「りんご病」が増加!…こんな症状には注意が必要

ユーロの行方
「りんご病」が増加し過去10年で最多となっています。りんご病の特徴、症状、予防策をまとめてみました。特に20週までの妊婦さんは症状に注意が必要です。

■「りんご病」が増加しています!

過去10年で最多

国立感染症研究所によりますと、去年報告された患者は先月16日時点で9万2625人で、過去10年で最多でした。
「流産の危険もある「リンゴ病」、患者数が過去10年で最多」 News i – TBSの動画ニュースサイト

今月17日までの1週間の患者数も同じ時期として過去最多になっています。
「流産の危険もある「リンゴ病」、患者数が過去10年で最多」 News i – TBSの動画ニュースサイト

流行の大きな年は、2001年、2007年、2011年、2015年で、4~6年の流行周期を持つ。
「りんご病」過去10年で最多、流行サイクルは4-6年 | リセマム

それぞれ各年で2010年50,061例、2011年87,010例、2012年20,966例、2013年10,118例、2014年32,352例。
「りんご病」過去10年で最多、流行サイクルは4-6年 | リセマム

■「りんご病」とは?

正しくは伝染性紅斑感染症。りんご病は通称。

伝染性紅斑(でんせんせいこうはん、ヒトパルボウイルスB19)感染症。通称『りんご病』『りんごほっぺ病』)
「りんご病」過去10年で最多、流行サイクルは4-6年 | リセマム

頬や腕にりんごのような赤い紅班が出ることから、この俗称で呼ばれることが多い
伝染性紅班(りんご病)過去10年で最多 妊娠中の女性は手洗い・うがいを | ガジェット通信

妊婦さんが感染すると、流産や早産の危険性が大幅に上昇するという、怖ろしい病
妊娠中、上の子の幼稚園でりんご病感染が…予防するには? | マイナビニュース

『りんご病はパルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。4歳から10歳くらいの幼児がかかりやすく、ほとんどが集団生活の中で感染します。一度感染すると免疫ができますが、免疫がなければ大人にも感染します。(産科婦人科看護師)』
妊娠中、上の子の幼稚園でりんご病感染が…予防するには? | マイナビニュース

「りんご病は主に飛沫感染で伝播しますが、飛沫は通常2m以上飛ぶことはないので、近くでの接触でなければ感染の可能性は低いと考えられます」
りんご病・手足口病、大人の症状は [T-SITE]

国立感染症研究所・感染症疫学センター室長・多屋馨子さん。

■こんな症状に注意

発熱や身体のだるさも。

りんご病の特徴的な症状は、頬が赤くなった後に、手足に紅斑が現われることです。
子どもに流行するりんご病の原因、治療法や予防法とは? | マイナビニュース

潜伏期は4~15日。感染すると、両頬に蝶形紅斑が現われることが特徴。
「りんご病」過去10年で最多、流行サイクルは4-6年 | リセマム

『成人が感染すると発熱や身体のだるさ、関節痛、また人によっては手足に発疹ができたり風疹に似た症状が起こります。(内科看護師)』
妊娠中、上の子の幼稚園でりんご病感染が…予防するには? | マイナビニュース

成人の中にはヒトパルボウィルスB19の免疫をもたない場合、発症することがある
子どもに流行するりんご病の原因、治療法や予防法とは? | マイナビニュース

子供の場合は症状が軽い

10歳未満の子どもが多く感染するといわれています
大人と子どものリンゴ病、症状がちがうって本当? | マイナビニュース

子どもの場合は症状が軽く、潜伏期間中は軽い風邪と診断されるケースがほとんどです。
子どもに流行するりんご病の原因、治療法や予防法とは? | マイナビニュース

紅斑も一週間程度でいったん治まり、その後も表われたり、消えたりを繰り返しながら次第に治癒していきます。
子どもに流行するりんご病の原因、治療法や予防法とは? | マイナビニュース

■特に妊婦さんが気をつける点

20週までの妊婦さんは特に注意が必要。

りんご病は感染力が弱いものの、妊娠20週までの妊婦さんは、かかると重症化のリスクがあるため注意が必要です。
妊婦のりんご病予防、マスクや手洗いだけで大丈夫? | イクシル

それを過ぎれば、感染したとしても胎児への悪影響は、ない場合が多いようです。
妊婦のりんご病予防、マスクや手洗いだけで大丈夫? | イクシル

『ママが過去に感染していれば抗体がありますが、その抗体を通して赤ちゃんに感染することもあり、胎児が感染すると重度の貧血を起こし流産や死産に至るケースもあります。特に注意が必要なのは妊娠20週までですが、既に安定期に入っているので万が一感染しても、胎児に悪影響はないと思われます。(産科看護師)』
妊婦のりんご病予防、マスクや手洗いだけで大丈夫? – Ameba News [アメーバニュース]

保育園や幼稚園に通う胎児の兄や姉が感染して妊婦にうつすケースが多い
リンゴ病が流行の勢い 育児中の妊婦は要注意 : J-CASTヘルスケア

■基本的な予防は手洗いとうがい

親子でそろって行う。

感染を防ぐには、日頃の予防策を徹底していくしかありません。
妊娠中、上の子の幼稚園でりんご病感染が…予防するには? | マイナビニュース

親御さんとお子さんでそろって、手洗い・うがいをしっかり行い、外から返ってきた時の使用済みタオルを誰かと共有しない。
伝染性紅班(りんご病)過去10年で最多 妊娠中の女性は手洗い・うがいを | ガジェット通信

ドアの取っ手などといった人が振れやすい部分をエタノールなどで消毒するといった注意が重要
伝染性紅班(りんご病)過去10年で最多 妊娠中の女性は手洗い・うがいを | ガジェット通信

流行時は外出を控えることも予防のひとつ。

現在のところ、りんご病を予防するワクチンはない
妊婦のりんご病予防、マスクや手洗いだけで大丈夫? | イクシル

「りんご病にかからないようにするためには、発病する少し前の子どもが多くいる場所に長い時間とどまらないようにするなどしか打つ手がありません。感染経路や危険性をできるだけ多くの人が知ることが、感染を広めないためには大切なことです」(多屋さん)
りんご病・手足口病、大人の症状は [T-SITE]

りんご病が流行っている時期の外出は控え、出かける際はマスクを着用しましょう。
妊婦のりんご病予防、マスクや手洗いだけで大丈夫? | イクシル

『りんご病はワクチンがありません。日頃からうがいや手洗いで、感染予防を心がけてください。幼稚園の送り迎えをしているのでしたら、マスクを着用した方がよいでしょう。(産科婦人科看護師)』
妊娠中、上の子の幼稚園でりんご病感染が…予防するには? | マイナビニュース

https://matome.naver.jp/odai/2145385827166087301
2016年01月27日