夏に多い皮膚疾患 まとめ

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夏場は1年の中で1番皮膚疾患が増加する季節です。では、この時期はどのような皮膚疾患が流行するのかみていきましょう。

皮膚疾患の分類

夏は一年のうちで最も多く皮膚病がみられますが、大きく分けると、(1)紫外線によりみられるもの、(2)草花、虫などが原因になるもの、(3)汗により悪くなるもの、(4)プール(海水浴など)の時期に悪くなるものなどがあげられます。
(第2回)夏に多い皮膚病 | 二宮皮フ科クリニック | 松山市竹原

(1)紫外線によるもの

シミ

紫外線に当たると、肌を守るためにメラニンが作られ、それがシミに。
紫外線と、女性ホルモンに注目。シミのメカニズム|かんぱんINFORMATION

ヘルペス

ヘルペスというと、免疫力の低下が原因と考えられていますが、実は紫外線もヘルペスの発症と関係しているのです。
紫外線のケアをせずに外出をすると、紫外線を多く浴びることとなり、それがヘルペスのひとつの要因にもなりえます。

また口唇ヘルペスとなった場合、それが重症化するのを防がなければなりません。
そのためにも紫外線対策は有効です。
紫外線がなぜヘルペスの大敵になるのかを理解

(2)草花、虫などによるもの

接触皮膚炎

夏はとくにご用心!〜接触皮膚炎とは〜
植物(サクラソウ)による接触皮膚炎 皮膚は身体の表面をおおうことで、外界のさまざまな刺激から身体の内部を守っています。私たちはふだん、どんな刺激にさらされているかを意識することはありませんが、ときには皮膚が有害な物質に触れ、「かぶれ」「アレルギー反応」を引き起こすことがあります。そうした接触によって起こる皮膚トラブルを「接触皮膚炎」と言います。
また夏は薄着になり、海や山など野外で活動する機会も多いでしょう。そこでうっかり、接触皮膚炎を引き起こす植物や、毒性のある昆虫などに触れてしまい、皮膚トラブルを引き起こしてしまうケースが増加するのです。
症例図鑑「接触皮膚炎」|教えて薬剤師さん|ヒフノコトサイト|田辺三菱製薬

虫刺され

虫刺されは、大雑把な分け方をすると「痒い場合」と「痛い場合」に大別されます。
痛い場合は毒棘をもつイラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラー刺されると電気に触れたように感じるので電気虫とも呼ばれます)の幼虫による毛虫皮膚炎、アオバアリガタハネカクシによる線状皮膚炎(この皮膚症状は特徴的)、ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチによるハチ刺症、トビズムカデによるムカデ咬症の場合だけです。
痒い場合はヒトスジシマカ・アカイエカによるカ刺症、ネコノミによるノミ刺症、イエダニによるダニ刺症、毒針毛をもつドクガ類(ドクガ・チャドクガ・モンシロドクガ)、カレハガ類(マツカレハ、ヤマダカレハ)による毛虫皮膚炎、ブユ(ブヨ・ブト)によるブユ刺症です。
夏に多い皮膚病 – 【ふたむら皮膚科】あなたの皮膚科診察室

(3)汗によるもの

あせも

「あせも」は汗疹、または汗貯留症候群と言います。原因は、たくさんの汗を掻いた時に、汗管という汗の出る通り道が閉塞することにより、汗の皮膚表面への流出が妨げられ、汗が皮膚内に貯留して小水疱を生じたものです。
山本皮膚科医院 院長による病気・症状別アドバイス 〒733-0031 広島県広島市西区観音町15-1 TEL082-231-1171

水虫

水虫は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。最近は女性も仕事で一日中、靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも水虫に悩む人が多いようです。
水虫の原因|からだの症状|くすりと健康の情報局

アトピー性皮膚炎

暑い季節になるとアトピー性皮膚炎の患者さんの来院が増えてきます。
その殆どは症状が悪化したり、或いはアトピー性皮膚炎以外の病気が併発したりして、良くなって来院される方は余り見られません。
この悪化する原因は、言うまでもなく汗と紫外線の影響だと判断することができます。

汗の刺激によって湿疹になり易い部位は、大体が汗が溜まり易い場所であったり、或いは衣服等の物理的刺激を受け易い場所です。
しかしながらこの老廃物は刺激があるという欠点がありますが、その中の一部は保湿作用を高めるものや抗菌作用をつくるものがあります。
その為軽症のアトピー性皮膚炎の患者さんは逆に改善されることもあります。
一方、重症のアトピー性皮膚炎の患者さんはあまり汗をかくことが出来ません。
院長コラム 第2回 夏のアトピー対策 : コスモメディカルクリニック

(4)プール(海水浴)によるもの

とびひ

とびひとは、正式な病名を「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といい、主に黄色ブドウ球菌の感染によって起こる皮膚の疾患です。感染すると水疱(水ぶくれ)ができます。この水疱は破れやすく、中の菌が体中に広がって飛び火のように次々と新しい水疱をつくっていくことから、一般的にとびひと呼ばれています。
主に擦り傷や虫刺され、あせも、湿疹などの皮膚にできた浅い傷から細菌が入り込み、感染することで発症します。幼児に多くみられ、高温多湿で汗をかきやすい夏に増える傾向があります。
夏はとびひが増える季節です | 今月の健康コラム | 一般社団法人 千葉市医師会

みずいぼ

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウィルスが、皮膚感染することによってできるイボのことを「水いぼ」と呼びます。
大人よりも児童、特に3歳~10歳前後の発症が多く、感染者のほとんどが児童期に発症しています。
夏に注意したい子供の「水いぼ」。原因と治療法は?|cuta [キュータ]

https://matome.naver.jp/odai/2144022109971548501
2015年08月22日