“糖質制限ダイエット”もほどほどに!?

k.dawny
今、はやりの“糖質制限ダイエット”、確かに効果は高いが、何事もやり過ぎは危険?!

盛んにもてはやされている“糖質制限ダイエット”

近頃、”糖質制限ダイエット”が注目されており、多くの女性や、メタボリック・シンドロームなどに悩む中年の男性を中心に盛んにもてはやされております。

確かに、現代人は、普通に生活するだけでは、運動不足にもなるので、炭水化物などの糖質の摂取をある程度抑えることは、健康になるため、そして理想の体型を維持するためには、必要なことです。

また、”糖質制限ダイエット”が効果を発揮するということは、数多くの方に実証されている事実です。

過剰な炭水化物・糖質の制限は危険か

先ごろ、“糖質制限ダイエット”の第一人者であった桐山秀樹さんが、亡くなったというニュースが流れておりました。
死因は「心不全」ということでしたが、第一人者ということもあって、その因果関係も気になるところです。

その他にも、“過剰”な“糖質制限ダイエット”に警鐘を鳴らす声があります。

ところが最近になって、糖質制限はかえって死亡リスクを高めるとの研究結果も出されてきた。2013年、国立国際医療研究センター研究所の能登洋医師が約27万人のデータを分析した結果、糖質を1日の総摂取エネルギーの30%以下に制限すると、60~70%にした場合に比べて死亡率が31%も上がっていたという。

「糖質制限をしすぎると、血中にケトン体という物質が増えすぎて、血液が酸性に傾き、吐き気や意識障害など体に悪影響を及ぼす可能性があります」(順天堂大学糖尿病内分泌内科の綿田裕孝教授)

炭水化物を我慢する代わりに肉類をお腹いっぱい食べることで、さらなる危険も。

「過度に糖質制限をし、結果的にたんぱく質を摂りすぎると腎機能の悪化を招きます。また、脂肪の中で飽和脂肪酸が過剰になれば、悪玉コレステロールが増えて動脈硬化を招きやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります」(綿田教授)

専門家の間でも賛否の分かれる糖質制限の効果。流行りものとして安易に飛びつく前に、リスクがあるかもしれないことを知っておきたい。

※女性セブン2016年3月3日号
糖質制限ダイエット 血中ケトン体増加や心筋梗塞の危険性も│NEWSポストセブン

そもそも炭水化物・糖質の役割とは?

糖質そして、その元である炭水化物は三大栄養素と呼ばれておりますので、体の中で重要な役割を果たしております。

炭水化物・糖質の役割

炭水化物はエネルギー源として最も重要であり、特に穀類・芋類などのデンプンが食糧として大きな比重を占めています。日本では、1日の総摂取エネルギーの60%程度を炭水化物から得ています。

炭水化物は、1g当たり4kcalのエネルギーを産生し熱や力のもとになりますが、炭水化物がエネルギーを出すためにはビタミンB1が必要であり、同時に摂取すると効率がよくなります。炭水化物を多く摂るほど、ビタミンB1は必要になります。

炭水化物はエネルギー源として直ちに利用されない場合は、グリコーゲンに合成され、肝臓や筋肉に貯蔵されたり、脂肪となって皮下に貯蔵されたりします。そのために炭水化物の過剰摂取は肥満の原因になりますが、グリコーゲンや脂肪は空腹時のエネルギー源として重要です。

また、エネルギー源として炭水化物を摂っていれば、たんぱく質の分解によるエネルギー生成は必要なくなるので、たんぱく質の余分な消耗が防げると共に体たんぱく質分解による腎臓への負担を減らすことが出来ます。
炭水化物・糖質(役割と代謝)【健康を守る栄養知識】

そもそも、糖にしかできない役割があった

脳のエネルギーはほとんど全てがグルコースの分解による。
血糖の重要な働きは、グルコースをほぼ唯一のエネルギー源としている脳や赤血球に対してエネルギーを安定供給することである。
糖質の代謝

何事も中程が大事

糖質の過剰な摂取は、肥満の原因になり、メタボリック・シンドロームや、生活習慣病の原因になります。
それ故、ある程度の“糖質制限ダイエット”は大事であり、むしろ推奨されるべきものであると思います。

しかし、何事も“ほどほど”、“中程”が大事であり、何事もやり過ぎは良くないと思います。

つまり、炭水化物・糖質を「摂り過ぎ」も良くないし、「“摂らな”過ぎ」も良くないのです。
それは、多量の摂取は肥満の原因でありますが、糖質自体は体にとって、生きていく上で必ず必要なものなのです。

仏教の中にある中道の教え

あの琵琶を弾くときの要領を思い出してごらん。琵琶の絃が弛んでいると、いい音が出ない。でも、強く締めると絃が切れてしまう。そなたは、いささか強く締めすぎているのだ。もう少し、ゆるやかにしてごらん。(中略)
「中道」というのは、極端に走らずに、ゆっくりと大道を歩んで行くことです。わたしたち、現代の日本人は、どうもせっかちです。すぐに成果を得たくなります。
仏教法話大事典 – ひろさちや – Google ブックス

仏陀の時代に、釈迦教団に出家した、大富豪の息子のシュローナが、修行の大変さに還俗をお釈迦様に申し出た時に説かれた言葉です。

その説法により、シュローナは還俗を思いとどまりました。

このように、何事も焦らず極端に走らずおおらかな気持ちで、中道を行くという態度が大切なのではないでしょうか。

https://matome.naver.jp/odai/2145632558212647101
2016年02月28日