米FRB、9年半ぶり利上げ決定
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、いわゆるリーマンショックのあと7年間続けてきた異例のゼロ金利政策を解除して利上げを始めることを決定し、日本やヨーロッパに先んじて大きな政策転換に踏み出すことになりました
米FRB 利上げ決定 7年続いたゼロ金利政策を解除 NHKニュース
金利の誘導目標をゼロ─0.25%から0.25─0.50%に引き上げることを決めた
ドル強含み、米利上げ発表後は乱高下=NY外為市場| Reuters
そもそも、利上げってなに?
アメリカは2008年にリーマン・ショックが起こり、経済が激しく停滞しました。つまり、景気が悪くなり、市場にお金が出回らなくなった
(いまさら聞けない)米国の利上げって何?どんな影響がある?
リーマンショックが起きたあと、金利を引き下げて景気を刺激していたわけなんですね。
金利の引き下げは行われ続け、最終的には「ゼロ金利政策」となった
米利上げはなぜ世界にとって大きな問題なのか | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ゼロ金利というのは、金利無しでお金を貸している状態。言ってみれば異常な状態です。だから、アメリカはできるなら、金利を上げて、正常化したいわけなんです。
アメリカの利上げは去年から実施が決まっていた
米国の利上げというのは世界経済に影響を及ぼす可能性があり、世界の中枢であるアメリカが世界経済を乱すわけにはいかない
FRB、一時代の終わりを迎える – WSJ
実は2015年の夏に実行する予定だったのですが、ギリシャデフォルト問題や中国株価大暴落があったりして、なかなかタイミングが見つけづらかったわけです。
じゃあ結局利上げしたらどうなるわけ?
国の中央銀行の金利が上がると、各金融機関の金利も上がります
世界連鎖株安と米国利上げで「景気後退」の予感は強まる 熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト|経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層|ダイヤモンド・オンライン
なぜなら、金融機関も中央銀行からお金を借りたり、他の金融機関からお金を借りたりしているからです。そうすると、銀行からお金を借りている企業の、利息の支払いが増加しますね。利息の支払いというのは費用なので、企業の利益はその分減少します。つまり、企業の業績が悪化する可能性があります。
ドル高になる?
アメリカの金利が高くなるなら、わざわざリスクの高い新興国へ投資するより、ドルや米国債を持っていたほうがいい
米国利上げはなぜ新興国通貨の下落を引き起こすのか?
したがって、新興国からアメリカにマネーは引き上げられ、新興国の成長は鈍化する恐れがあるのです
みんながドルを欲しがるわけですから、ドルが強くなる
ドル反発、米CPI強く米利上げ期待高まる=NY外為市場| Reuters
これが、ドル高です。当然、日本に投資されているマネーの一部もアメリカに引き上げられるわけですから、円安ドル高が進む可能性が高くなります。
日本の株価が下がる?
日本の株式市場はアメリカのマーケットの影響を強く受けているので、アメリカ市場につられてネガティブな反応を示す可能性も
◆米国(アメリカ)利上げが日本株にもたらす影響|初心者でも学べる株の学校マナカブ.com
簡単に言えば、100円で120円のものが買えるわけです
利上げは1年も前からずーっと言われていることですので、アメリカのマーケットもすでに織り込み済みだと言う専門家も多い
コラム:米利上げ、日本に輸出減少と株価下落の「副作用」| Reuters
利上げが発表されても、「はいはいわかってますよ」という感じで、市場は何の反応も示さない可能性があります
まとめると
・企業の業績が悪化する可能性がある
・アメリカの株が下がる可能性がある
・ドル高になる可能性がある
・円安になる可能性がある
・日本株も下がる可能性がある
・米国株に日本株も上がる可能性がある
結果、今後どうなるのか断定的なことが分かりませんが、利上げが実行されて、マーケットがどんな反応を示すのか……気になるところです。


