「節薬」で医療費節約!全国に広がる残薬問題対策「節薬バッグ運動」

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「節薬」という言葉を知っていますか?厚生労働省によると、余った薬や飲み忘れた薬などの潜在的な残薬は年間500億円分に上り、薬剤師の管理や指導によって400億円分は改善できると推計されています。その取り組みの一つ、節薬バッグ運動を紹介します。

■福岡市発の節薬バッグ運動

飲み忘れ等でご自宅に余っている薬はありませんか?
複数の医療機関から、同じような薬をもらっていませんか?
それらを減らして、みんなで節薬してみませんか?
(社)福岡市薬剤師会は「節薬バック運動」を推進します!!
「節薬バッグ運動」(第1弾 トライアル)実施!! | 福岡市薬剤師会

■増える医療費、残薬問題。残薬の有効活用としての運動

近年、医療費の増加が深刻な問題となっており、削減のためのさまざまな施策が検討・実施されている。「節約バッグ運動」もその施策の一つで、2012年から福岡市薬剤師会と九州大学が共同で実施している。
これは専用のエコバッグ(節薬バッグ)を患者に配布し、飲み忘れなどにより自宅に残っている薬を全てバッグに入れて薬局に持参してもらう取り組みで、薬局の薬剤師はその残薬の量や使用期限を確認したうえで医師に連絡し、処方数量の調整の相談を行う。使える分は差し引いて薬を処方したりするなど、残薬を有効活用し、医療費の削減に貢献するのが狙い。

福岡市の節薬バッグ
これに自宅に眠っている薬を入れて、薬局に持っていく。

■節薬・残薬調整のメリットって?

薬の飲み間違いによる副作用の発生を防ぎ、医療費の適正化を図って負担を軽減することもできるとして、全国から注目を集める運動となっています。

メリット① 医療費の節減

薬局薬剤師の呼びかけによる残薬の有効活用によって、薬剤費の約20%を削減できた
【福岡市薬剤師会】「節約バッグ運動」で成果‐薬剤費の2割を削減 : 薬事日報ウェブサイト

福岡市薬剤師会が試行した節約バッグ運動の成果として、約2割の薬剤費を削減できたと発表

厚生労働省によると、潜在的な残薬は年間500億円分に上り、薬剤師の管理や指導によって400億円分は改善できると推計
【福岡市薬剤師会】「節約バッグ運動」で成果‐薬剤費の2割を削減 : 薬事日報ウェブサイト

「薬はただではない。無駄になった薬が国の財政を圧迫していることを一人一人が考えてほしい」
【福岡市薬剤師会】「節約バッグ運動」で成果‐薬剤費の2割を削減 : 薬事日報ウェブサイト

なかむー@tokumeikosan

毎年500億円…“残薬”をなくそう 「節薬バッグ」で無駄省く – SankeiBiz sankeibiz.jp/econome/news/1…

メリット② 副作用を防ぐなど、患者のリスク軽減

定期的な薬剤師のチェックを受けることで、期限切れの薬の副作用や、薬の悪い飲み合わせを防ぐことができます。

飲み間違いを防止し、医療費負担の軽減にも
薬の適正使用をサポート、全国への拡大も視野に
「節薬バッグ運動」が好調、福岡市薬剤師会 – ココヤク News –

じみー!@gmmy1120

確かに薬って残るんだよね。全部飲み切るべきんだろうけど。遺しておくうちになんの薬かわからなくなったり。

自宅にたまる「残薬」ムダ対策に「節薬バッグ」の配布も #ldnews news.livedoor.com/article/detail…

メリット③ 医師も患者の状態を把握しやすい

医師も薬剤師を通して患者の薬の服用実態を把握できるため、適切な診察ができます。

■残薬を他人に譲渡したりすると、思わぬ危険も

例えば、高齢者が腰に貼るために処方された湿布薬を孫に渡し、孫がふくらはぎなどに貼って屋外で使った場合、紫外線と反応して光線過敏症を発症することがある。本人が過去の薬を使う場合でも、まず薬局に相談することが大切だ。

■2015年9月から、奈良県大和郡山市でも運動開始

奈良県大和郡山市では今年9月、薬局などで「節薬バッグ」の配布を始めた。自宅にあるすべての薬を入れてきてもらい、まだ使えるかどうかを判断。新たに処方された薬と同じものや、効能が重なるものがあれば、薬剤師が医師に連絡して処方量を減らす。

■残薬活用の取り組みは、製薬業界にも!平成29年目標に開発

大阪市のモリモト医薬では、残薬を活用しやすいよう1錠ごとに薬の種類や消費期限などの情報を記載でき、保存性も高めた新しい包装「ESOP」を開発し、29年の生産開始を目指している。

■節薬バッグ運動の課題と可能性

複数の持病を抱えている高齢者は、どうしても薬の種類が増えてしまいがち。しかし、あまりにも処方される薬が多い場合、お年寄りは薬を飲む行為自体を嫌ったり、飲むことを忘れてしまったりするケースも増えてきます。薬剤師の負担増など、様々な課題も残されているところですが、福岡県や奈良県の「節薬バッグ運動」によって「残薬」を減らす効果が上がれば、一気に広がっていく可能性も高いのではないでしょうか。

https://matome.naver.jp/odai/2144862307660099801
2015年11月28日