大阪大の研究チームが、パーキンソン病の進行抑制にマウスで成功したというニュース!

ニャントモ

パーキンソン病は進行性の難病。

パーキンソン病は、脳でドーパミンを出す細胞が死ぬことで起きる病気です。
パーキンソン病は、脳で不足しているドーパミンを補う薬を毎日摂取することで、症状を抑えることはできるが、進行そのものは止めることができません。

症状や生活スタイルに合わせて、薬の飲み方や量を調整することが重要なポイントです。
薬の効きづらさや、効いている時間の長さ、副作用、を見ながら、薬をコントロールします。
薬とうまくつき合いながら、リハビリをしていくというのが、現在の治療法となっています。

現在iPS細胞による治療研究が、期待されています。

パーキンソン病は、65歳以上の人々の1~2%が罹患する神経変性疾患で、振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛、姿勢反射障害(倒れやすい)を特徴とする。症状を改善する可能性のある治療法は複数存在しているが、パーキンソン病の進行を遅らせ、あるいは止められるような治療法はない。
パーキンソン病の危険因子となる高頻度な遺伝子多型 | Nature Genetics | Nature Publishing Group

パーキンソン病の進行抑制!?

今まで、パーキンソン病の進行を止められなかったのですが、進行を抑制することに、マウスの実験で成功したというすばらしい研究結果が発表されました!

神経細胞の減少を防ぐたんぱく質を使って、パーキンソン病の進行を抑えることに成功したと、大阪大の望月秀樹教授(神経内科学)らの研究チームが発表した。

動物実験による成果で、新しい治療法の開発につながる可能性があるという。

チームによると、パーキンソン病は細胞内の小器官、ミトコンドリアが傷つくことで、脳の神経伝達物質「ドーパミン」を出す神経細胞の減少を引き起こし、手足の震えや歩行障害などの症状が出るという。

チームは、神経細胞の減少を防ぐことで知られるたんぱく質「ネクジン」が、ミトコンドリアの働きを促進することを発見した。パーキンソン病を発症させたマウスの脳にネクジンの遺伝子を導入する実験を実施したところ、約90%の神経細胞が生き残り、症状の進行を抑制。一方、導入しない場合、30~40%しか生き残らず、症状が進行したと推定した。

パーキンソン病の患者数は国内で約14万人とされ、ドーパミンを補う薬物治療があるが、進行を抑えることはできない。望月教授らは「数年内に臨床研究を目指す」としている。
パーキンソン病の進行抑制、マウスで成功…阪大チーム : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

脳の病気の中では、認知症に次いで多いのがパーキンソン病です。
進行を抑える治療の確立、応援します!

https://matome.naver.jp/odai/2145942283720145701
2016年09月28日