主人公は死んでいた!?Call of Duty(コールオブデューティ)最新作 ブラックオプス3の裏側

ロケット太郎
大人気FPSゲーム Call of Dutyシリーズ最新作にして、数多くの謎が散りばめられ、CoD史上最も難解な物語を展開するBlack Ops 3。今回は、その裏に起こっていた事に迫ります。

*注意

この先にはブラックオプス3の物語の核心に触れる重大なネタバレが含まれています。

それ故、一度キャンペーンをプレイしてからの閲覧を推奨します。

それでもよろしいですか?

それでは、どうぞお楽しみ下さい。


https://matome.naver.jp/odai/2145031671954194901/2145032253161454803

キャンペーンモードの謎を解く鍵として、ミッションが始まる直前に背景で文字列がスクロールし、単語を拾ってきて各ミッションの概要を表示するカットシーンがあります。

実はこの流れる文字列は、キャンペーンモードでヴィランとして登場としたジョンテイラーが書いた作戦報告書であり、しっかりとした文章になっています。
CoD:BO3:主人公は死亡?すべて幻?キャンペーンの謎をディープに考察 | EAA!! – FPS News

その内容とは?

後ろに流れる英文。これがれっきとした文章なのです。

ミッション1:ブラックオプス
和訳:
作戦報告書が到着。ウィンズローアコード前哨セーフハウス。レポート名称:CO JTセカンダリ:SD。連絡担当官WASF:JH WASF
作戦報告書:機密WACF
SOCWA-C 最高機密。
暗号 #1-8-9-2-T-1-0-2.作戦概要:捜索救難。
ターゲット確保。ミッション状況:済
omnipedia @ ウィキ – ミッション1:ブラックオプス

BO3作中のセーフハウスのデータ保管所内に存在する、wikipediaのパロディサイトの【Omnipedia】を実際にwikiに纏めたサイトです。
その中の、各ミッションの作戦報告書を翻訳したページより、最初のミッションから抜粋しております。
以下5項目も同様。

なお、その他情報も色々あります。

2065年10月27日約午後2時。エチオピアのシミエン山脈に位置するNRCの飛行場にて重要保護対象者であるエジプトのサイード首相が捕らえられていることを確認。
近日のNRCがカイロで敗退したことにより、首相が報復の見せしめであることはSOCWAも疑う余地は無かった。
作戦の最優先事項はEXFILドローンによる首相の救出および作戦地域の脱出。
制空権は制圧されており、DEADシステムのハッキングは今作戦の成功の鍵となる。21:00行動開始。

今作戦では2つのチームが展開された。第一部隊は私のチーム、セバスチャンディアス、サラホール、ピーターマレッティで構成されたWAブラックサイバーオプスチーム。第二部隊がWASF。ヘンドリクスが指揮官で何人かの新人で構成されたチームだ。
プランはWASFがサイード首相の救出にあたり、私のチームがNRC軍の注意をひくというものだった。

主人公はこのWASF(ウィンズローアコード特殊部隊)の新人です。

自己開示-今作戦は作戦#61-63-6B-75(ミッション10:ロータスタワー)の後、初めてのヘンドリクスとの共同作戦であった。
ヘンドリクスは私の腕につけてあるスカーフに気づき、レイチェルケインのことをたずねてきた。ヘンドリクスは私たちが別れたことを知らないのだろう。ご存知の通り、作戦は当初の予定通りにはいかなかった。
WASFは、ロータスタワーで敵に捕縛され死亡したと見られていたカリル大尉を発見した。
当初は私は両氏の救出には十分な時間がないと考え、サイード首相のみの救出が最優先事項であることを進言しヘンドリクスのリクエストを拒否した。
しかし、熟考の上私は考えを変えた。ヘンドリクスのチームがEXFILに移動する間、ヘンドリクスのチームの援護に回った。

この事から、10番目のミッション『ロータスタワー』は、時系列的にはこの『ブラックオプス』の前だと分かります。
テイラーは、劇中では『サンドキャッスル』に相当するミッションで好意を伝えられて以降付き合っていましたが、ロータスタワーの1件で別れています。その際置いていったレイチェルのスカーフを左腕に巻いています。
なお、その後のミッションではスカーフを巻いていません。

ドローンがカリル大尉とサイード首相を確保できたが、チームはそうではなかった。ヘンドリクスチームのVTOLはまだヘンドリクスの隊員が地上で交戦中だったが飛び立ってしまった。
隊員たちは抗戦むなしく、NRCのロボットに圧倒され隊員の多くが生還できなかった。
今回の報告書について言及したい。今作戦の責任は全て私にあり、私が今回の結果を招いたということを。
ヘンドリクスに非は一切無い。カリル大尉も救出することを進言したのは彼だが、救出を決定し、最優先事項を無視したのはこの私である。
私の決定がもたらした悲劇についても、我々の仲間を助けようとしたことは正しいことであったと信じている。

体を捩じ切られていく光景はショッキングなものでした。
やはり、昔の仲間ゆえ、またヘンドリクスの移籍理由ゆえ、テイラーもヘンドリクスを責められないのですね……。

ヘンドリクスのチームの生き残った隊員は、緊急救命手術を受けるためにチューリッヒの施設へ搬送された。
術後、彼らはサイバーオプスプログラムの候補者となり、DNI手術の適性も認められた。
四肢切断手術、オーグメンテーション手術の前に、私は個人的に彼らの調整、順応、トレーニングをアシストするために接続した。
彼らはポテンシャルがあった。しかし、不幸にも外科的合併症により彼らはその後死んだことが発表された。

この「彼ら」の一人が、今作の主人公なのです。
また、ここでテイラーが主人公のDNIに接続していた事も記されています。
どうやら、不正規な接続だったようです

不正接続故、医師たちに止められています。

ミッション3以降の作戦報告書には、ジョン・テイラーが過去に遂行したミッションの作戦報告書が記されており、過去にという隠密チームに所属し、そのミッション内容は、プレイヤーが遂行したミッションと酷似していることも判明。

以上の情報から、プレイヤーがプレイしたミッションはジョン・テイラーが過去に遂行したミッションをDNI内のシュミレーションで追体験している。という説が濃厚になってきます。

ミッション「復讐」でプレイヤーがみせたケインへの執着や、最後のミッション「ライフ」でプレイヤーが自身をテイラーと名乗のるもの、ジョン・テイラーにプレイヤーの意識が乗っ取られたと解釈すると辻褄が合います。

しかし、ミッション「ライフ」からも分かるように、どこから現実でどこからシュミレーションなのかはっきりとした境目はなく未だ考察の余地があります。
CoD:BO3:主人公は死亡?すべて幻?キャンペーンの謎をディープに考察 | EAA!! – FPS News

つまり、3番目以降のミッションは全て、死の間際の主人公にテイラーが自分の経験を元に見せている夢だという事です。
悪役にはテイラーのチームが当てられていますが、本来は”ファイ”達だったようです。

元々の歴史は?

テイラーが行った本来のミッションは、裏切って敵に情報を流した”ファイ”メンバーを追いかけ抹殺するというモノで(表向き彼らは戦死として処理されている。)、その過程でヘンドリクスは汚れ仕事が嫌になり、WASF(ウィンズロー・アコード特殊部隊)に移籍したとの事。
ファーストミッションで、ヘンドリクスが捕虜達のことで「優先事項じゃなかろうと、あいつらも人間だろうが!」と激昂していたのは、この辺りのトラウマがあったからなのでしょうね……。

ハッキリしない夢と現実の境界線。

どこからが夢なのかという見解に関してですが、10番目のミッション『ロータスタワー』の最後でレイチェル・ケインがスカーフを置き、別れを告げて退室する場面があります。ところが、第2ミッション『新たな世界』の最後に病室で目を覚ますシーンで、そのスカーフとレイチェルらしき後ろ姿が確認できるため、少なくともこの場面は、別れの場面を流用したシミュレーションであると言えそうです。

また、ファイナルミッション『ライフ』に関しては、これが夢だと気づいた主人公の脳がシミュレーションを終わらせるために展開しているのだという説もあるようです。
その為、ラスボスである「コルヴス」も、実は現実には存在しないという見解や、果ては主人公を操作している我々が「コルヴス」なのだというような説まで出ています。

ミッションプロトコルの頭文字にも意味が。

ミッションプロトコルの頭文字

ミッションのプロトコルをミッション順に並べると以下のようになる。

1. O scar
2. R omeo
3. W hiskey
4. E cho
5. A lpha
6. R omeo
7. E cho
8. T ango
9. A lpha
10. Y ankee
11. L ima

ORWEARETAYL ,ミッション1と2のプロトコルをを最後におくと WEARETAYLOR となり” WE ARE TAYLOR “となる。
ミッション3から文が始まるのは、実際の時間軸を現している可能性がある。
omnipedia @ ウィキ – ミッションプロトコルの頭文字

つまり、主人公はずっとテイラーとしてミッションを行っていたわけで……そう考えると何だか薄気味の悪いものを感じさせますね。

この辺りの仕掛けは、DEAD SPACEを彷彿とさせるモノがありますね。

ブラックオプス(汚れ仕事)の系譜

ブラックオプスシリーズは、全体的に戦争の陰惨で捻じ曲がった部分が強く強調された作品なだけに、その集大成とも言うべきブラックオプス3は、これまでの作品以上の不気味さとミステリアスさを醸し出した名作と言えるでしょう。
ここまでの作り込みには感服の一言です。

https://matome.naver.jp/odai/2145031671954194901
2015年12月17日