【神前式】伝統的な挙式スタイル神前式について【まとめ】

ぶらいだるはかせ
最近では白無垢を着たいという花嫁も多く、神前式を選ぶカップルが増えているといいます。そんな神前式についてまとめてみました。

▼まずはじめに~神前式とは?~

神前式とは、神前結婚式の事
神前挙式とも言われます。
神前結婚式の歴史は意外と新しく、明治33年に当時の皇太子殿下(のちの大正天皇)が挙げられたのが最初と言われており、現在の多くの神前結婚式の進行が欧米の教会式結婚式を日本風にアレンジしたような式次第になっているのはそういった背景があるのかも。神前式の際の花嫁の白無垢姿や三三九度の杯を交わす儀式が伝統的なスタイルとして近頃見直されてきています。本格的な結婚式は神社での挙式となりますが、結婚式場やホテルでも神前式の結婚式が可能。神社や式場によっては20名位の少人数の神前結婚式を受けている所も。少人数の場合は予約の際にその旨を伝えてみると良いかもしれません。

▼洋風?和風?違いを絵で解説↓↓


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900067703

▼最近は教会式よりも神前式を選ぶカップルも増えているとか

神前式が人気になってきている理由

昔から日本人には初詣、七五三等、節目に神社に詣でる習慣があり、両家や家族・友人との絆を再確認するのに相応しい場所と言え、神前式には日本人に受け入れられやすい伝統や雰囲気があり、更に今では一昔前に比べオリジナリティのある神前式が出来る神社も増え、堅苦しい儀式の代わりに今風の演出も可能に。そのため伝統的な挙式希望のカップルや新しいスタイルの和婚を求めるカップルにも神前式が選ばれている。魅力要素

①純日本風の厳かな雰囲気
②和装が映える
③両親,親族に受け入れられやすい
④誓いの言葉を読み上げる[誓詞奏上]等、新郎の活躍の場がある
⑤神前式ならではの儀式(雅楽演奏,巫女の舞,親族固めの盃等)

★都内で神前式を挙げる人が多い人気の神社は【湯島天神】
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湯島天神は 雄略天皇二年(458)一月 勅命により創建と伝えられ、天之手力雄命を奉斎したのがはじまりで、降って正平十年(1355)二月郷民が菅公の御偉徳を慕い、文道の大祖と崇め本社に勧請しあわせて奉祀し、文明10年(1478)十月に、太田道灌これを再建し、天正十八年(1590)徳川家康公が江戸城に入るに及び、特に当社を崇敬すること篤く、翌十九年十一月豊島郡湯島郷に朱印地を寄進し、もって祭祀の料にあて、泰平永き世が続き、文教大いに賑わうようにと菅公の遺風を仰ぎ奉ったことに由来します。

▼神前式を挙げた人の生の声

今ふと思った事
結婚式
神前式にしておいて良かったな~ なんて
https://twitter.com/halberdierN/status/712609799318282240?lang=ja

たくさんの人に囲まれて本当に幸せでした。ありがとう。これからも、よろしくお願いします。 #結婚式#神前式 #和装 #桜
https://tofo.me/boochan.m

私は神前式で白無垢と訪問着だったなー
夫の仕事で僻地に住んでいて周りに親族友達いなかったので式もやらないつもりだったが、今思えばやって良かったかな。
https://twitter.com/RitsnMitsn/status/703009419777302529?lang=ja

▼神前式と少人数披露宴がセットのプランが人気のようです


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900068803
神社で神前式を挙げて、その後に会食をする事が出来るプラン。こういったプランは、ご家族だけの少人数結婚式のご利用に最適で人気を集めているようです。神前式を挙げた和装のまま会食に移る事が出来るプランや、挙式の後にお色直し洋装での会食が出来るプランなどがあるみたいです。

▼神前式に憧れる女性の生の声

友達の結婚式行ってきたー!
初めての神前式だったけど、とても良かった。
やはり教会より神前式の憧れは揺るぎなかった。
私もやるとしたら断然神前式で白無垢だわ!!!
https://twitter.com/110×011/status/706490883793784833?lang=ja

そして神前式だよ、憧れの神前式!!
むっちゃ楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))
https://twitter.com/110×011/status/706110167331418112?lang=ja

神前式っていうのにすごく憧れがある。熱田神宮とか割と大きめの神社でやってみたいな〜(^ω^)
https://twitter.com/kotzeim/status/695807480060735488?lang=ja

▼神前式の流れ・式次第・進行について

・係員または巫女さんの先導で式場に入場します。先頭が新郎新婦、媒酌人夫妻、父・母そして親族(血縁関係が近い順)となります。

・ 配地図を下記に示します。
・神棚に向かって右側が新郎および親族、左側が新婦および親族です。
・媒酌人夫妻は、新郎新婦の両側もしくは後方になります。

0.入場


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[神前結婚の代表的な席次]
・係員または巫女さんの先導で式場に入場します。先頭が新郎新婦、媒酌人夫妻、父・母そして親族(血縁関係が近い順)となります。
・ 配地図はこちらの通りとなります。
・神棚に向かって右側が新郎および親族、左側が新婦および親族です。
・媒酌人夫妻は、新郎新婦の両側もしくは後方になります。
・全員が揃ったところで、神職(斎主とも言う)が入場します。

1. 修跋の儀 (しゅうばつのぎ)


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・全員起立して拝礼をします。

・神職が御祓詞(はらえことば)を唱えながら、新郎新婦及び参列者の身を浄めるためのお祓いをします。

・お祓いが終わったら全員着席をします。

2. 斎主一拝 (さいしゅいっぱい)


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・全員起立します。

・神職(斎主)が神棚に向かって一拝をしますので、それに合わせて全員で一拝します。
(神への敬意を表し、一度おじぎをすること。一礼とも言います)

3. 祝詞奏上 (のりとそうじょう)


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・全員起立します。

・神職(斎主)が神に結婚の報告と結婚を祝う祝詞(のりと)を奏上します(読み上げます)。

・祝詞奏上が終わり、神職が着席をしたのち、一同着席をします。

4. 三献の儀 (さんこんのぎ) または三三九度


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900070603
・三三九度の盃を交わす儀式を三献の儀と言います。
・新郎新婦の前に、巫女が大中小の3つの盃とお神酒を持って来ます。 お酒は下記の順に注がれ、飲む順序も決まっています。
・ 飲むときには、1,2,3と三回、盃を傾けますが、1,2回めは口をつけるだけで、3回めに飲み干すようにします。
三つの盃を三回ずつ飲むので、三三九度と言われます。

[三献の儀]
1)小の盃(一献め)を新郎が受け、まず飲み、新婦に渡し、新婦が飲みます。
2)中の盃(ニ献め)は新婦が受け、まず飲み、新郎に渡し、新郎が飲みます。
3)大の盃(三献め)は新郎が受け、まず飲み、新婦に渡し、新婦が飲みます。

・お酒が飲めない人はあらかじめ神社に伝えておくことをおすすめします。
お水にしてくれるところもありますし、飲む真似だけですむところもあります。

※補足※
三献の儀は、「式三献」とも言われ、宮中などで正式な祝賀のお祝い膳の初めに供された盃三献に由来します。一献ごとに酒肴が変えられ(「熨斗鮑」のしあわび(別名うちあわび)、「搗栗」かちぐり、「昆布」などが供されました。「打ち(のし)、勝ち、よろこぶ」という縁起を担いだと言われています)。
戦国武将たちも出陣前に三献の盃を飲み干して勝ちどきをあげたようです。祝賀、婚礼、大切な客人の接待、宴席、出陣などで用いられる儀式として受け継がれてきました。
現在では神前結婚式の一連の儀式の中でも最も厳粛な儀式の一つです。

5. 神楽奉納 (かぐらほうのう)


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900070903
・神社によっては神楽の奉納が無い場合もあります。 また、神楽が奉納される場合でも、一連の神事の中でどの順番で奉納されるのかは、神社によってもさまざまです。 指輪交換の後だったり、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の後だったりすることもあります。

6. 誓詞奏上 (せいしそうじょう)


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・いわゆる「誓いの言葉」にあたります。奏上とは、読み上げるという意味です。新郎新婦が神前で誓いの詞(ちかいのことば)を読み上げる儀式です。

・誓詞は、巻き紙に書かれています。
・まずは新郎新婦が神前に進み出て一礼し、新郎が誓いの詞を読み上げます。読み終わったところで、新郎が名前を述べ、新婦が自分の名前を述べます。

・読み終えたら、新郎は誓詞をもとどおり巻き直したのち(あるいはもとどおりたたむ)、神前に献上します(「玉串案」たまぐしあんに乗せます)。

・ 新郎新婦は二礼二拍手一礼をします。

7. 指輪交換の儀


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900071403

・指輪の交換は、本来の神事には無い儀式です。しかし、今日の神前結婚式では一連の儀式の中で執り行われる場合が多いようです。

・巫女が指輪を持ってきます。新郎は新婦の左薬指に結婚指輪をはめます。
新婦は新郎の左薬指に結婚指輪をはめます。

8. 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900071603
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)…聞き慣れない、難しい言葉です。神式の儀式において、神前に玉串を捧げる、謹んで供えることを言います。

※補足※
玉串とは、榊(さかき)などの常緑樹の小枝に、紙のヌサ(幣)と言われるもの、または木綿(ユウと言われるもの)をつけ、神前に供えるものです。神前結婚式だけでなく、あらゆる神事に用いられます。葬儀でも仏教における線香の代わりに用いられ、遺族や会葬者によって神前に捧げられます。

・巫女が玉串を持ってきます。新郎新婦は玉串を受け取り神前に進みます。

・ 一礼して玉串案に供え、一歩下がってから新郎新婦二人揃って二礼二拍手一礼をします。

・新郎新婦に続き、媒酌人、親族代表(または親族一同)の順で玉串をお供えします。

玉串奉奠の作法(玉串のお供えのしかた)

1)巫女が玉串を持ってきます。右手で根元を上からもち、左手で葉の方を下から支えるように持ち、神前に進み一礼します。
2) 玉串を時計回りにし、右手で持っている根元を自分の前に持ってきます。葉の方の左手は神前に差し出すように下から葉を支えます。
3)玉串を額に近づけるように掲げ、末永い幸せを祈念します。
4)玉串をもとの高さに下げ、左手で根元の方を持ち、右手で葉の方を持つように、手を持ち替えて更に時計回りにします。
5)根元が祭壇の方を向いたところで、 神前に一歩進み、玉串を胸の高さに掲げ、玉串案にお納めします。
6)一歩下がって二礼二拍手一礼をします。

9. 親族盃の儀 (しんぞくはいのぎ)


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900072103

・「御親族御固めの儀」とも言います。両家の親族の固めの盃を交わします。

・親族の前に巫女がお神酒を注ぎます。全員にお神酒が注がれたら、一同起立をしてお酒を飲み干します。飲み干す際には、三三九度のときと同じように、1,2,3と三回、盃を傾けますが、1,2回めは口をつけるだけで、3回めに飲み干すようにします。

10. 斎主一拝 (さいしゅいっぱい)


https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101/2146071093900072303

・全員起立します。

・神職(斎主)が神棚に向かって一拝をしますので、それに合わせて全員で一拝します。
(神への敬意を表し、一度おじぎをすること。一礼とも言います)

11. 退場


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・神職が退場します。

・神職に続き、一同も退場をします。退場の順序は会場の都合によりますので巫女や係員の指示に従って下さい。

▼まとめ

こうして神前式について色々調べてみて思った事としては、こういった日本らしい結婚式もすごく良いなという事。これから結婚式を考えているカップルの方々も是非パートナーの人と相談をしてこういった日本らしい結婚式も選択肢の1つに入れてみるのは良いのではないでしょうか?
https://matome.naver.jp/odai/2146035837531110101
2017年01月10日