【2015ラグビーW杯】日本代表が強豪南アフリカに勝利!!!
9月19日、ラグビーワールドカップのイングランド大会で日本代表は優勝経験が2回ある南アフリカと対戦。34―32で歴史的な勝利を収めた。
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
ラグビーは番狂わせの起こりにくいスポーツであることから、現地ではW杯史上、またはスポーツ史上最大の番狂わせであると報じています。
「スポーツ史上最大の番狂わせ」世界に衝撃を与えたラグビー日本代表の勝利…海外掲示板の反応:らばQ
日本ラグビー史上初のW杯3勝を記録!
W杯で20チームが5チーム4組に分かれてプール戦(1次リーグ)を行う方式になった03年大会以降、3勝を挙げて準々決勝に進めなかったのは史上初めて。歴史に名を刻んだ日本フィフティーンには自国開催となる19年W杯へ確かな光が見えている。
エディーJ有終の美!米国下し3勝目、4年後日本開催W杯に光 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
歴史的勝利の立役者、エディー・ジョーンズとは?
数々の輝かしい実績を残してきた世界的コーチ
エディー・ジョーンズのここがすごい! [ラグビー] All About
日系の母と日本人の妻を持つ。どこか東洋的な風貌で、体格も大きくはない。ファンや取材陣の多くは、「エディーさん」と親しげに呼ぶ。
ラグビーW杯大金星 指揮官は「極め付きの喧嘩屋」 (女性自身) – Yahoo!ニュース
しかし、その実像に「さん」の柔らかな響きは相応しくない。
激怒。激情。激烈。「激」の字がピッタリとくる。’12年春の始動以来、怒り噛みつき、怠惰を嫌悪しながら周到な準備と執拗な情報収集に邁進、湿地帯を彷徨ったジャパンを再生させた。
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エディー・ジョーンズ氏がHCに就任して以降の日本代表の成長は目覚ましく、その功績は大いに称えられるべきだ。
ザック氏以上!?ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ氏の多大な功績|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン
日本代表を世界に通用するチームに育て上げた秘訣とは?
■選手の心構え=マインドセットを変える
・精神面から
私が就任した2012年には、選手は世界で一番良いチームになれるとは心からは信じていなかったはずです。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
日本の選手たちはこれまで大学やクラブでの「日本一」にしか興味がなく、それで満足する、ドメスティックな考え方でした
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
『どうせ』『無理だし』といったネガティブな発想を覆すことをエディーさんはずっとやってきました。例えば、『外国のチームとスクラムを組んでも、絶対に勝てないし』とかいったような発想を覆すために、専門のスクラムコーチを招き、練習を積み重ねていくことです
Amazon.co.jp: ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books): 生島 淳: 本
日本にはCan’t do(…できない)というカルチャーがあります。(中略)私たちはこうしたCan’t do(…できない)のカルチャーをCan do(…できる)に変えていかなければなりません
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
エディー氏はラグビーに限らず日本人選手が陥りがちな「体が小さいから」「農耕民族だから」という「言い訳」で戦う前から分相応な「枠」に自らを嵌めてしまうメンタリティを変えてきた
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
実践面から…
取り組んだことの一つは朝5時に練習を始める「ヘッドスタート」です。
世界の誰もが寝ている時間に仕事に取り組み、前に進むという意味があります。それが結果につながり、自信になっていきます。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
スクラムの専門家をコーチとして招聘したり、総合格闘家の高阪剛氏を招聘してタックルの研究をしたりとさまざまな指導をした他、選手のフィジカルを徹底して鍛え上げた。
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
日本人はともすれば「体が小さい」などとして「力より技」という考えに傾きがちで筋力トレーニングを否定しがちだ。それをフィジカルを徹底して鍛えることで、メンタルの部分でも負けない土台を作り上げた
もう一つ「モダン武士道」という準備方法も取り入れました。ハードワークと規律を重要視し、スポーツ科学も取り入れています。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
要は1日に5時間も6時間も練習するのではなく、もっとスマートにトレーニングをする
■オリジナルの戦い方を作る
JAPAN WAY = 勤勉・忍耐・献身
日本独自の戦い方「JAPAN WAY」を掲げるジョーンズHC
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
どの国も成し遂げたことのないアタッキングラグビーで、とてもスキルフルな「スモールラグビー」を世界に見せることでビックゲームに勝利し、世界からリスペクトされるラグビーを目指します。
ラグビーはきっと復興する第2回・エディージョーンズHC「JAPAN WAY」で日本ラグビーは世界からリスペクトされるラグビーをする | Rugby Japan 365
大事なのは「価値観の転換」です。私が目指すラグビーでは、自陣の一番底からでもアタックする勇気が必須です。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
ところが今、日本のほとんどのチームでは「自陣の後方4分の1ではキックする」などと、チェスのように戦術が決まっています。
例えばiPodはビジネスで成功していますが、それは製品がすごくユニークだったからです。
だから、みんながコピーをしたのですが、それではiPodより良いものは生まれません。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
ラグビーも同じ。強豪国を真似しても絶対に勝てるチームにはならない。
日本人は身体が小さいので、パスの回数を増やし、スペースを作ることが大事です。
それが、私が提唱する「JAPAN WAY」というスタイルの根本です。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
私たちは私たちのやり方でスクラムを組みます。決してNZ(ニュージーランド)をコピーしたスクラムをすることはありません。もっとタイトに、低く、ダイナミックにスクラムを組みます。これはCan do(できること)なのです。
ラグビーはきっと復興する第2回・エディージョーンズHC「JAPAN WAY」で日本ラグビーは世界からリスペクトされるラグビーをする | Rugby Japan 365
強化の手順はきわめて正統である。まず「キックを封印。手にボールを持って攻めつづける」という明快な方針を掲げる。本人の分析によれば、国際的なスタンダードは「パス4本に対してキック1本の比率」。だが、このジャパンは「11対1」を理想とする。
ラグビーW杯大金星 指揮官は「極め付きの喧嘩屋」 (女性自身) – Yahoo!ニュース
その遂行に求められる体力とスキルのレベルを追い求めた。
■緻密で計算された科学的トレーニング
物事には必ず最終コーナーがあり、確実なことはありません。ですが、計画を立て、柔軟性を持って、細かく訓練することで対応していきたいと思っています。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
エディー氏は、上意下達で「しごきにも耐える」的な感性を美徳としがちな日本のスポーツ界を「武士道的精神主義の弊害」として、練習計画にはしっかりとしたサイエンスを導入し、しっかりとした数値目標を立てた。
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
私はハッピーなチームにはしたくありません。
居心地がいいと能力は発揮できないからです。ときには少し突き放すことで、選手が100%安心しないようにしています。
エディー・ジョーンズ(2015年1月26日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
人生で何かいいことを成し遂げようとするためには、必ず苦しみを伴います。
【ラグビー】『ネバー・ビー・ハッピー』エディー・ジョーンズ流指導とは?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Otherball
エンジョイはしてほしい。
でも、ハッピーだと、こういう風に(ソファーに深く座るしぐさをして)ふんぞりかえってリラックスすると、100%のことはできません。
【ラグビー】『ネバー・ビー・ハッピー』エディー・ジョーンズ流指導とは? – ライブドアニュース
選手の走力などを把握するためにGPSによる走行距離の把握などデータを徹底して集めた。また、ドローンによる空撮を導入し、ボールから離れた選手の動きも広い視野で鮮明に見られるようにするなどして選手個人、そしてチーム全体でも動きの客観視を可能にすることを徹底した。
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
オーストラリアでも南アフリカでもイングランドの選手でも、あそこまで練習に打ち込むことは絶対にできない
体格で劣り、守りきれないからこそ。日本ラグビーの活路は攻撃にある。(4/5) – ラグビー – Number Web – スポーツ総合雑誌ナンバー公式サイト
■強みを知り、強みを伸ばす
エディー氏は“自分の持ち味に気づかなかったり、長所を前向きに評価したがらないのが日本人の特徴だ”と見ているという。
Amazon.co.jp: ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books): 生島 淳: 本
エディー氏は、良く言えば「謙虚」なメンタリティを、もっと自己評価をポジティブなところからスタートするように導いていった。
「コーチングでいちばん重要なのは、選手に自信を持たせることだ」と語るジョーンズ氏
Amazon.co.jp: ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books): 生島 淳: 本
エディーさんの名将たるゆえんは、選手一人一人を理解し、その能力を最大限に引き出す手腕にある。
エディー・ジョーンズ(2015年1月26日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
グラウンドの中はもちろんだが、エディーさんの特徴として、性格テスト面接をかなり重視していました。質問に対して、選手はどんな反応、答えをするのか。ネガティブな答えではなく、時間をかけてポジティブな答えが出てくるように選手は変わっていったといいます
Amazon.co.jp: ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books): 生島 淳: 本
エディーさんはひたすら選手の一挙手一投足を観察し続けている。
選手の能力や課題を見極めるのはもちろん、「どんな性格か」、「コーチや他の選手との関係はどうか」、「ラグビーを続ける動機は何か」など、それぞれの選手の内面までつぶさに見つめる。
エディー・ジョーンズ(2015年1月26日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
エディーさんのすごさは、「観察力」です。誰と誰が会話していた、どんなプレーをしてその時どんな表情をしていた、自分が喋った時、その人がどんな顔だった——といったことを、つぶさに見て記憶している。
エディー・ジョーンズのここがすごい! [ラグビー] All About
結果として、エディー氏は、ラグビー選手のインテリジェンスに繋がる”自分の能力への気づき”=「セルフ・アウェアネス」を各選手に植え付けることに成功したのである。
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
出来ないことを伸ばすのも大切だが、自分の能力を肯定的に評価し、出来ることをいかに最大限に活かせるかを考えし、それを伸ばすこと。そうすることで。さらに自分への肯定感も得られるのである。
■常に学び続ける
勝つ文化を作り上げるには、学ぶことが必要です。どのチームももちろん敗北を経験しますが、勝敗に関係なく学ぶことはできます。
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
ヘッドコーチとして、自分より知識が豊富な人に会うことは、自らの知識を改良していくためにも、重要視しています。
原辰徳監督からも教えを請う
ラグビー日本代表はなぜ“強豪”になったのか|ダイヤモンド・オンライン
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した原辰徳監督に会いにいき、女子バレーボールと女子サッカーの監督にも、教えを請いにいきました。
エディーさんは知的好奇心が旺盛で、常にラグビーのみならず世界のあらゆるスポーツに精通し、情報収集をしていました。また、常に目標設定を明確にしていました。例えば、朝起きて思いついたこと、今日やろうと思うことをメモしたり、将来的なビジョンだったり。常に柔軟にアイデアを生み出すよう思考を重ねていました
ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え (HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
「今日の試合は、選手たちの試合だった。チームはとても成長した。大会4戦で3勝という成績はこれまでのチームのハードワークの結果。この日本代表のように、日本人ではない人たちが国旗を振って応援してくれるチームになることは、なかなかできることではない。日本の子供たちにとって、選手たちがヒーローになった」
日本代表「ラグビーワールドカップ2015」第4戦 対アメリカ代表、試合後ヘッドコーチ・選手コメント|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。
熊谷俊人(千葉市長)@kumagai_chiba
W杯で3勝、凄いことです。こんな素晴らしい試合をたくさん見ることができ、選手、エディーHCや関係者の方々に感謝です。
父がオーストラリア人、母が日系米国人2世。
96年、東海大学ラグビー部のコーチに就任。03年のW杯ではオーストラリア代表のヘッドコーチとして母国を準優勝へ導く。07W杯では南アフリカ代表のアドバイザーとして優勝に貢献。12年より日本代表ヘッドコーチを務める。2015年11月1日には日本代表ヘッドコーチから退任することが決定している。