京王杯2歳ステークス レース情報

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1番人気が7連敗中、ここ4年は1~3番人気の連対すらないという京王杯2歳S。今年も難解な一戦となりそうです。

・重賞覇者マイネルグリットに注目

マイネルグリット(牡2、栗東・吉田直弘厩舎)はデビュー3連勝で小倉2歳Sを制した。1600mの新馬戦を勝利しており、今回の距離延長は気にならない。デビューからの連勝を4に伸ばすことができるか。鞍上は前走に続き国分優作騎手。
【京王杯2歳S】重賞覇者マイネルグリットに注目したい/JRAレースの見どころ(netkeiba.com) – Yahoo!ニュース

ビアンフェ(牡2、栗東・中竹和也厩舎)は2歳時から活躍したブランボヌールを半姉に持つキズナ産駒。その姉に続き、前走の函館2歳Sで重賞制覇を果たした。ここも持ち味の先行力を活かす競馬で上位争いを期待したい。

その他、函館2歳Sで2着のタイセイビジョン(牡2、栗東・西村真幸厩舎)、3戦目で勝ち上がったグレイトホーン(牡2、美浦・根本康広厩舎)、未勝利戦快勝のエピファネイア産駒ヴァルナ(牡2、栗東・寺島良厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。
【京王杯2歳S】重賞覇者マイネルグリットに注目したい/JRAレースの見どころ(netkeiba.com) – Yahoo!ニュース

■過去10年の傾向から

☆人気 1番人気は1勝、2着2回と大不振。2番人気も1勝、2着1回だけ。波乱の傾向で3連単は10万円オーバー連発。

☆前走 優勝馬10頭中7頭が重賞かオープン特別からの臨戦。新馬勝ちからのVは、13年カラダレジェンド、15年のボールライトニングの2頭。

☆所属 関東馬が4勝、2着5回。関西馬が6勝、2着5回。関西馬がやや優勢。

結論 ◎アサクサゲンキ 〇タイセイプライド ▲タワーオブロンドン
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/11/04/kiji/20171103s00004146522000c.html

■レース展望

このレースでは実績はあまり問われず、未勝利や新馬勝ちでも十分狙えるレースです。それだけ完成度の高さ、距離適正がモノを言うようで逆に素質あるも荒削りな馬は厳しいようです。だからこそ後に大成する馬も多いわけです。

キンシャサノキセキ産駒がこのレースで3年連続連対中と相性の良さ
を見せていますが、その産駒の出走馬は3マイティーワークスと6カシアスの2頭。前走函館2歳Sを勝っている6カシアスは、昨年勝ったモンドキャンノが函館2歳S2着でキンシャサノキセキ産駒とほぼ似た背景を持つ馬で傾向から見ると一番の有力馬。レースぶりも幅を見せており、輸送を克服すればやはり首位争いは可能。
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同じく重賞馬で小倉2歳Sを勝っているのが8アサクサゲンキ。レース毎に競馬が上手くなり前走小倉2歳Sでは3番手からの好位から抜け出し快勝。ここは1ハロン長く直線も長いですが、前走の走りからこなせそうです。

大物感ある走りを見せているのが1タワーオブロンドン。前走ききょうSでは、初の関西遠征ながら大楽勝するなど素質の高さを見せ、広いースや直線の長いコースなら良さそうですから、東京コースは合い
そうです。

新馬戦、ダリア賞と1400mを連勝している5タイセイプライドは、同じ左回りなだけに東京も問題なく、完成度の高さからここは首位争い必至か。

キャリアが浅い馬が多いだけにキャリアが豊富な馬は混戦になったり馬場が悪化した時には要注意です。キャリアを積むごとに決め手に磨きがかかってきている2トーセンアンバーは6戦目で、C・デムーロ騎手が騎乗でさらに決め手を活かせるかどうか?
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■17年出走馬情報

重賞初挑戦ながら、最も人気を集めるのはタワーオブロンドン(美浦・藤沢和雄厩舎、牡)だろう。前走のききょうSは、初の関西遠征にもかかわらず他馬を全く問題にしない大楽勝。衝撃的な強さをアピールした。2走前のクローバー賞(2着)は小回りでやや持ち味を生かし切れなかった印象だが、前走で改めて素質の高さを示した形だ。父レイヴンズパスは、現役時に英GIクイーンエリザベス2世S(芝8ハロン)と米GIブリーダーズCクラシック(オールウエザー10ハロン)を制した異能の馬。近親に皐月賞馬ディーマジェスティなどがいる母系も優秀で、期待は大きい。

これに対抗するのが2頭の重賞ウイナーだ。アサクサゲンキ(栗東・音無秀孝厩舎、牡)は、デビューから4戦目で小倉2歳Sを快勝。使われるごとに競馬が上手になり、学習能力の高さを見せている。こちらはダート色の濃い米国産馬だが、ここ2戦の内容を見る限り1ハロンの距離延長は問題ないだろう。天皇賞・秋を制して存在感を示した武豊騎手の手綱も心強い。
【京王杯2歳S】レース展望 (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

カシアス(栗東・清水久詞厩舎、牡)は、キタサンブラックと同じ清水久詞調教師の管理馬。今週はライバルとして武豊騎手と相まみえることになる。1200メートルしか経験していないが、レースぶりには一本調子な短距離馬というイメージが感じられない。休み明けと輸送競馬という課題はあるものの、父キンシャサノキセキの産駒がこのレースで3年連続連対中と相性が良いのは見逃せない点だ。

タイセイプライド(栗東・西村真幸厩舎、牡)は新馬-ダリア賞と連勝。今回と同じ左回りの1400メートル戦でV2というのは大きな強みになる。全姉フクノドリームも2歳戦で活躍しており、完成度の高さとセンスの良さが武器だ。
【京王杯2歳S】レース展望 (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

他では、使いつつ決め手を磨いてきたトーセンアンバー(美浦・菊沢隆徳厩舎、牝)や、ブランボヌールの全弟にあたるエントシャイデン(栗東・矢作芳人厩舎、牡)、距離を詰めて良さが出てきたピースユニヴァース(美浦・尾形和幸厩舎、牡)あたりが上位をうかがう。

ホッカイドウ競馬からはモリノラスボス(桑原義光厩舎、牡)が参戦。今季限りで引退する75歳のベテラントレーナーに、弟子の五十嵐冬樹騎手がどんな騎乗で恩返しをするか、注目したい。
【京王杯2歳S】レース展望 (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

■モンドキャンノが差し切り重賞初V

ルメール騎手の騎乗した単勝3番人気モンドキャンノ(牡、安田)が、ゴール前でレーヌミノルを差し切り重賞初制覇を果たした。

前走函館2歳Sで、0秒1差の2着で重賞勝利を逃した悔しさを、ここで見事に晴らした。勝ちタイムは1分21秒9。ルメール騎手は「最初はかかったが、別の馬の後ろに入れたらリラックスした。リラックスして走ればマイルも大丈夫」と語った。2着はレーヌミノル、3着はディバインコードが入った。

配当は馬連(8)(13)は930円、馬単(13)(8)は2580円、3連複(8)(9)(13)は2270円、3連単(13)(8)(9)は1万6080円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)
モンドキャンノが差し切り重賞初V/京王杯2歳S (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

■過去10年の傾向から

☆人気 1番人気は1勝、2着1回と大不振。2番人気も1勝、2着1回だけ。波乱の傾向で3連単は10万円オーバー連発。

☆前走 優勝馬10頭中7頭が重賞かオープン特別からの臨戦。新馬勝ちからのVは、13年カラダレジェンド、昨年のボールライトニングの2頭。

☆所属 関東馬が4勝、2着5回。関西馬が6勝、2着5回。関西馬が優勢。

結論 ◎モンドキャンノ ○タイムトリップ ▲レーヌミノル
【京王杯2歳S】傾向と対策 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■レース展望

今年は函館、小倉の2歳重賞1、2着馬が出走など過去2年よりは粒が揃った印象ですが、過去の傾向において1400mの距離実績のある馬が優勢だけに、それぞれ距離克服がカギとなります。
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新馬戦に続いて小倉2歳Sも楽勝した8レーヌミノルは、ファンタジーSではなくこちらを選択。牝馬特有のスピードが抜きんでた走りで、左回り&1400mが課題となるも、兄姉を見るといずれも中距離馬ですので、血統背景から問題ないでしょうか。

函館2歳Sを早め抜け出し圧倒的人気だった13モンドキャンノを破った12レヴァンテライオン。この馬も鉄砲、長距離輸送、1F延長克服が課題。

前走カンナSを勝った7タイムトリップは、函館2歳S3着でそこから力をつけてきた馬。この馬も4戦すべて1200mだけに直線長い1400mを克服できるかどうか。
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1400m実績組

新潟、東京の1400mを快勝して連勝中の11コウソクストレート。
前走はスローな展開で少々行きたがる面があり、そこは課題もコース経験は強み。また重賞では信頼できる戸崎騎手が引き続き騎乗するのもプラス。

1800m、1400m、1600mとすべて違う距離とコースで好走している9ディバインコード。これだけの経験値がありますから、東京初も問題なし。

前走1400mだった1タイセイブレーク、3ジョーストリクトリは使った上積みと馬体が絞れてくれば、距離&レース経験が活きそうです。
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■出走馬情報

東京の土曜メインは、52回目を迎える伝統の2歳重賞・京王杯2歳ステークス(5日、GII、芝1400メートル)。過去10年を見ても、ここでの好走をステップにしてGI馬へと出世した馬がラブリーデイ、リアルインパクト、グランプリボス、エイシンアポロンと4頭を数える。他にフィフスペトルやアニメイトバイオがGIで2着に入っており、先々を占う意味でも楽しみなレースだ。

キャリアが浅く比較が難しい顔触れだが、新馬戦に続いて小倉2歳Sも楽勝したレーヌミノル(栗東・本田優厩舎、牝)が注目の的。前走後はひと息入れた形だが、ここに来て3週続けてCWコースでしっかりと追い切られており、軽快な走りを見せている。管理する本田調教師は今年ここまで33勝と絶好調。2012年の年間35勝を上回るペースで勝ち星を量産しており、厩舎の勢いからも期待がふくらむ。
【京王杯2歳S】レース展望 (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

左回りの1400メートル戦で新馬戦-くるみ賞と無傷のV2を飾っているのがコウソクストレート(美浦・中舘英二厩舎、牡)。おとなびたレース内容でセンスが良く、完成度の高さを感じさせる。2戦ともコンビを組んでいる戸崎圭太騎手は手の内に入れており、堂々の3連勝を狙う構えだ。

函館2歳Sを2歳コースレコードで制したレヴァンテライオン(栗東・矢作芳人厩舎、牡)も急ピッチで乗り込みを進めている。3カ月あまりの休養明けで距離も延び、東京への輸送や左回りも初体験。クリアすべき課題は多いが、潜在能力の高さで克服できるか注目したい
【京王杯2歳S】レース展望 (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース

函館2歳Sでそのレヴァンテライオンから半馬身差の2着だったのがモンドキャンノ(栗東・安田隆行厩舎、牡)。こちらは1週前に新コンビのクリストフ・ルメール騎手が騎乗して絶好の動きを披露した。キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーという配合からも、距離が延びてプラスになるタイプとは思えないが、先に控えるGIよりも舞台は適している印象。レースセンスがあるだけに、輸送をクリアすれば楽しみだ。

1200メートルばかり4戦使われて【2・1・1・0】と安定しているタイムトリップ(美浦・菊川正達厩舎、牡)は、田辺裕信騎手との新コンビ。ハデさはないものの、安定した取り口で距離が延びても大崩れはなさそうだ。
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未勝利-アスター賞を連勝中のディバインコード(美浦・栗田博憲厩舎、牡)は、1800-1400-1600メートルと3戦全て違う距離を使われながら、2、1、1着と器用に対応。スッと前につけられるスピードが持ち味だ。

他にも小倉2歳S2着のダイイチターミナル(美浦・高市圭二厩舎、牡)、カンナS(2着)で豪快な末脚を見せたダノンハイパワー(美浦・菊沢隆徳厩舎、牡)、堅実な決め手があるタイセイブレーク(栗東・浜田多実雄厩舎、牡)、使いつつ着実に力を付けてきたドウディ(美浦・佐藤吉勝厩舎、牡)などは好勝負が見込める素材。将来性豊かな若駒たちの激闘が期待される。
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■レヴァンテライオン、実績馬を圧倒!助手も太鼓判

レヴァンテライオン(牡=矢作)は朝一番の坂路でタイセイファントム(8歳オープン)と併せ馬。上がり重点に4F53秒3~1F12秒4。実績馬を相手に3馬身追走から楽々と1馬身半差突き放した。

久保助手は「時計も出ていたし、自分からハミを取ってしっかりと動けていた。調整は順調。休み明けだが、この馬の走りができる仕上がり」と太鼓判。「距離も舞台もやってみないと分からないが、好位で運べるのは強み。折り合ってスムーズな競馬ができれば」と重賞連勝へ力を込めた
【京王杯2歳S】レヴァンテライオン、実績馬を圧倒!助手も太鼓判 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■連勝中ディバインコード 落ち着きに柴田善も好感

未勝利→アスター賞と2連勝中のディバインコードは柴田善を背にWコースでシャイニープリンス(6歳オープン)を先行からスタート。馬なりのまま併入

。鞍上は「落ち着いていた。追い切り後も息が乱れていない」と好感触。「大人っぽくなったね。いい放牧だったんだろう」とリフレッシュ効果を強調していた
【京王杯2歳S】連勝中ディバインコード 落ち着きに柴田善も好感 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■モンドキャンノ順調一途「距離は大丈夫だと思う」

東京土曜「第52回京王杯2歳S」に出走するモンドキャンノは前走、レコード決着だった函館2歳Sで2着。

藤巻助手は「休養明けだがしっかりと乗り込んで仕上がりはいい。トモの緩さもレースを使いつつ解消されてきた」と順調さを示唆。レースに向けて「距離は調教の息遣いからも大丈夫だと思う。前走はジョッキー(戸崎)が我慢させる競馬を教えてくれた。それが今回に生きてくれれば」と好勝負を意識していた。
【京王杯2歳S】モンドキャンノ順調一途「距離は大丈夫だと思う」 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■レーヌミノル万全の態勢 98年以来の牝馬Vへ

土曜東京の「第52回京王杯2歳S」に挑むレーヌミノルは小倉の新馬戦(芝1200メートル)→小倉2歳S(同)を連勝。特に前走は直線も持ったままで後続を6馬身差ちぎり圧巻の勝利。主戦浜中も素質を高く評価。

「スタートからゴールまで特に注文はつかない。精神面が強い馬で、こんなにドッシリしている2歳牝馬はなかなかいないと思う」
【京王杯2歳S】レーヌミノル万全の態勢 98年以来の牝馬Vへ — スポニチ Sponichi Annex 競馬

この中間も活気あふれる動きで出来の良さは一目瞭然(りょうぜん)。1週前にはスピリッツミノル(4歳1600万)を相手に6F83秒7~1F12秒2と鋭い反応をみせた。担当の中井助手も「新馬のころに比べ、背も伸びて体つきがしっかりとしてきた。競馬が上手な馬だし、レースぶりからも距離は問題ないと思う」と万全の態勢を強調。

牝馬Vとなれば98年の覇者で、その翌年にオークスを制したウメノファイバー(名称は京王杯3歳S)以来の快挙となる。快足娘が一気の重賞連勝を狙う。
【京王杯2歳S】レーヌミノル万全の態勢 98年以来の牝馬Vへ — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■ボールライトニングが重賞初V

直線半ばであっさりと抜け出した。大外枠も何のその。2番人気のボールライトニングが好位から鋭い末脚を発揮。デビューから無傷の2連勝で重賞初Vを達成。JRA2歳リーディングサイヤーの首位を走るダイワメジャー産駒が、父に世代初の重賞タイトルをプレゼントした。
【京王杯2歳S】ボールライトニングが重賞初V (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

初騎乗で重賞制覇へエスコートした蛯名正義騎手は「初めて長い直線を走るので早くに先頭には立ちたくなかったが、ペースが遅かったからね。それでも最後は押し切ってくれた。距離は二千メートルぐらいまでは大丈夫だと思う」と笑顔で語った。2着には6番人気のアドマイヤモラール、1番人気のシャドウアプローチは3着に敗れた。
【京王杯2歳S】ボールライトニングが重賞初V (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

~レース後のコメント~

1着 ボールライトニング(蛯名正義騎手)
「調教に乗った感じから走りそうでしたので、期待に応えられてよかったです。今日は馬も落ち着いていました。ペースが速くなかったので、好位で自分の型で行きました。初めての長い直線で、あまり早く先頭に立ちたくありませんでしたが、後ろから次々に来るので自然とハナに立ちました。距離も2000mくらいまでは大丈夫でしょうし、何とか賞金も獲得できたので、余裕を持ったローテーションで使えるのはいいですね」

2着 アドマイヤモラール(田辺裕信騎手)
「外枠からうまくポジションをとることができました。道中は自分から動いて行けましたが、勝ち馬とは反応の差、小脚を使えるかの差でした。モノはいいけど、課題もあります。短距離馬とは思っていないので、今後は距離をもたせたいです」
【京王杯2歳S】(東京)~ボールライトニングがデビュー2連勝で重賞V | 競馬実況web | ラジオNIKKEI

3着 シャドウアプローチ(C.デムーロ騎手)
「好位の内から競馬をして、最後までしっかりと走ってくれました。ただ、スローペースで決め手勝負になったのはこの馬にとって分が悪かったと思います」

4着 レッドラウダ(松若風馬騎手)
「ハナに行く予定はなかったのですが、行く馬が他になく、押し出される形でハナに立っていきました。ペースが落ち着いて、最後はヨーイドンの形になりましたが、よくがんばっています。これから成長する馬です」

7着 トップライセンス(戸崎圭太騎手)
「道中のペースが遅く、前残りの競馬になってしまいました」
【京王杯2歳S】(東京)~ボールライトニングがデビュー2連勝で重賞V | 競馬実況web | ラジオNIKKEI

■傾向と対策

過去10年の結果から傾向を探る。

☆人気 1番人気は1勝、2着2回と大不振。2番人気も2着1回だけ。波乱の傾向で3連単は10万円オーバー連発。

☆前走 優勝馬10頭中8頭が重賞かオープン特別からの臨戦。新馬勝ちからのVは、一昨年カラダレジェンドの1頭だけ。

☆所属 関東馬が4勝、2着4回。関西馬が6勝、2着6回。関西馬が優勢。

結論 ◎サイモンゼーレ ○シャドウアプローチ ▲ボールライトニング
【京王杯2歳S】傾向と対策 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■フジマサアクトレス父譲りの末脚爆発

京王杯2歳Sに新種牡馬産駒4頭が出走し、重賞初勝利を狙う。注目は11年ドバイWCを制したヴィクトワールピサ産駒のフジマサアクトレス(牝、菊川)だ。今年同産駒は2歳戦で6勝、2着10回の連対率25・8%で、5位と健闘。同馬は前走で未勝利を勝ったばかりだが、上がり3ハロン33秒8の末脚を見せた。父譲りの根性で、産駒第1号の重賞制覇をゲットする。
フジマサアクトレス父譲りの末脚爆発/京王杯2歳S (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

フジマサアクトレスを初めて見た時、菊川師はぴんときたという。昨年の北海道セレクションセール。「すごくいい馬だと思ったんだ。馬体のバランスがいいし、持っている雰囲気がとても良かった」と振り返る。

ヴィクトワールピサの初年度産駒と知ったのは、その後だった。藤原オーナーが競り落とし、今年晴れてデビューした。母ステファニーチャンも99年桜花賞に出走するなど活躍。半兄にはオープン入りしたツクバホクトオーがいる。「血統的にも、すごく期待の高い馬」と言い切った。
フジマサアクトレス父譲りの末脚爆発/京王杯2歳S (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

才能の片りんを見せたのは前走の未勝利戦。中団から直線で外に持ち出すとまとめて差し切った。離されずに上がってきた2着馬も寄せ付けなかった。上がり3ハロンの時計が33秒8。父も10年ダービー(3着)で中団から33秒1の脚を見せた。父譲りの末脚、そして勝負根性。菊川師は「気持ちのきついところがあるけれど、根性はある」とうなずいた。

父の初年度産駒は、早くも結果を出している。2歳戦で6勝、2着10回、連対率は25・8%で、30走以上の中で第5位。過去5年、新種牡馬産駒はJRA重賞で10年から13年まで重賞勝ちがあったが、昨年は未勝利。「父は長いところで活躍したので、もっと長いところを走ってほしいけれど、現状ではマイルまでと思う」と菊川師は言う。今年の暮れ、そして来春のG1の距離はマイル。ここで結果が出れば、夢はつながっていく。
フジマサアクトレス父譲りの末脚爆発/京王杯2歳S (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

■モーゼス 大江原師「狙い通りの仕上げ」

G1馬カレンブラックヒルの全弟モーゼスは大江原(レースは柴田善)が騎乗して坂路単走。しまいいっぱいに追われて4F54秒8。

大江原師は「真面目に走ってくれた。狙い通りの仕上げだよ」とホッとした様子。「この馬は気持ちの面が大きい。落ち着いて走れれば、力は出せる」と力を込めた
【京王杯2歳S】モーゼス 大江原師「狙い通りの仕上げ」 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■レッドカーペット 大崩れなく順調

もみじS2着のレッドカーペットは坂路単走で4F55秒2~1F13秒2で、しまい重点に軽めに流した。

高野師は「ここまで調整は順調で、大崩れなくしっかりと走ってくれている。まだ戦法は定まっていないがスピードはある。跳びが大きいので直線の長い東京は合っていると思う」とジャッジ。「ここ2走がスタートが切れていない感じなので、流れに乗って競馬できれば」と話した。
【京王杯2歳S】レッドカーペット 大崩れなく順調 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■シャドウアプローチ 余力残し5馬身先着

シャドウアプローチはC・デムーロを背に坂路でサトノベリーニ(2歳未勝利)と併せ馬。しまい重点に4F52秒6~1F13秒4で、余力十分に僚馬を5馬身突き放してフィニッシュ。

須貝師は「輸送も考えての調整。前走が強い内容の競馬だったが、それぐらいの状態にある」と順調ぶりをアピール。「この馬は勝負強さとへこたれないしぶとさがある。その強みを出せれば」と重賞初Vを視野に入れている。
【京王杯2歳S】シャドウアプローチ 余力残し5馬身先着 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■レースの傾向・攻略

前走・オープンや重賞で高い評価を得ていた馬を探せ
前走が新馬・未勝利戦だった馬は[1.5.2.33]、500万下だった馬が[1.1.3.29]。この臨戦過程、つまり格上げ初戦より、前走がオープン特別だと[4.3.3.26]、前走が重賞だと[4.1.2.22]と明らかに優位だ。前走の人気も重要で、1〜5番人気だった馬が[9.10.7.83]、6番人気以下だった馬が[1.0.3.29]。総合すれば「前走・オープン特別や重賞で5番人気以内の評価を得ていた馬」を軸として考えるべきレースといえそうだ。
競馬 – 京王杯2歳ステークス – スポーツナビ

差し・追込み馬より逃げ・先行タイプが有利
前走4コーナーを先頭で回ってきた馬が[3.0.2.23]。これを含めて前走4コーナー5番手以内の先行タイプが[9.7.9.66]と安定している。いっぽう前走4コーナー6番手以下だった差し・追込みタイプは[1.3.1.43]と、やや不振だ。前走の着順で見ると、オープン特別で1〜3着だった馬が[3.2.1.17]、4着以下だと[1.1.2.9]で前者が優位。前走が重賞1〜3着だった馬は[2.1.1.14]、4着以下だと[2.0.1.8]で大きな差はない。
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牝馬・奇数馬番・遅い生まれは苦戦覚悟
牝馬は[0.1.1.21]と10年間未勝利。2着に入ったのは4番人気、3着は5番人気なので、人気薄の牝馬は無視してもよさそうだ。偶数ゼッケンの馬の[7.2.6.54]に対し、奇数馬番は[3.8.4.58]と取りこぼしが目立つ。どうやら後入れの馬のほうがよさそう。競走馬としては一般的な2〜4月生まれの馬が[9.5.8.86]で、1月生まれは[1.2.1.6]、5月以降の生まれは[0.3.1.20]。あまり遅い生まれだと成長が追いついていない、ということか。
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勝ち負けのためにはノーザンダンサーの血を持つことが条件
サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が[0.3.4.31]と10年間未勝利。軸として狙うなら[3.0.2.25]のノーザンダンサー系種牡馬か[3.5.3.26]のミスタープロスペクター系種牡馬子だろう。また母父ノーザンダンサー系という馬は[5.4.3.31]で勝率11.6%。過去10年の連対馬20頭のうち、父ノーザンダンサー系が3頭、母父ノーザンダンサー系が9頭とノーザンダンサーの血を持つ馬が過半数を占める。このタイプも軸馬候補だ。
競馬 – 京王杯2歳ステークス – スポーツナビ

■出走予定馬情報

シャドウアプローチ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)は新馬戦は2着に敗れたが、続く未勝利戦・ききょうSと連勝を飾った。道中掛かり気味ではあったものの、前走で控える競馬ができたのは今回東京コースに替わる上で大きい。一気の3連勝での重賞制覇なるか。

モーゼス(牡2、美浦・大江原哲厩舎)は本レースと同条件の新馬戦を優勝。クビ差での勝利だったが、3着以下は離しており、なかなかの内容だったと言える。全兄にカレンブラックヒル、半兄にレッドアルヴィスがいる良血馬で、重賞のここでも期待がかかる。
混戦模様の一戦を制するのは/京王杯2歳Sの見どころ (netkeiba.com) – Yahoo!ニュース

その他、新馬戦でシャドウアプローチを下しすずらん賞も勝っているオデュッセウス(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)、新馬戦をほとんど持ったままで楽勝したボールライトニング(牡2、栗東・宮本博厩舎)、小倉2歳Sで2着のサイモンゼーレ(牡2、栗東・梅田智之厩舎)、2勝を挙げているボーダレス(牝2、美浦・伊藤圭三厩舎)、大崩れなく走っているレッドカーペット(牡2、栗東・高野友和厩舎)辺りもタイトルを狙う。
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■北海道から凱旋オデュッセウス、ここが試金石

北海道シリーズで2勝して本州に“凱旋”するオデュッセウス。「前走後はここを目標に乗り込まれ、仕上がりは悪くない」と手塚師。

この先は交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(25日、園田)も視野に入れているが、「広いコースの適性も見てみたい」と試金石の一戦となる。
【京王杯2歳S】北海道から凱旋オデュッセウス、ここが試金石 — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■ボーダレス 距離延長OK!気配も上昇ムード

カンナSで脚をためて差し切ったボーダレス。1F延長は難なく対応できそうだ。伊藤圭師も「引っ掛かるところがなく、折り合いもつく。マイルまでは持つ」。1週前は古馬相手に楽に1馬身先着しており、気配も上昇ムードだ。
【京王杯2歳S】ボーダレス 距離延長OK!気配も上昇ムード — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■レッドカーペット大崩れなくしっかり

レッドカーペット(牡=高野)は坂路単走で4F55秒2~13秒2で、しまい重点に軽めに流した。

高野師は「ここまで調整は順調で、大崩れなくしっかりと走ってくれている。まだ戦法は定まっていないがスピードはある。跳びが大きいので直線の長い東京は合っていると思う」とジャッジ。「ここ2走がスタートが切れていない感じなので、流れに乗って競馬できれば」と話した。
【京王杯水曜追い】レッドカーペット大崩れなくしっかり — スポニチ Sponichi Annex 競馬

■トップライセンス 古馬に追走併入「東京千四も問題ない」

新馬戦を勝ったトップライセンスは古馬500万下に追走併入(南ウッド4ハロン52・3―38・7―12・9秒)。

尾関調教師「使った後もカリカリしたところがないし、東京千四も問題ないでしょう」
【京王杯2歳S】トップライセンス 古馬に追走併入「東京千四も問題ない」 (東スポWeb) – Yahoo!ニュース

■ボールライトニング 蛯名「(ダイワ)メジャーっぽくていい脚を長く使えそう」

小倉2歳Sを制したデグラーティアの半弟ボールライトニングは新コンビの蛯名を背に坂路で単走。4ハロン58・2―42・4―13・2秒と軽めの内容も、動きは軽快だ。

蛯名騎手「(ダイワ)メジャーっぽくていい脚を長く使えそうな感じ。まだ新馬戦しか走っていないけど、ここに入っても楽しみ」
【京王杯2歳S】ボールライトニング 蛯名「(ダイワ)メジャーっぽくていい脚を長く使えそう」 (東スポWeb) – Yahoo!ニュース

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2019年10月28日