甘酒や納豆に「時差ぼけ」改善効果があることが判明

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受諾研究などを行う株式会社KRIは、甘酒や納豆などに“時差ぼけ”改善効果があることを見つけた。また今回の研究を活かし、航空機の機内食検討やサプリメントの開発などに応用、各種素材の評価法確立を狙う。

KRIが甘酒や納豆などに時差ぼけ改善効果を見つける

KRI(京都市下京区、住友宏社長、075・322・6830)は、甘酒や納豆などに“時差ぼけ”改善効果があることを見つけた。
甘酒や納豆に“時差ぼけ”改善効果−KRIが発見−生体リズム調整の簡易評価法を確立:日刊工業新聞

生体リズムの調整を制御する核内受容体「REV―ERBα」に作用する物質(リガンド)の簡易評価手法を確立して検証した。時差ぼけ改善に効果ある食品の探索などに活用できる手法として、受託評価を始める。
納豆に“時差ぼけ”の改善効果があることを発見!

時差ぼけとは

時差ぼけ(じさぼけ、jet lag)とは、数時間以上の時差がある地域間を飛行機などで短時間で移動した際に起こる、心身の不調状態を称する一般通称。それが著しい苦痛や体調不良を伴う場合は時差症候群または非同期症候群と呼ぶ。
時差ぼけ – Wikipedia

甘酒

甘酒(あまざけ、カンシュ、醴)は日本の伝統的な甘味飲料の一種で、見た目はどぶろくに類似しており混濁している。甘粥(あまがゆ)とも呼ばれる。

主に米こうじと米、あるいは酒粕を原料とする。酒という名がつくものの、アルコール含有はわずかで、市販されている商品はソフトドリンク(アルコール度数1%未満)に分類されるものが多い。
甘酒 – Wikipedia

納豆

納豆(なっとう)は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本の発酵食品。各種が存在するが、現在では一般的に「糸引き納豆」を指す。
納豆 – Wikipedia

KRIが開発した蛍光物質を生成する酵母細胞

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KRIはリガンドがあれば蛍光物質を生成する酵母細胞を開発。サンプルを添加して一晩経過後の発光量からリガンドの強さを評価する手法を構築した。一般的な評価法に比べて、短時間かつ低コストに評価できるという。
甘酒や納豆に“時差ぼけ”改善効果−KRIが発見−生体リズム調整の簡易評価法を確立:日刊工業新聞

リガンドって?

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リガンド(ligand; ライガンド)とは、特定の受容体(receptor; レセプター)に特異的に結合する物質のことである。

特にタンパク質と特異的に結合するリガンドは、微量であっても生体に対して非常に大きな影響を与える。 そのため薬学や分子生物学の分野では重要な研究対象になっている。
リガンド – Wikipedia

甘酒や納豆に時差ぼけ改善物質を発見

この評価法を用いて身近な食品を試したところ甘酒や納豆といった発酵食品に、REV―ERBαのリガンドが存在することが分かった。食品、天然物、化合物などを評価することで、航空機の機内食検討やサプリメントの開発などに応用できるとみている。
納豆に“時差ぼけ”の改善効果があることを発見!

REV―ERBαとは

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人間は約24時間周期の“体内時計”を備える。夜更かしや航空機での長距離移動などによる周期変調は健康に影響し、能率低下にもつながる。REV―ERBは生体リズムに影響する“時計遺伝子”を制御する役割を持っているとされる。
甘酒や納豆に“時差ぼけ”改善効果−KRIが発見−生体リズム調整の簡易評価法を確立:日刊工業新聞

今後、発見技術(評価法)を応用へ

今後、他の核内受容体でも各種素材の評価法確立を狙う。食品の持つ健康増進効果を研究するとともに、評価を通じて機能性食品の開発や創薬への展開も見据える。
納豆に“時差ぼけ”の改善効果があることを発見!

https://matome.naver.jp/odai/2144545249275740501
2015年10月22日