高校野球のもう一つの楽しみ方!グラウンド整備鑑賞がアツい

NaCl89
ドラマティックな試合展開、懸命なプレーで感動や勇気を…って、高校野球の楽しみ方はそれだけではないのです。もう一つの楽しみ方が試合前後、イニング間に行われるグラウンド整備にあった!

匠の技!阪神甲子園球場などを管理する「阪神園芸」

「日本一美しい球場」とも称される阪神甲子園球場は、このグラウンドキーパーの方々の奮闘でその美しさが保たれ続けています。

1968年設立。
本社:兵庫県西宮市甲子園浦風町16番24号(阪神甲子園駅西方高架下)
支店:大阪支店(クリエイティブ阪急事業部、大阪府吹田市)、神戸支店(兵庫県神戸市中央区)、東京支店(東京都品川区)
主な業務:阪神甲子園球場、阪神鳴尾浜球場、兵庫県立明石公園第一野球場、名古屋市瑞穂公園陸上競技場、甲子園テニスコートなど、スポーツ施設の芝生管理。公園や施設の都市緑化活動。
阪神甲子園球場(阪神タイガース主催ゲーム・高校野球大会におけるグラウンド整備は同社が請け負っている)
阪神園芸 – Wikipedia

特に高校野球では甲子園球場を使用出来る期間が限られているため、少々の雨では中止や順延にしていられません。そこでなんとか試合が遂行出来るように阪神園芸も雨と戦っているのです。

阪神園芸の雨対策

試合中に中断を余儀なくされる程の雨が降り出した時は勿論、試合日に雨の予報が出たら前夜からこのような特大シートで内野グラウンド全体を覆って、水溜まりを防いでいます。
試合中断中にブルーシートが敷かれると、観客席からは拍手や歓声が上がることも。
黄色い縦長のシートもあります。
回収するときにシートの上に溜まった水がグラウンドに溢れないように巻き取れる、スグレモノです。

土へのこだわりもスゴい

当たり前ですが、その辺の土をただバラ撒いているのではありません。

Q甲子園球場の黒土について教えてください。
A.
・黒土の産地
岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山 などの土をブレンドしている。(毎年決まっているわけではない。)
・砂の産地の変遷
甲子園浜及び香櫨園浜社有地 ~ 瀬戸内海産の砂浜 ~ 中国福建省
・黒土と砂の割合
春は雨が多いため砂を多めに、夏はボール(白球)を見易くするために黒土を多くブレンドしている。
Q & A | 阪神甲子園球場

「甲子園の土」と言いますが、実は球場の近隣で産まれた土ではなく、全国各地から選りすぐりの黒土と中国福建省の砂をブレンドして作られていました。
季節ごとに配合を変えるこだわりっぷり。

なんとこの土、2010年には一般向けに販売されたのですが、あまりの売れ行きに即販売中止になったとか。
現在は実用として10袋単位で販売されているようです。

トンボ掛けのテクニックもスゴい

土の球場には欠かせない、土を均していく作業。
内野の土が荒れている状態だと、試合中のイレギュラーバウンドも発生しやすくなり、時には試合展開にまで影響してしまいます。
阪神園芸では整備用のバンカーによる整備も行われていますが、彼らが最も重視しているのは手作業での「トンボ掛け」だった!

このトンボをかけられるようになるには相当な訓練が必要で、なんと早くて2~3年の年月を要するという。
むしろ、素人から見ると難しそうに見える整備用トラクター「バンカーエース」は、普通車の運転免許さえあれば、数日から数週間で乗れるそうだ。意外!
トンボの秘密 ―阪神園芸さんの真髄、ここにあり―(土井麻由実) – 個人 – Yahoo!ニュース

さてそのトンボ、各自で作っているということをご存じだろうか。阪神園芸さんに入ると、数ヶ月経った頃に「マイトンボ」を製作する。
トンボの秘密 ―阪神園芸さんの真髄、ここにあり―(土井麻由実) – 個人 – Yahoo!ニュース

なんとお手製だった!
使っているうちに変形してくるので、そのメンテナンスも自分でしなくてはいけないそう。


https://matome.naver.jp/odai/2144204251422496901/2144206295838638503
プロは足跡もつけない!
これはお見事です。

球児もスゴかった!あのアメトーーク!でも話題の「隼人園芸」

地方大会などでは主に、高校球児が自分達でトンボ掛けをしています。
現地観戦をしていても何気なく見過ごしがちですが、よく見てみると学校毎に個性があってなかなか面白いです。
中でも「アメトーーク!」にも取り上げられた横浜隼人高校のトンボ掛けは「隼人園芸」と称され、神奈川の高校野球ファンに親しまれています。

http://www.youtube.com/watch?v=GRE1l07ypGQ
この重心の低さ!トンボ掛けもトレーニングの一環なんですね。
物凄く足腰にきそうです。

他の学校にも個性的、芸術的なトンボ掛けを見せる球児達続々

http://www.youtube.com/watch?v=Y4S4XCfNGY8
同じ神奈川から横浜高校。
こちらはランニングを兼ねているのでしょうか?声出しも相まって迫力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=Zxbwjm-rZiU
こちら埼玉からは西武文理高校。
さながらマスゲームのような一糸乱れぬトンボ掛け。芸術的です。

いかがでしたか?
改めて見ると、グラウンド整備の奥深さに驚かされますね。
9月に入り、全国で続々と秋季大会も始まっています。
是非球場に足を運んで「生のトンボ掛け」を見てみてください!

https://matome.naver.jp/odai/2144204251422496901
2015年09月12日