重力波とは?
重力波は、ブラックホールなどの天体によって生み出された宇宙空間の「ゆがみ」が波となって伝わる現象で、これまで直接観測されたことがなかったため世界各国の科学者が観測を目指していました。
重力波は、時間や空間がわずかに伸び縮みする「時空のひずみ」がさざ波のように伝わる現象。物体が加速して動くときに起こる。アインシュタインが1916年、一般相対性理論から予言していた。その観測は「最後の宿題」とされ、物理学の長年の悲願だった。
重力波(じゅうりょくは、英語: gravitational wave)は、一般相対性理論において予言され、見事観測に成功した波動であり、時空(重力場)の曲率(ゆがみ)の時間変動が波動として光速で伝播する現象である。
重力により発生する液体表面の流体力学的な重力波(gravity wave)とは異なる。
重力波 (相対論) – Wikipedia
重力波の概念は、アルベルト・アインシュタイン自身が、一般相対性理論を発表した2年後に発表した。
重力波と電磁波とは違う
重力波は、光やX線などの電磁波とは異なり、働く力が極めて弱い(物質との相互作用が弱い)とされています。そのため検出は難しいものの、ものの間を擦り抜ける力(透過力)が強く、電磁波では観測が難しいものでも観測できます。
ススメ!理系特集 – 法政大学 佐藤修一先生 | 大学ジャーナル
アインシュタイン予言の「重力波」、米で初観測
研究チームによると、米国にある巨大観測装置LIGOが昨年9月14日、重力波を検出した。質量が太陽の29倍と36倍のブラックホールが13億年前に合体した時に、太陽3個分の質量がエネルギーとなった重力波が発生し、地球に届いたとみられる。ブラックホールが合体する瞬間を捉えたのも、世界初の快挙となる。
ワシントンで11日に記者会見したデビッド・ライツLIGOリーダーは「我々は重力波を手に入れた」と宣言。会場から、大きな拍手が起きた。
アインシュタイン予言の「重力波」、米で初観測 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
噂は本当だった! 重力波直接観測に成功か、LIGOが12日に公式記者発表へ!
重力波は時空という織物にできるかすかなひだであり、その存在はアルベルト・アインシュタインが一般相対性理論の中で最初に予言していました。巨大な物体を急激に動かしたり、または巨大な物体(ブラックホールなど)同士を急激に衝突させたり、超新星爆発が起こったりすると、そんな波が起こると言われてきました。そして物体が大きければ大きいほど、時空は大きく乱れ、重力波が強くなるのだと。
噂は本当だった! 重力波直接観測に成功か、LIGOが12日に公式記者発表へ! : 軍事・ミリタリー速報☆彡
アストロアーツ@AstroArts
皆さんの反応
Dr. RawheaD@RawheaD
Dr. RawheaD@RawheaD
KAGAYA@KAGAYA_11949
お互いの周りをまわる2つのブラックホールが接近すると周囲の空間がぐにゃぐにゃに歪み、重力波が発生すると考えられています。 pic.twitter.com/x9EJvuvWnb
へたれ@Hetare_Takumu
Masahiro Ono@masahiro_ono
渡部潤一@cometwatanabe
大西浩次@koujiohnishi
重力波検出が本当なら
1)アインシュタインの予言から100年目にして、重力波の存在が実証。
(アインシュタイン方程式とその取り扱いがほぼ正しかった)
2)重力波源として、中性子星連星やブラックホール連星の合体の予測が実証された。(重力波のパタンで両者の区別可能)