「頭痛」になる人が増えています。どうしてなんでしょうか?
PM0.1ハザードで、「失神」。PM2.5をもっとよく知りましょう!
PM2.5で脳のニューロン細胞死による脳萎縮など各研究機関から報じられます。特に、PM2.5に含まれる2次生成粒子などのPM0.1ナノ粒子の中には、毒性が強いものも含まれ、脳の炎症を惹起するものも含まれ、継続的な頭痛やめまい、そして、自律神経を司る脳の破壊により、失神などを引き起こす場合もあります。
「ナノ」サイズとは、「1mmの100万分の1の長さ」を表すことばです。これに、「材料」を意味する「マテリアル」を結合させた「ナノマテリアル」は、「ナノテクノロジーにより生み出された材料」という意味です。すなわち、大きさが1~100nmの小さな構造をもつ物質です。
ナ ノ 粒 子 ・ ナ ノ マ テ リ ア ル の 生 体 へ の 影 響 国立環境研究所
カーボンチューブに加え、化粧品などで使われる銀ナノ粒子や二酸化チタンにも注目しています。生産量も多く、使っている消費者も多いですからね。
ナノ粒子は粒径が100nm(ナノメートル:0.1μm)以下の粒子(PM0.1)で、一度呼吸などで体内に入ると、肺胞に沈着する割合が高く、なかなか排出されないことや、肺から血流中に入り全身に行くことから健康影響が懸念されています。
健康影響に陰を及ぼす微小粒子 国立環境研究所
同じ重さの粒子群は、粒径が小さいほど個数は多くなり、また全体の表面積は極めて大きくなります。たとえば粒径が1μm(1000nm)の粒子と、10nmの粒子の集合体を比較すると、10nmの粒子の方が個数が多い分、表面積で約100倍も大きくなります。粒子表面そのものに毒性がある場合や、表面に毒性を持つ化学物質が吸着している場合などは、表面積が大きくなると毒性が強くなる可能性があります。
PM2.5の浮遊粒子が、頭痛の原因となる脳内の炎症の引き金に!?
アルミニウムのナノ粒子は、非常に炎症を起こしやすいだけでなく、血液と嗅神経(鼻の嗅覚神経)を含む多くの経路で簡単に脳に浸透する。こうした粒子は、嗅神経束に沿って通過することを調査は示している。嗅神経束は脳の領域に直接つながっており、脳はアルツハイマー病によって最も影響を受けるだけでなく、疾病の経過中でも最も早く影響を受ける。また、アルツハイマーの症状では脳アルミニウムは最高レベルである。

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/ehn/ehn_081117_TiO2.html
研究者らは、二酸化チタン暴露マウスの脳の嗅球と海馬領域(大脳皮質や小脳ではない)の細胞中に著しい変化を観察した。嗅球では、通常より多くの神経細胞が存在したが、海馬の細胞は損傷を受け退化していた。二酸化チタンのナノ物質は化粧品や身体手入れ用品のあるものの中に含まれているが、(粉状の化粧パウダーのような)製品の使用による人の吸入暴露がどのような結果をもたらすかは知られていない。
PM0.1ハザードでのナノ粒子は、頭痛や微熱が続いたり、最初のサインは、非常に風邪の症状と似ています。

http://www.nagoyaseikatsuclub.com/essay/foodsafe/0060.html
顕微鏡で見ると、気管支にはマクロファージ(白血球の一種)がPM(大気汚染の粒子状物質…ナノ粒子 とっても小さい)を細胞内に取り込んで、集まっています。大気汚染とアルツハイマー病の関連を、AB-42というアミロイドタンパクの一部分が実際に大気汚染の高い地域でたくさん蓄積しているのを見つけたところです。
PM2.5は、頭痛だけでなく、循環器系にも影響!?
最も有名かつ重要な疫学研究は、米国のハーバード 6 都市研究(Dockery et al., 1993)と呼ばれているもので、PM2.5 濃度が長期にわたり相対的に高い都市では、呼吸器や循環器が原因の死亡が増加することを明らかにした。米国では、これらの研究を基に、1997 年に環境基準を設定している。
大気中微小粒子状物質(PM2.5)に含まれる有機成分 の分析とその動態に関する研究 早稲田大学大学院
循環器
呼吸器刺激や自律神経機能への影響等を介し、不整脈等、心機能に変化が生じやすくする。
生理活性物質や過酸化物の増加を起こし、血管系の構造変化を促進する。
血小板や血液凝固系の活性化、血栓形成の誘導等を介し、血管狭窄性病変を起こしやすくし、心臓に直接的、間接的悪影響を及ぼす。

http://www.pro500.info/?p=348
PM0.1ハザードでナノ粒子がカラダの中に入ると末梢血管に血栓を作りやすくなります。肩こりや腰痛、膝関節痛、椎間板ヘルニアの原因となる筋肉、骨、関節の神経と血流には緊密な関係があり、筋肉が疲労して、血流障害が起きると、骨も関節も血流障害に陥ってしまいます。

http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20131023.html
黄砂の粒子にくっついてくる細菌(ばい菌)や真菌(かび)など、有機物の破片がその反応をさらに強くしていることも解明されています。加えて日本にやってくる途中で、排気ガスなどからPM2.5がくっついて飛来してくる可能性もあり、黄砂は砂の成分と一緒にいろいろな物質が混じっていることが容易に想定されます。