https://matome.naver.jp/odai/2144146123703388801/2144146147603719503
2013年に佐川急便がネット通販最大手アマゾンとの契約を打ち切ったことは、業界に大きな激震をもたらした。
2012年から運賃の適正化を進めてきた佐川急便にとって、アマゾンとの値上げ交渉は避けて通れない難所だった。
アマゾンとの交渉を担当した佐川急便の営業マンはこう話す。
「うちが当時、受け取っていた運賃が仮に270円だったとすれば、それを20円ほど上げてほしいという腹積もりで交渉に臨みました。けれど、アマゾンは、宅配便の運賃をさらに下げ、
しかもメール便でも判取りをするようにと要求してきたのです。アマゾンの要求は度を越していました。
いくら物量が多くてもうちはボランティア企業じゃない、ということでアマゾンとの取引は打ち切るという結論に達しました」
宅配便とメール便の一番の違いは、判取りの有無にある。判取りが必要な宅配便には、
不在ならば再配達がつきものだが、郵便受けに投げ込めば完了するメール便には再配達はない。
しかし、アマゾンは佐川急便に、メール便でも不在なら再配達するようにと要求してきた、というのだ。
これでは収支がさらに悪化するだけだ、という判断が働いたため、最大手の荷主であるアマゾンに三下り半を突きつけた
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2015年09月05日