?q=%E7%9… pic.twitter.com/IirCQZno7f
橋本幸士教授へのツイートに「中国の回文詩」で同じようなものがあるとの声が。
@hashimotostring 自分も全く専門家ではないのですが、調べるとギザギザに進んだり、飛び飛びで読んでいくタイプもあるようです。4世紀頃からあったそうなので、奥が深いですね。 zhgc.com/bbs/printpage.… pic.twitter.com/zHuXsykc0z
模様みたいで、きれいですね。

(回文詩とは)中国詩の一体。初めから順に読んでも詩になり,末から逆に読んでもまた別の詩になる形にしたてたもの
回文詩(かいぶんし)とは – コトバンク

日本でも「竹やぶ焼けた」などが回文としてありますね。

後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の「蜘蛛手」
第108代天皇である後水尾天皇も、似たような和歌「蜘蛛手」を詠まれていた。
確かに蜘蛛の手のように広がっています。
なんとも高度な言葉遊びです。

四角形の十六本の線が、全て和歌である。線が重なり合う点では同じ言葉が共有されている
「光圀伝」 – ま、いいか

こちらは真っ直ぐに読むタイプ。

橋本幸士 Koji Hashimoto@hashimotostring

後水尾天皇が詠んだといわれる「蜘蛛手」に似ているとか、コメントすごい。ありがとうございます。多分、昔の正方形の回文と詩は、ギザギザに階段で読むというのはないと思うので、僕のと違います。ギザギザに進めることが、が「時間が二次元」のポイント
今回の「二次元小説」はギザギザに進むことで、よりパターンの多さを作っている。

頭の体操や、ネタ出しにいいかも

作るメリットとして頭を使う「頭の体操」や、プロットをいくつも作りたい「ネタ出し」としても活用できるかもしれません。
興味ある方、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
https://matome.naver.jp/odai/2146231849950032901
2019年01月11日