アマゾンのリアル書店、全米に拡大 ネットもリアルもAmazon そんな世界も近い?

Gestalt
アマゾンは昨年11月、シアトルに同社初のリアル書店をオープンしました。それから一年、ネット通販最大手のアマゾンがまさかの大量出店を予告。その理由をまとめてみました。

2015年11月3日に一号店がオープン

アマゾンの実店舗「Amazon Books」は、ワシントン大学のすぐ近く、お洒落な店やレストランが集まるショッピングモール、ユニバーシティ・ビレッジに開店しました。
シアトルの新名所!アマゾン初の実店舗「Amazon Books」 | アメリカ | トラベルjp<たびねす>

アマゾンの実店舗
親しみやすい外観です。
しかしamazonを外に出て見る機会があるというのはなかなか慣れないかも・・・。

建物の屋根が開き、そこから続々と配送ドローンが飛び立つ・・・なんていうことが現実に起こりえる日もくるかもしれません。

月子@凛愛@tsukikoNB

アマゾンてアメリカで実店舗と受け取り拠点を大学の中に設置してるんだ…これは一般書店はたちうち出来ないし、わたしもそんなのあったら使ってただろうな…

品揃えは、Amazon.comでの顧客レーティングや予約などを基に選定。書評を掲載するソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のグッドリーズ(Goodreads)や、キュレーター(学芸員)による評価も参考とする。
米アマゾン、シアトルで初の書店実店舗をオープンへ| Reuters

ネットワークと実店舗が噛み合った面白い試みです。

Amazonブックストアが他の書店と大きく違うところは、オンラインデータを取り入れていること。
カスタマーレビューや発行部数などが表示されているため、それを参考にしながら本を購入することができます。
Amazonがリアル店舗をオープン!データを駆使した運営が話題に | TABI LABO

レビューがそのまま使われる。
Amazonウェブサイト上で多くの人の役に立った評価コメントがそのまま使われているものもあります。

今回、Amazonがオープンさせた書籍の実販売店舗の場合は、オンラインショップとの連携も図られており、オンラインショップで注文した書籍を実店舗で受け取ったりすることもできるようになっている。
Amazon: シアトルに本物の書店「amazon books」をオープン – BusinessNewsline

もちろんここで買える書籍の値段はamazonと全く同じ値段で買えちゃいます。

今日は新宿で洋書のロゴマークの本をパラパラ。
本屋で買うよりアマゾンで買う方が3〜4割安い。 fb.me/3liiV0soX

どーや@doya120

もう店舗で普通に買う意味ほんとないよなー。アマゾンのが安く買えるし。20パーオフとかほんとやすいですわ。全くしないけど店舗購入のメリットってフラゲくらいしかないような…
近年、実物を見てからネット通販で購入するといった行為が問題として取り上げられていましたが、アマゾンの店舗では全く問題ないようです。

店内の様子

本の配置がとてもハイセンス。
Amazon専属キュレーターによる評価に基いて行われており、ほとんどの書籍はレート4以上の評価を得た厳選された書籍ばかりだとか。
ヘッドフォンなどオーディオブックも充実している。
流石amazon.
幅広い年齢層に対応しています。

アマゾンのリアル書店では、各商品に添えられたプラカードに価格表示がなく、来店客が値段を知るにはアマゾン公式アプリがインストールされたスマホでカードをスキャンしなければならない。店は来店客のアマゾンアカウントの個人情報をもとに、その人に最適化されたサービスを提供し、購買意欲を促す。
謎だらけのアマゾン、リアル店舗戦略 「返品窓口にする」説も (Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

本棚に並ぶ本の多くは背表紙を表にしているのではなく、表紙がお客さんに分かるように配置されています。
嬉しい気遣いだと喜ばれる方も多いのではないでしょうか。

店舗拡大へ

米アマゾンが全米で300~400店のリアル書店をオープンする予定であると報じられた。
謎だらけのアマゾン、リアル店舗戦略 「返却窓口にする」説も (Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

Dennis K. Berman@dkberman

BREAKING: Amazon expected to open 300-400 PHYSICAL bookstores around U.S. on.wsj.com/1TBd8bd by @GregBensinger pic.twitter.com/4rzLmCCZL6

Mathrani氏(不動産投資会社「General Growth Properties」のCEO)は「Amazonの実店舗がオープンすることになりました。彼らの目標は、私の知る限りは300から400店舗です」と語ったとのこと。
Amazonがネットではない実店舗を300~400カ所オープンさせると報道、これにAmazonはお怒りの様相 – GIGAZINE

なぜ今さら実店舗の書店を出す必要があるのか?


https://matome.naver.jp/odai/2145491341689394601/2145491996696017503
店舗を持たないことが強みであるアマゾンがなぜ今更実店舗を増やすのか、と思う人もたくさんいるだろう。

「Amazon.comの物理的な拡張版」として作られた店舗は小規模ではあるものの、反響が上々だったためか、今回の店舗拡大の動きがおこっているものとみられます。
Amazonがネットではない実店舗を300~400カ所オープンさせると報道、これにAmazonはお怒りの様相 – GIGAZINE

モノを流通させるだけで担える消費者ニーズは限定的で、Amazonもアパレルやシューズといったカテゴリでは未だ充分なシェアを得られていないほか、主力である家電でも「直接接客を受けたい」「故障対応が不安」といった理由から多くの売上を取り逃しているから。
なぜAmazonは実店舗を出店するのか?危惧されるECの成長鈍化と「ネットだけでは成長しない可能性」 (1/2):MarkeZine(マーケジン)

このような未開拓のニーズを獲得していくためには、接客や故障対応、受取方法の拡充といった”サービス”は不可欠であり、そのインフラ化に乗り出すのはさらなる規模拡大を目指すamazonにとって当然であるといえます。

プリンター、なんの保証もつかないけど安いアマゾンで買うより、3千円ほど高くても保証とポイント付くビックカメラで買った方が良いよね?

ウォール・ストリート・ジャーナルの記事では、考えられる可能性のひとつとして、リアル店舗が返品窓口になることを挙げている。GGP
謎だらけのアマゾン、リアル店舗戦略 「返品窓口にする」説も | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

しかし、既にアマゾンは返品にも対応する「アマゾン・ロッカー」のサービスを都市部で始めている。
謎だらけのアマゾン、リアル店舗戦略 「返品窓口にする」説も | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

IBISワールドは、「読者のニーズにきめ細やかに対応できる地域密着型の小型書店は繁盛しており、小型店は今後5年間で成長が期待できる」と分析した。日本でも店長や店主が選んだユニークな本を提案し、読者の知的好奇心を刺激するセレクトショップのような書店が人気を集めている。
リアル書店はアマゾンの“懺悔”なのか 活字離れ…ネット通販じり貧状態に(3/3ページ) – 産経ニュース

滑竹茸之助@neo_tzaki

昼飯ついでに小説を買いに行きましょうかね。これは早く欲しいのでアマゾンではなく実店舗に
参考:「泊まれる本屋」
外国人観光客と国内旅行者向けホステル「BOOK AND BED TOKYO」が、9月末にオープンしており、注目を集めています。

実店舗の書籍店も需要があるということに気づいたのかも。

浅井治善@A_jiroza

最近本屋に立ち寄ることが減ってしまったが、アマゾンでばかり買うより、本屋で偶然出会う本って大事だと思う。たとえタイトルだけ見て買わなかったとしても。
https://matome.naver.jp/odai/2145491341689394601
2016年02月09日