そもそもコラーゲンとは?
コラーゲンは、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多い。コラーゲンはゼラチンの主成分であり、化粧品、医薬品などにも様々に用いられている。
コラーゲン – Wikipedia
コラーゲンに美容・健康効果はない?
しかし、コラーゲンに美容効果はないとする意見も多数存在します。
「コラーゲンとはタンパク質の種類の一つ。消化されるとき、その他のタンパク質と同じように、ペプチドやアミノ酸に分解されてしまいます。そしてコラーゲンは、これらのアミノ酸を材料に体内で“一から”作られます。つまり、コラーゲンでタンパク質を摂っても、豆腐や肉・魚などからタンパク質を摂っても、得られる効果は同じです」
「効果がでているとしたら思い込みでは?いわゆるプラセボ(偽薬)効果ですね」
コラーゲンは意味ないの!?『効果ない派 VS 効果ある派』の言い分 | 恋愛その他 | 恋愛ユニバーシティ
そもそも「タンパク質」は、食べたら体の中で「消化・吸収」されます。タンパク質の場合は、消化の過程で消化酵素によってアミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) など、「とても小さい分子」にまで分解されます。コラーゲンも、食べたら体内で分解されるのは他のタンパク質と同じで、コラーゲンそのものとしては吸収されません。ヒトのからだは、タンパク質を食べたら、アミノ酸やペプチド (アミノ酸が2~3個結合したもの) などの「小ささ」に分解してからでないと吸収できない機構になっています。
「健康食品」の安全性・有効性情報
「コラーゲンを摂取しても食事から摂取したタンパク質と同様に消化酵素でアミノ酸に分解されるので体内でコラーゲンだけが増えることはなく、それゆえ都合よく顔の肌だけがぷるぷるになるなんてことはない。」
「コラーゲンは効果がない!」に回答する最新の研究レポート-【レビューで検証中!】コラーゲン商品の口コミ情報etc
消化されては効果がない?
タンパク質であるコラーゲンは体内で”バラバラに分解”された上で吸収されるため、肉や魚を食べるのと何も変わらないということです。
これは、生物学を学んだ人の間では、ある種の常識として認識されています。
低分子コラーゲンなら吸収される?
しかし、分子量が小さければコラーゲンのまま吸収されるかどうかは未だ不明で、正しく証明されていません。
徹底検証!コラーゲンには効果があるのか、無いのか総決着!
こういった現象が起こるのかどうかはまだはっきりしていません。
(私個人としては、この意見は怪しいと思っています)
そもそも実験で効果がある!!
コラーゲンの効果を調べる実験は数多く行われており、”美容・健康効果がある”とする実験結果が得られています。
コラーゲンの経口摂取による肌のハリに対する臨床試験
対象:健康な22-58歳の女性。58人。試験方法コラーゲン入りのドリンクで経口摂取。
グループ1:20-39歳のグループ
グループ2:40-59歳のグループ
投与量コラーゲンを1日5g。結果グループ1 (20-39歳のグループ)
コラーゲン摂取開始後2週間で肌の柔軟性がアップした、継続することで柔軟性はさらに向上グループ2(40-59歳のグループ)
コラーゲン摂取開始後5週間目ごろに肌の柔軟性がアップし始め、10週間目にはグループ1とほぼ同等レベルまで肌の柔軟性はアップした。肌のハリについても10週目には、グループ1がコラーゲン摂取前に測定したレベルにまで回復した。
コラーゲンの効果と効能~コラーゲンドリンク・飲むコラーゲンは本当に肌に効果があるのか-サプリメントラボ
乾燥肌に関する臨床試験
乾燥肌および肌荒れの女性21人にコラーゲンペプチド5gを含むドリンクを4週間投与したところ、コラーゲンペプチド摂取グループでは皮膚の柔軟性となめらかさ,乾燥に改善が見られたが、プラセボ(偽薬)群では見られなかった
コラーゲンの効果と効能~コラーゲンドリンク・飲むコラーゲンは本当に肌に効果があるのか-サプリメントラボ
■実験者:常盤薬品工業株式会社・大阪大学美容医療学寄附講座
■期間:2010年9月中旬~11月中旬までの約2ヵ月間
■対象:シワを気にしている女性20名(平均年齢45.7歳)
■実験内容
コラーゲンペプチド配合飲料(5,000mg)を2ヵ月間1日1本就寝前に摂取
■計測方法
1)血液採取(アミノ酸分析)
2)皮膚計測(皮膚粘弾性測定・VISIA-Evolutionを用いた画像解析)
■実験結果
・皮膚のハリが約1.5倍改善
・シワ本数の減少(19.8本⇒15.8本)
・血液に含まれる(血漿中)のコラーゲン(ヒドロキシプロリン)量が約7.5倍に増加この実験結果から、コラーゲンペプチド配合飲料を2ヵ月間連用することで、皮膚粘弾性(ハリ等)の改善やシワ本数の減少など、美容に効果があることが明らかになりました。
徹底検証!コラーゲンには効果があるのか、無いのか総決着!
やはりコラーゲンには効果がある!?
しかし、科学的根拠は乏しい状態です(ゆえに反対意見も根強い)。
分かってきた科学的根拠
そんなコラーゲンの効果は本当or嘘という論争に対して最新の研究結果がどう回答しているかというと、
京都府立大学大学院の佐藤健司教授が05年に摂取したコラーゲンが体内で吸収されることがわかる目印を発見して以来、研究者やコラーゲン製品を手がける明治やニッピ、ロッテなどの研究機関が数多くのヒト試験や細胞実験を行なった結果、コラーゲンが体内で働くメカニズムが明らかになりつつあります。
コラーゲンが体内で働くメカニズムとして現在わかっているのは以下のとおり。
(1) コラーゲンを摂取する
(2) 一部がアミノ酸まで分解されずコラーゲンペプチドとして体内に吸収される
(3) 肌にまで届くコラーゲンペプチドがある
(4) コラーゲンペプチドが繊維芽細胞を増やしてコラーゲンやエラスチンの産生を促進する
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摂取したコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになる、ということではないんですが、肌のハリや弾力にかかせないコラーゲンやエラスチンといった弾力成分を作る工場ともいえる繊維芽細胞を活性化するので肌たるみの改善に効くということなんです。
「コラーゲンドリンクを飲んだ翌朝は肌がぷるぷるする 化粧ノリが全然違う!」
といった肌の変化はこれまで「皮脂がでただけ」とか「思い込み」と酷評されていたわけですが、いまではこれは立派なコラーゲンによる効果ということが証明されたわけなんです。
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ペプチドがコラーゲンの生産を促進する
体内に入ったコラーゲンは、消化されてバラバラになりますが、バラバラになったものの一部にコラーゲンの生産を促進する効果があるとしています。
やはり、コラーゲンには”美容・健康効果”があるようです。
しかし、仮に効果があったとしても、実際に効くかどうかは”個人差”もありますので、その点には注意が必要です。
いくら効果があるといっても…
コラーゲンの必要摂取量を多少オーバーしても副作用はないと考えられています。
しかし、体質によってはアレルギー反応が出る場合もあることが報告されています。乳製品や卵、鶏肉など何らかのアレルギー症状を持っている方は、じんましんが出たり、息苦しくなったりするなどの反応が出ることがあるようです。
アレルギー持ちは要注意!コラーゲン摂取前のポイント
一般に市販されているコラーゲンは、動物の皮などから摂られたコラーゲンを原料としていることがあります。 コラーゲンを摂ってアレルギー症状が出た! という人は、コラーゲン自体に反応を起こしているのではなく、その原料となる動物にアレルギーを持っている場合があります。 特に豚や牛由来のものは比較的アレルギー症状を起こしやすいため、豚肉を食べるとじんましんや発疹が出てしまうといった人などはコラーゲンの原料を確認してから摂るようにしましょう。
また、一概には言えませんが、魚由来のコラーゲンである海洋性コラーゲンのほうがアレルギー症状を起こすことが少ないと言われています。
コラーゲンでアレルギー反応が起こる? | コラーゲンのことならコラーゲン生活
とり過ぎは厳禁
しかし、量が多いと免疫系が余分なもの判断し、アレルギー症状を起こす可能性があります。
サプリなどで摂取する場合は、用法容量は正しく守ることが大切です。
最後に
この場合消化されることはありませんので、美容効果があることは反対派も認める所です。
皮膚や関節に多く存在し、土台を繋げる接着剤や緩衝剤の様な役割を果たします。
また、自身の重さの6000倍の水をキープできる強靭な保水力を持っています。