スペインオオヤマネコ
また、過去かこには病気の流行でウサギが姿すがたを消し、スペインオオヤマネコが一気に減へったことがある。スペインオオヤマネコのエサのほとんどがウサギなのだ。開発で森の環境かんきょうが悪化する今、何かのきっかけで再ふたたびウサギが減へることも考えられる。もしそんなことが起これば、ただでさえ減へっているスペインオオヤマネコは、取り返しのつかないダメージを受けるかもしれない。
スペインオオヤマネコ-調べてみよう!絶滅しそうな動物たち-絶滅危惧動物図鑑(ぜつめつきぐどうぶつずかん) | コニカミノルタ
スマトラオランウータン
スマトラオランウータンは、主に湿地林やマングローブなどがある河畔林などの熱帯低地林に生息していて、多くは標高200~400m程の果実の多い森の中で生活しているが、標高1000~1500m程のところでも見られる。
野生での寿命は40~50年程度で、雄の寿命は少し長いとされている。
また、飼育下での寿命は55年が記録されている。外敵はウンピョウやスマトラトラなどが挙げられるが、一番の外敵は人間で、スマトラオランウータンが生息する森林地帯は、森林伐採や意図的な山焼きなどによって急速に減少していて、生息数も減少している。
また、肉を目的とした狩猟や、幼獣をペットとする目的での母親の殺害なども生息数を減少させている。現在、スマトラオランウータンはボルネオオランウータンと共に、国際自然保護連合のレッドリストに絶滅危惧種として記載されているが、スマトラオランウータンはいっそう絶滅が危惧されるCRとして指定されていて、更なる保護が求められている。
動物図鑑/スマトラオランウータン
monica@cocomomonica
ウォンバット
キタケバナウォンバットの存在が知られるようになったのは19世紀後半。乾燥した厳しい環境で生きるキタケバナウォンバットは、当時から数の少ない動物だった。そこに追い打ちをかけたのが、20世紀せいきに急増きゅうぞうした家畜かちくの放牧ほうぼく。エサとなる草をヒツジやウシとうばい合うことになり、ますます数が減へっていったのだ。
そして生息地はたったの一カ所、オーストラリア東部のエッピング・フォレスト国立公園だけになってしまった。でも、うれしい知らせもある。その国立公園で懸命けんめいな保護ほご活動が行われ、数が少しずつ回復しているのだ。家畜動物の侵入を防ぐ柵などのおかげで、一時は30頭くらいにまで減へっていたキタケバナウォンバットは、今では100頭を超こえるまでになった。
キタケバナウォンバット-調べてみよう!絶滅しそうな動物たち-絶滅危惧動物図鑑(ぜつめつきぐどうぶつずかん) | コニカミノルタ
森井啓二@keijimoriiVet
フタコブラクダ
砂漠地帯では特に有益な動物で、トルコより東のイランやカスピ海沿岸、中央アジアやからモンゴル高原などに分布している。
しかし、現在生息しているフタコブラクダのほとんどは家畜種で、野生種のものはモンゴルのアルタイ山脈のふもとなどに極めて少数が存命しているだけと言われている。
この為、野生種は国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価では絶滅危惧種(CR)としてレッドリストに指定され、保護されている。野生のものは小さな群れで半砂漠地帯やステップ地帯などに生息しているが、群れは1頭の雄に率いられた6~20頭程で、水や食料を求めて移動する生活を送っている。
また、冬には雪の積もる丘の斜面や山などに水を求めて長距離を移動し、水が豊富にある山岳地帯などでは100頭ほどの群れをつくることもある
動物図鑑/フタコブラクダ
ダマガゼル
棲息地の多くが狩猟を制限するのが難しい貧しい国のため密猟はなくなっていない。
個体数は不明だが500頭前後と考えられる、過去10年間で約80%も減少している。
開けた草原や砂漠に棲息する。
まだ沢山のダマガゼルが生きていた頃には500頭を超える群れを形成する時もあったが、今は15頭~20頭の群れで行動している。
ダマガゼル2
乾きに強く干ばつになってもかなり長い間水分を必要としないで活動する事が出来る。
食物は草本や木の葉などで、高い場所にある葉を採食する時は後ろ足だけで器用に立ち上がって食べる。ダマガゼルは尿と糞を使って縄張りをマーキングする、捕食動物が接近してきた場合には大きくジャンプして周りの仲間に危険を知らせる。
ダマガゼル – 絶滅危惧種と国立公園
ヨウスコウワニ
温帯域に生息する唯一のワニで、現地では冬の間は冬眠することが知られており、熱帯のジャングルに生息するワニのイメージを覆す存在です。
同じ鰐でも、クロコダイル科の ガビアルモドキ(Gavialモドキ)は口吻が長く歯が鋭く表情が怖いですが、 このヨウスコウワニは口吻が短く歯もそれほど鋭く無く表情も穏やか(な感じ)です。 巣穴を掘り、冬にクマ(熊)のように冬眠します。 水田の貝が好物ですが、魚、小動物なども食べます。 性格がおとなしい鰐で、クロコダイルと異なり人を襲ったという報告はないようです。 貝を捕る際に田圃を荒らすので害獣として駆除されたり、 生息地の環境破壊などで野生種はほぼ絶滅の危機に瀕していましたが、 中国政府による国家的プロジェクトで保護され、絶滅は免れたようです
ヨウスコウワニ(揚子江鰐)
クロサイ
クロサイは、かつてはコンゴ盆地を除くサハラ砂漠より南のアフリカに広く分布していて、ナイジェリアやチャド、スーダン、中央アフリカなどでも見られ、サイの中ではもっとも数が多いと言われていた。
しかし、角を目当ての乱獲や密猟、生息地の破壊などによってクロサイの数は著しく激減し、現在では、いずれの種も国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、絶滅危惧種としてレッドリストに指定されている。
動物図鑑/クロサイ
z(◯◯)na@ekundazoo
フタイロタマリン
オマキザル科 (Cebidae) は、霊長目(サル目)の科の1つ。キヌザル科と呼ばれることもある。中南米に棲息するサルのグループである広鼻猿類(新世界ザル)を構成する4つの科の1つである。マーモセット(キヌザル)、タマリン、オマキザル、リスザルの仲間からなる。南アメリカ・中央アメリカの熱帯・亜熱帯地域に広く分布する。
オマキザル科 – Wikipedia
キンドル日本語版 情報ヘッドライン@Kindle_JP
オサガメ
オサガメは、トロール漁法や延縄漁法の犠牲になることは少ないものの、 海洋生物が豊かな海での漁獲の影響に曝されている。延縄で、餌に食いつくことは 殆どないが、鉤などに絡みつくことがある。また浅い海域で、トロール網や刺し網にかかることがある。 卵の盗掘と漁業による採捕(溺死)が、オサガメが劇的に減ってきた原因とされている。
James R.Spotilaによる報告によれば、世界全体でメスの成体が1980年に115、000頭いたものが、 1996年には34、500頭に減ったと推定されている。また太平洋域Mexicoで1980年に90、000頭 いたオサガメが最早生息しておらず、またMalaysiaで1956年に10、000頭いたオサガメが 2003年には2頭まで減ったとも報告されている。
Osagame
世界の絶滅危惧動物のほんの一部を紹介させていただきました。
中には10年どころか数頭にまで減ってる種もあり、その保護が急務となっています。
地球上から姿を消すなんて寂しい限りですし、子供達の世代にまで大切に残していきたいですよね。
ましてや、その原因の大半をしめるのが私たち人間にあるとなるとなおさらです。