エンタープライズ向けCMS比較 2015年度まとめ

kabos_yuzu
エンタープライズ向けCMSとは、グローバルでのコンテンツ管理、ワークフロー、素材管理、デジタルマーケティング機能などがある程度入っており、大企業においてブランドを重んじる企業が採用をする、ウエブサイトの管理ソフトウェアのこと。

Adobe Experience Manager (旧CQ5)

メリット

管理画面が非常に洗練されており、creative cloud(dream weaveなど)に使い慣れたクリエイターからの評判がよい。

Adobe PhoneGap Buildの利用により、ユーザーは容易にモバイルアプリを構築しリリースできる。

デメリット

・構築、運用が出来る、十分なスキルを持ったエンジニアの絶対数が少なく、ベンダーが限られてしまうリスクが高い。
・デジタルマーケティング機能の操作が難しく、導入後ユーザーが操作や運用に苦労するケールが非常に多い。
・多機能であるがゆえに、ユーザー側の既存システム等との統合、連携が難しく、作業も煩雑になる。特に「.NET系システム」との相性は非常に悪い。
・他CMSツールに比べ、導入費用が非常に高価になる場合が多い。
・日本国内での導入実績が少ない。

事例

ウェブサイト統一にあたって、パナソニックが選んだのがアドビシステムズの「Adobe Experience Manager」。グローバルで統一したブランドカラーやデザイン、テンプレートを用意し、日本で集中オペレーションを行う。スマートフォンやタブレットへのモバイル対応は、システムが自動的にしてくれる。また、家電製品は地域ごとの特性が大きく、オリジナル商品も多数ある。アドビのシステムは、現地担当者が自国ならではの写真を載せたり、コンテンツを加えたりすることも、システム上では簡単にできる点が魅力だった。
日本でトップでも世界では“並”のブランド価値!?パナソニックがWebサイトの統一に乗り出した理由|IT&ビジネス 業界ウォッチ|ダイヤモンド・オンライン

数十億の投資で実現したのだとか

Sitecore

メリット

マイクロソフト製品との親和性が高く、連携がしやすい。

デメリット

・デジタルマーケティング機能の充実に注力してるが、それを使いこなして顧客にバリューを提供できるパートナーが少なく、ましてやその煩雑はシステムをユーザーに容易に使いこなす事が難しい。
・SaaS対応しておらずソフトウェア製品のみ。かつソフトウェアの稼働環境にWindowsプラットフォームのみという制限がある。
・単にCMS機能を必要としているユーザーには向いていない。

事例

これまでは複数の部署にまたがっても円滑に更新運営ができるプラットフォームを導入できていませんでした。
Webサイト運営プラットフォーム「Sitecore(サイトコア)」を導入することで、大量の自社ページを戦略的に統合管理できるようにしました。
成功事例|ロート製薬株式会社様 | 戦略的ウェブサイト構築集団あやとり – Web戦略 –

HP TeamSite

メリット

・日本国内での導入実績が非常に多い。
楽天、ANA、富士ゼロックス、キヤノン、リコーなど。

デメリット

・アーキテクチャー(ベースとなるインターオーブン社システム)が非常に古く、部分的に64bit対応しているものの、コアプロダクトラインは依然32bitのままでパフォーマンスが出ない。またapiもアップデートされておらず、カスタマイズした場合はトラブルのリスクが非常に高い。
・多数ある製品ライナップの多くが機能的に重複しており、お客さまは重複コストを払う場合が多い。
・ライセンス費用と保守費用の見積項目が非常に複雑でわかりにくくコスト的な明瞭さがない。
・ソリューション間の連携が悪い。
・管理画面が複雑でわかりにくい。

事例

CMSを選定するにあたりコンテンツ移行・管理の容易さ、配信スケジュールのコントロールといった機能面はもちろん、運用コストや導入実績、そしてサポート体制などを要件に、TeamSiteの導入を決めた。
導入事例:株式会社リコー様(TeamSite) | ソフトバンク・テクノロジー

Oracle WebCenter

メリット

DB(oracle)、DMP(bluekai)、MA(eloqua、responsys)など、企業のマーケターに必要なソリューションがワンストップで提供できる。

デメリット

・各ポイントソリューションの組み合わせが複雑多岐にわたり、ユーザーにとって選定~導入へのハードルは非常に高い。
・他社システムとの連携に向いておらず、連携には非常にカスタマイズ作業を要する。
・価格が非常に高価である。

事例

第三世代の最も大きな特徴は、図面・文書管理システムの中核部分を、Oracle のコンテンツ管理プラットフォームである「Oracle Universal Content Management(UCM)」へ移行したことである。
https://www.nsxpres.com/ecm/oracle_ucm/example/keiodentetsu.html

SDL Tridion

メリット

翻訳システムとの連携に強く、グローバルサイトや多言語展開での実績が多い。

デメリット

・管理画面が複雑で非常に使いづらい。
・国内に構築運用が出来るパートナー会社が非常に少なく、開発リソースの確保が難しい。
・国内での実績が少ない。
・バージョン管理、ワークフローなどのCMSの基本となる機能が弱い。

事例

ヤマハのグローバルWebサイトの運用管理基盤としてクラウドサービスの「U-Cloud IaaS」およびWebコンテンツ管理サービスの「SDL Tridion」が採用されたと発表した。
導入事例:ヤマハ、グローバルサイトの運用管理にクラウドを採用 – ITmedia エンタープライズ

Kentico

メリット

各社にくらべて同様の機能を揃えており格段と安価である。

UIがわかりやすく、操作が簡単で展開が早い。

デメリット

・日本国内での導入実績が見当たらない。
・.Netで構成されており、カスタマイズ出来るベンダーが少ない。

導入事例

ギターで有名なギブソン!

https://matome.naver.jp/odai/2144704430432651401
2015年11月25日