まさにロマンの塊…2015年の「宇宙」にまつわる素敵なニュース

銀河鉄道の昼
2015年もさまざまな宇宙に関する素敵なニュースがありました。その最たるものは探査機「ニューホライズンズ」によって冥王星の知られざる姿が明らかにされたことでしょうか。あるいは、地球外生命体の発見に大きく近づいたことかもしれません。そんな宇宙に関するニュースを簡単にまとめてみました。

ニュー・ホライズンズから「冥王星」の鮮明な写真が届けられた

今年最も「宇宙ヤバイ」と感じたニュースは?

今年最大のニュースを提供してくれたのはNASAの無人探査機「ニューホライズンズ」でしょう。2006年に太陽系外縁天体の調査を目的として打ち上げられた同探査機ですが、今年の7月についに冥王星へと接近し、その鮮明な画像を地球へと届けてくれました。この結果、NASAの研究者が「探査の成績は『優』ですが、予想の成績は『不可』である」と言うほど、これまでの予測を覆す驚くべき事実が次々と明らかになっています。

また、地球外生命体の発見に一歩前進した年でもありました。第二の地球として有望な系外惑星がいくつも発見されたかと思えば、土星の惑星に生命の存在が示唆されるという大ニュースもありました。

なんといっても今年最大の話題はNASAの「ニューホライズンズ」だろう。
2015年 天文宇宙ゆく年くる年 – アストロアーツ

一夜限りの冥王星フライバイ観測に成功し、初めて見る元・惑星の驚くべき姿を明らかにした。
2015年 天文宇宙ゆく年くる年 – アストロアーツ

2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズは、地球から約49億km離れた冥王星に、2015年7月14日に最接近。
冥王星に近づいた者だけに許される世界(動画あり) « WIRED.jp

上空約12,500kmの最接近点を通過しながら、冥王星とその衛星の一部をとらえたドラマティックな画像を、地球に絶え間なく送信した
冥王星に近づいた者だけに許される世界(動画あり) « WIRED.jp

次々と明らかになった「冥王星」の知られざる素顔

冥王星には「青空」が存在することが明らかに

無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」の観測データから、冥王星には青い空と氷が存在することが判明した
冥王星に「青空」と「水の氷」、NASA探査機が観測 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

NASAは観測結果の発表と同時に、ニュー・ホライズンズの搭載カメラが撮影した、冥王星を囲む青いもやの層の画像を公開した。
冥王星に「青空」と「水の氷」、NASA探査機が観測 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

冥王星には「氷の火山」が存在する

アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど、無人探査機「New Horizons」から送られてきた冥王星の画像を分析した結果、「氷の火山」とみられる地形が2つ見つかったと発表した。
冥王星に「氷の火山」か – NASAが探査機の画像で発見 | マイナビニュース

火山といっても火を噴いているわけではなく、水や窒素、アンモニア、メタンなど凍ったような物質を噴出した「氷の火山」だという
冥王星に氷の火山 NASA探査機が発見 | サイエンスポータル

冥王星の山々は「氷の海」に浮かんでいる
王星の山々の正体は水が凍った氷の塊で、おそらく窒素が凍った氷の「海」に浮いているという。

「冥王星の表面はどこから見ても、火星と同様に複雑です。雑然と存在する山々は、スプートニク平原内の凍った窒素の堆積物中に浮かぶ巨大な水の氷塊かもしれません」
冥王星フライバイから2か月、ニューホライズンズから本格的にデータ送信開始 – アストロアーツ

ニューホライズンズ研究チーム Jeff Mooreさん

「冥王星で最も大きい山々でさえ海に浮かんでいるのかもしれません」
冥王星に信じがたい5つの新事実発覚 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ニューホライズンズ研究チーム Jeff Mooreさん

ホーキング博士らが史上最大の地球外生命体探査をスタート

“宇宙人”を探そうというロマンに満ちた大計画がスタート

英理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士は20日、地球外の知的生命体を探査する史上最大規模の計画を発表した
ホーキング博士、地球外の知的生命体探査 史上最大の計画を発表 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

ロシアの大富豪ユーリー・ミリネル氏が1億ドル(約124億円)を出資し、欧米の科学者らが協力。
地球外生命探査の新計画…地球に近い100万の星など対象 ホーキング博士「非常に重要」と支持 – 産経ニュース

米国とオーストラリアの電波天文台で捉えたデータを使い、10年間かけて、地球に近い100万の星を中心に、文明の存在を示す信号を探す。
地球外生命探査の新計画…地球に近い100万の星など対象 ホーキング博士「非常に重要」と支持 – 産経ニュース

「地球外生命体を探す手がかりを見つける時が来た」
ホーキング博士、地球外知的生命体を探す新プロジェクトを支持「手がかりを見つける時が来た」

ホーキング博士

“地球のいとこ”と呼ばれる系外惑星が発見される

「ケプラー452b」の発見が公表された

NASAのケプラー宇宙望遠鏡が、「第2の地球」を発見した。この惑星は、これまでに見つかっている多数の太陽系外惑星の中で、地球に最もよく似ているという。
地球に「最も似ている」太陽系外惑星を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ケプラー452bと名付けられたこの惑星は、地球から約1400光年離れたところにある恒星のまわりを回っている。
地球に「最も似ている」太陽系外惑星を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

地球は誕生から45億年、ケプラー452bは60億年経っていると推定される。直径は、ケプラー452bが地球の1.6倍だ。
donga.com[Japanese donga]

これまで発見された系外惑星の中では最も有望な「第二の地球」だ

ケプラー452-bは、太陽とほとんど同じ温度、明るさ、大きさの恒星の周りを公転しています。その恒星は太陽の1.1倍の明るさをもち、大きさは1.2倍。軌道半径は地球よりも5%長いとのこと
観測史上もっとも地球に似ている「ケプラー452-b」ってどんな星? : ギズモード・ジャパン

「ケプラー探査機による太陽系外探査で見つかった天体の中で、ケプラー452bが最も地球に似ています。ケプラー452bの発見によって、我々は『第二の地球』の発見にまた一歩近づきました」
人類が居住可能な地球と同サイズの天体「ケプラー452b」を太陽っぽい恒星の近くに発見 – GIGAZINE

NASAワシントン本部のJohn Grundsfeld氏

「地球は少しだけ孤独ではなくなりました。すぐ近くに新入りがやってきたんですから」
観測史上もっとも地球に似ている「ケプラー452-b」ってどんな星? : ギズモード・ジャパン

ケプラーのデータ分析を担当するJon Jenkinsさん

地球から僅か14光年の距離に「居住可能惑星」が発見される

将来的には太陽系外での生命探査も視野に?

地球からたった14光年という距離に、生命が存在する可能性のある惑星が発見されました。
地球からたった14光年! 最短距離の地球型惑星を発見 – ねとらぼ

この星の名前は「Wolf 1061c」で、発見したのはオーストラリア、University of New South Walesの研究者たち。
地球によく似た星を新たに発見!系外惑星の中で最も近く、生息可能ゾーン内に存在

研究者らによればそのうちのWolf 1061cはハビタブルゾーンに位置し、表面が堅い岩などに覆われ、水や生命の存在する可能性があるという。
地球によく似た星を新たに発見!系外惑星の中で最も近く、生息可能ゾーン内に存在

「この宇宙の巨大さから見れば、この距離は魅了的だ。その星は私たちの近い隣人であると考えられ、(これから)生息可能な星の主役を務めることになるだろう」
地球によく似た星を新たに発見!系外惑星の中で最も近く、生息可能ゾーン内に存在

土星の衛星「エンケラドス」に生命存在の可能性が示唆される

地球外生命の発見に大きく近づいたのではないかと言われる

地下に液体の海があるのでは、と注目されてきた土星の衛星エンケラドス。日独米の共同研究により、地球の生命を育んだのと似たような海底の熱水環境が現存しているらしいことが明らかになった。
エンケラドスの地下海に熱水環境 – アストロアーツ

これまで海や有機物が存在することは分かっていたが、新たに米航空宇宙局(NASA)などの土星探査機「カッシーニ」の観測で海底に熱水があることが発見された。
土星の衛星で生命に必要な要素を確認 東大ら研究グループ : J-CASTニュース

観測の結果、この衛星は氷の下に全球に広がる海があり、噴出する間欠泉の分析から、地球海底の「熱水噴出孔」と同じような熱水環境があることが分かった。
地球外生命への期待 子どもの夢広がる惑星探査 | 教育新聞 公式サイト

これで生命に必要な液体の水、炭素などの元素、熱などのエネルギーの3大要素の存在が明らかになったことになる。
土星の衛星で生命に必要な要素を確認 東大ら研究グループ : J-CASTニュース

宇宙輸送新時代の幕開けか…ジェフ・ベゾスが快挙を達成

米アマゾン社の創設者が設立した民間宇宙開発企業「ブルーオリジン」は24日、テキサス州から23日に打ち上げた宇宙ロケットを地上に垂直軟着陸させる実験に成功したと発表した
アマゾン創設者の米民間宇宙企業 ロケットの垂直軟着陸に成功 | ハザードラボ

原則として使い捨てられる運命のロケットの再利用に道を開く「歴史的着陸」だ。
アマゾン創設者の米民間宇宙企業 ロケットの垂直軟着陸に成功 | ハザードラボ

再使用可能ロケットは、低価格な宇宙旅行の重要なカギとなるため、宇宙への扉を開くことができる
宇宙で新たな「ゴールドラッシュ」が始まる | Peter Diamandis

「きょう、歴史を作った。誰もが宇宙旅行を気軽に楽しめる日を迎えるために、これからも努力していく」
アマゾン創設者の米民間宇宙企業 ロケットの垂直軟着陸に成功 | ハザードラボ

ジェフ・ベゾス氏

これに負けじとイーロン・マスクも「ファルコン9」を打ち上げた

イーロン・マスク率いるスペースX社も「ファルコン9」の打ち上げ実験に成功した

米国のスペースXは12月21日(現地時間)、通信衛星「OG2」11機を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功した。
米スペースXの「ファルコン9」ロケット、第1段機体の着陸に成功 | マイナビニュース

インターネットベンチャー企業を率いるイーロン・マスク氏が設立したスペースXは、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を行うドラゴン補給船の製造を担うとともに、将来的にはロケットの再利用を目指して研究開発を進めている
スペースXロケット「ファルコン9」 軟着陸に初成功 再利用へ望み | ハザードラボ

ファルコン9では、ロケットの一番大きな部分である第1段目が回収・再利用される。一度打ち上げたロケットでも、整備し、推進剤を再補給すれば、もう一度宇宙へ行くことが可能だ。
「ファルコン9」が地球に帰還 企業家が開く未来社会 | ザ・リバティweb

ファルコン9では、ロケットの回収が確実になれば、打ち上げ費用は約100分の1になるという。そうなれば、民間企業間での宇宙開発が活発化し、宇宙がより身近な存在になるだろう。
「ファルコン9」が地球に帰還 企業家が開く未来社会 | ザ・リバティweb

日本の宇宙探査も大きな進歩を遂げる年となった

探査機「あかつき」を金星の周回軌道へと投入

2015年は、日本の宇宙探査において惑星探査の先進国入りを果たすための重要な年となった。
日本の宇宙探査、この一年――リベンジ果たす「あかつき」、Ryuguに針路「はやぶさ2」 – 航空・宇宙 – 日経テクノロジーオンライン

その一つが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき」の金星の周回軌道への投入だ。
日本の宇宙探査、この一年――リベンジ果たす「あかつき」、Ryuguに針路「はやぶさ2」 – 航空・宇宙 – 日経テクノロジーオンライン

これで惑星探査の分野でも日本はデータを世界に供給できるようになり、同分野で世界に貢献できるようになった
日本の宇宙探査、この一年――リベンジ果たす「あかつき」、Ryuguに針路「はやぶさ2」 – 航空・宇宙 – 日経テクノロジーオンライン

「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへと旅立った

昨年末に打ち上げられ、地球とほぼ同じ軌道で太陽を周回していた探査機「はやぶさ2」が12月上旬、ぐっと加速して進路を変え、目的地の小惑星、りゅうぐう(竜宮)へと旅立った
「はやぶさ2」導く技 スイングバイ、驚きの精度  :日本経済新聞

リュウグウは、地球と火星の間にある大きさ約900メートルの小惑星で、サトイモのような形をしています。その岩や砂には、生命の源となる有機物や水の分子が含まれているとみられています。
はやぶさ2 小惑星リュウグウへ 太陽系誕生の謎に迫る旅 : KODOMO : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

リュウグウに3回着地し計100ミリグラム以上の岩石を採取し、32年に地球に持ち帰る計画。新開発の装置で人工的にクレーターを作り、宇宙線の影響を受けていない地下からの採取も目指す。
探査機はやぶさ2が小惑星への軌道変更に成功 平成30年の到着目指す – 産経ニュース

大宇宙時代への第一歩か…米国で「宇宙法」が承認される

宇宙の商業開発がより身近な時代に突入するかもしれない

3年近くの努力を経て、オバマ大統領の署名により、小惑星や宇宙資源の私的所有権を認める法律が成立しました。
宇宙で新たな「ゴールドラッシュ」が始まる | Peter Diamandis

11月25日(現地時間)、オバマ大統領は小惑星や月など天体で営利目的に資源を採掘して販売することを認める法案「2015年宇宙法(H.R.2262:space act of 2015)」に署名しました
オバマ大統領、2015年宇宙法に署名。小惑星の資源採掘と商業利用ができるように : ギズモード・ジャパン

商業宇宙産業の発展を目指し、「商業宇宙打ち上げ」「商業リモートセンシング」「宇宙商務局」「宇宙資源探査およびその利用」の4章で構成されている
宇宙ビジネスの新潮流:オバマ大統領が新法案にサイン 宇宙資源開発・利用ビジネスは加速するか? (1/3) – ITmedia ビジネスオンライン

「宇宙の商業開発はもはやSFでないにもかかわらず、その現実性に対する誤解が多く、特に資金調達面で苦労している。同法案はその誤解を解くものになると期待したい」
宇宙ビジネスの新潮流:オバマ大統領が新法案にサイン 宇宙資源開発・利用ビジネスは加速するか? (2/3) – ITmedia ビジネスオンライン

https://matome.naver.jp/odai/2145144909027191301
2015年12月31日