【修理】レーダー探知機(ソーラータイプ)充電池交換修理のまとめ

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レーダー探知機(ソーラータイプ)は使い込むと内蔵バッテリーの容量が落ちてきて充電できずに動かなくなります。そんなレーダー探知機を自分で修理したいと思い、内蔵バッテリー・充電池の交換修理をまとめました。

■よくあるレーダー探知機(ソーラータイプ)

まずはどんなレーダー探知機(ソーラータイプ)があるのかですが、ユピテル(YUPITERU)というメーカーが多くの種類を販売しています。

メーカーのHPを見ると「A1」というのが最新機種で現行機種のようです。

下記のようにソーラーパネルを背負っているのでシガーから電源を取らなくてもそのままダッシュボードの上やサンバイザーに取り付ければすぐに動作するという配線いらずの便利さが受けています。

しかし、電源をソーラーだけに頼るため内蔵バッテリー・充電池で電源を補完しています。その内蔵バッテリー・充電池は容量が時間と共に抜けてきて動かなくなってきます。新しいものにまるごと買い換えるのも良いですが、下を見る限り安くても4000円~6000円費用が掛かります。

バッテリーだけ自分で交換・修理出来ないかと検索したら、いくつか記事が見つかりました。その記事を参考に自分で修理してみました。

Yupiteru Super Cat A1 コードレスソーラーレーダー探知機
メーカー:ユピテル(YUPITERU)
ブランド:Super Cat
型式:A1
価格:¥ 5,180
ユピテル(YUPITERU) GPSアンテナ搭載サンバイザー取付コードレスレーダー探知機 EXP-V10

メーカー:ユピテル(YUPITERU)

型式:EXP-V10
価格:¥ 18,700

ユピテル レーダー探知機 SVE-29
メーカー:ユピテル(YUPITERU)
ブランド:Super Cat
型式:SVE-29
価格:¥ 5,980
セルスター(CELLSTAR) 可変式ソーラーパネル搭載 超小型レーダー探知機 ALPHA-D1V
メーカー:セルスター(CELLSTAR)
型式:ALPHA-D1V
価格:¥ 3,905

■レーダー探知機(ソーラータイプ)の修理方法【1】

今まで何処かしこでピーピー鳴って五月蝿かったレーダー探知機はここ最近、やたら静かになった。ふと見てみると電源が切れていて充電されていない。電源を入れるも電池切れのブーブー音。
レーダー探知機修理

ユピテル WX-10
ユピテル WX-10 当時5,980円で購入
分解・交換・再組立
裏の4か所のビスを外す。
P板を持ち上げると出てきたのは、なんとなく見覚えのあるニッカド電池だった。

コードレスホンで見たことがあった。

単四電池ほどのニッカド x 3本 セット。

3.6V 200mAh

ブラザー用コードレスホン充電電池
急遽、実物を持って量販店へGO!
で、電話機コーナーの部品コーナーで探すこと数分。
そっくりな物発見!ブラザー用コードレスホン充電電池
3.6V 800mAh 1,580円

変更点:ニッカドからニッケル水素へ

昔のNi-cd(ニッカド)と違ってNi-MH(ニッケル水素)に代わって容量が増大している。

問題は耐久性。おそらくは直射日光で80℃は軽く越える環境で発火・極端な寿命を迎えないかが心配。

しかし、新たに万を越える新品レーダー探知機は買えないので試すことにする。

注意点:コネクター部の極性違い

購入時に店員さんが教えてくれた注意点。

コネクター部の極性違い。なんでこういうのは規格統一しておかないのか。

仕方が無いので注意してピンを抜き差しして入れ替える。

隣とショートさせないように慎重に二本外して入れ替える。

入れ替え終了! あとは交換作業と再組立て。

太陽電池の接続線に注意して再組立て。

完成!

元記事 「レーダー探知機 電池交換」
http://www.geocities.jp/gokigokigokichi/WX-10/wx-10.html

■レーダー探知機(ソーラータイプ)の修理方法【2】

車のレーダー探知機のバッテリーが寿命になったので携帯電話のバッテリーで代用。同じような状況で困っている人は参考にどうぞ。
レーダー探知機のバッテリーを交換 | ヌプンのブログ

レーダー探知機、セルスター SKY-109SL
かれこれ3年以上は使っているレーダー探知機、セルスター SKY-109SLこの探知機はバッテリー搭載で電源は不要となっている。太陽光発電で充電し、夜や数日暗いときでもバッテリーで使える。さらにGPS機能や声でオービスなどを教えてくれるので長距離ドライブの時はとても便利。
分解
バッテリーはネジ2本であっさり出てくる。使っているのは「SANYO 3KF-B450」というバッテリーらしい。通販で安く買えればお手軽と思って検索したがヒットしない。きっとメーカーに問い合わせれば手には入るだろうけど、高いし時間もかかるかも。それにニッカド充電池で450mAhだとちょっとさびしい性能。
代用部品・・・携帯電話用のリチウムイオン充電池
使い方から考えて、いつも日が差してる時は充電してるだろうしニッカド充電池だとメモリー効果もあるからまた数年で寿命がきてもおかしくない。なので携帯電話用のリチウムイオン充電池で代用することにした。

携帯電話用のバッテリーはリチウムイオンで3.7V 870mAhとある。ボルト数は元のバッテリーは3.6Vに対してこれは3.7V。きっと誤差の範囲だから使えるはず。
レーダー探知機のバッテリーを交換 | ヌプンのブログ

あとはさすがにリチウムイオン、バッテリー自体の大きさは半分くらいなのに容量は倍近くある。しかもこれは繰り返し充電や過充電に強いはず。ここらはさすが携帯電話のテクノロジー。
で、元の配線を切って携帯電話バッテリーにつなげる。基本的に赤いコードはプラス。

接続・組立
スポンジ状のテープ・ビニールテープ・輪ゴムで工作。輪ゴムは端子の圧着用とケース内でバッテリーがカタカタ言うのを防ぐため。これでピッタリ中に納まる。
完成

電源を入れると普通に使える。きっとこれでまた数年は使えるはず。

思ったのは、使う携帯電話のバッテリーは中古で良いと思う。というのはこのレーダー探知機の元々のバッテリーに対して携帯電話のバッテリーはかなりオーバースペックだから。家の中を探すと携帯電話に限らず、こういうバッテリーの類はいろいろ出てくる。昔のデジカメとかコードレス電話とか。ボルトと大きさが合えば大体使えるはず。

元記事 「レーダー探知機のバッテリーを交換」
http://bb.nupun.lolipop.jp/?eid=97

もし無かったら秋葉原のジャンクショップで1つ¥100~¥200程度でダンボールに入れられて売っているのを見たことがあるので、こういうところで買う手もある。
レーダー探知機のバッテリーを交換 | ヌプンのブログ

■レーダー探知機(ソーラータイプ)の修理方法【3】

さて、自分のレーダー探知機(ソーラータイプ)を上記を参考に修理してみようと思います。

ずいぶん前から電源を入れても「ビビビッ!・・・ビビビッ!・・・ビビビッ!」とうるさく鳴って動作しなくなりました。シガーソケットから電源を取るケーブルも付いているので、そちらで電源を取ればクルマから電源が供給されている間は良いのですが、クルマを降りるときに電源が切れると「ビビビッ!・・・ビビビッ!・・・ビビビッ!」とうるさく鳴り続けます。結局、シガーから電源を取ってもそんな感じなので、修理は必要です。

機種はユピテルのSVE-29で、当時オートバックスあたりで5000円ぐらいだったかな?かなり前に買ったのですが、まだAmazonで売ってるんですね、すごい!


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636372744103
SVE-29
メーカー:ユピテル(YUPITERU)
ブランド:Super Cat
型式:SVE-29
価格:¥ 5,980

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636372744203
SVE-29

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636372744403
SVE-29 電源SW DC12V入力

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636372744503
SVE-29 側面

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636372744603
分解
裏に3個のネジがありますので取り外します。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472744703
裏蓋
裏蓋を外すとこんな感じ・・・。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472744803
基板とバッテリー

基板を裏返すとバッテリーが見えてきました。

先の2つの修理と比べるとバッテリーが小さめです。

本体が小型化されてきていて、それに伴いバッテリーも小型化されたようですね。


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472744903
基板とバッテリー

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472745003
基板とバッテリー

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472745203
バッテリー取り外し
バッテリーは両面テープで強力に貼り付けてありました。
はがす時は基板や周りの部品を壊さないよう注意してください。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472745103
取り外したバッテリー
種類:ニッケル水素バッテリー NiMH
電圧:3.6V 80mAh
型式:MH80B3BC(HT)-30
メーカー:KINETIC
Lot No.1101バッテリーサイズ
長さ:45mm、幅:15mm、厚さ:7mm

ケースサイズから、長さ:50mm、幅:18mm、厚さ:7mmまでなら入りそう。


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144710636472745303
バッテリー比較

代替品のバッテリーですが、携帯のバッテリーを使おうと思いましたが、かなり大きくて本体の中には入りそうにありません。

そこで、ほかのバッテリーを探すか、バッテリー外付けにするかを選択しようと思います。
まずは、ほかのバッテリーを探してみるので完成まで少々時間がかかりそうです。

・バッテリーを探してみました。

Amazonで「3.7V バッテリー」を探してみましたが、小型のものは下記のようなラジコンヘリ用のリポバッテリーというものがありました。
サイズ・容量ともに問題なさそうですが、価格は高めです。
もっとリーズナブルな交換バッテリーを引き続き探します。

OPTION No.1 の 小型ヘリ用バッテリー LiPo3.7V 400mAh (2本セット) NO-HLP400-2
LiPo3.7V 400mAh
2個セット
価格:¥ 2,300
3.7V 300mAh LiPoバッテリー [Reversi] GB278
3.7V 300mAh
LiPoバッテリー [Reversi] GB278
価格:¥ 836バッテリーサイズ
長さ:40mm、幅:25mm、厚さ:8.5mm

小さいかと思ったら意外と幅があってダメですね。

WLtoys V930 V977 3.7V 520mAh 30C リポバッテリー
ヤフオク!
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e172317864寸法 幅約18mm×長さ約63mm(ベロ含まず)×厚み約6mm

ちょっと長さがデカイかな~。

・結局・・・AUの古い携帯のバッテリーを使うことにしました。


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390237055003
バッテリーの劣化
バッテリーの被覆を剥いてみたら片面側かなり腐食して傷んでました。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390337055303
バッテリーの配線を再利用
上記のバッテリーからコネクターのついた配線を切り取りハンダ付けで配線を延長します。
さらにバイザー取り付け用の穴に配線を通しました。使うバッテリーがケースに収まらないので、バッテリーは外付けとします。


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390437055403
AU携帯用バッテリー 3.7V870mA/h

使ったバッテリーは「AU携帯用バッテリー 3.7V870mA/h」容量は約11倍と十分過ぎです。

ケースから伸びた配線をハンダ付けします。


https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390537055703
ハンダ付け部分の絶縁
絶縁テープでハンダ付けした部分を保護。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390637056103
組立
あとは、コネクタを挿して元通りケースを閉めます。

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801/2144733390837057103
完成
ネジを締めて底面にバッテリーを厚めの両面テープで貼り付けて完成です。
ちょっと不格好ですが、このままダッシュボードの上に貼り付けちゃうので問題ナッシング!電源スイッチをONしてみたら・・・

ちゃんと動作しました。

SVE-29のバッテリー交換作業完了です!

https://matome.naver.jp/odai/2144710221371923801
2016年01月04日