横浜で竜巻!?竜巻や突風から身を守る方法

nagbenabe

関東地方は大気の状態が不安定となり、17日午後、神奈川県の横浜市や藤沢市では竜巻とみられる突風が吹き、建物などに被害が出た。また、ケガ人も出ている。
神奈川で竜巻か 中学生らケガ(2015年8月17日(月)掲載) – Yahoo!ニュース

横浜地方気象台によると、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気が不安定になり、同日午後2時50分頃、県内全域に竜巻注意情報を出していた。
藤沢と横浜で竜巻か、突風で2人重軽傷…停電も (読売新聞) – Yahoo!ニュース

竜巻の前兆を知って身を守るためには

第1のポイントは“天気情報”です。
NHK そなえる 防災|コラム|竜巻の前兆を知って身を守るためには

1日前から数時間前にできることは、天気情報の収集です。“大気が不安定”とか“前線が接近”などの情報は、前日の天気予報で把握できます。すなわち、積乱雲が発生しやすいかどうかのポテンシャルの確認です。

第2のポイントは、“空模様”です。

昔から、「空模様が怪しい」といったように、竜巻のような局所的な現象は、空を観察して天気の変化を予測する、「観天望気(かんてんぼうき)」が重要です。強い竜巻はスーパーセルと呼ばれる特殊な積乱雲によってもたらされます。以下のようなサインを五感で感じたら、普通でない積乱雲と考えて行動を起こしましょう。

サイン
NHK そなえる 防災|コラム|竜巻の前兆を知って身を守るためには

1.比較的遠く(水平距離で数10km)で分かる前兆
「雷鳴が聞こえる」、「かなとこ雲が広がってくる」、「乳房雲が雲底に見えた」。
2.竜巻が近い前兆
「降雹」、「落雷」、「真っ暗になる」、「冷たい風を感じる」、「においを感じる」、「アーククラウドが見える」、「壁雲が見える」。
3.竜巻が目の前に迫ったサイン
「地上の渦が見える」、「耳鳴りがする」、「ゴーという音がする」。

どこに逃げればいいの?
NHK そなえる 防災|コラム|竜巻の前兆を知って身を守るためには

目の前に竜巻が迫ったらどうするかです。時間的な猶予は数分から数秒と思ってください。

屋外に居た場合の対処方法
NHK そなえる 防災|コラム|竜巻の前兆を知って身を守るためには

とにかく竜巻から逃げることが必須です。竜巻の進行方向を冷静に見極めて、進行方向以外の方向に逃げましょう。竜巻の進行速度は毎時数10kmと車並みのことが多いですから、走っても勝てません。早めに逃げた方がリスクははるかに小さくなります。竜巻は周囲の風に流されますから、風下を避けて逃げましょう。また、竜巻渦の回転は反時計回りのことが多く、進行方向右側の風速が強まるため、もし竜巻の渦内にいるという最悪の場合、進行方向と逆向の回転方向に逃げましょう。

屋内に居た場合

竜巻による住宅の被害2大ポイントは、“窓”と“屋根”です。竜巻の場合、飛散物が舞うため、マンションのガラス等も割れてしまいます。いったん窓が破壊されると、吹き込む風により室内の風圧が上昇し、一番弱い所(例えば反対側の窓や屋根)が次に破壊されるのです。日本の住宅は、いかに風通しを良くするかを考慮して作られることが多いですから、竜巻の避難場所としては、逆に、わが家で風通しの悪い場所を探しておきましょう。一般的に、トイレやバスタブなどは最も安全な場所といえます。実際アメリカでは、家自体が竜巻で飛ばされても、残った土台のバスタブに身を隠して助かったケースがしばしば報告されています。

https://matome.naver.jp/odai/2143981185025192701
2015年08月17日