◆「子どもの自殺」が夏休み明けに集中していることが分かりました
18歳以下の「子どもの自殺」は、夏休みなどの長期休暇が明けた時期に集中していることが、内閣府の調査で判明しました。
夏休み明けに多い「子どもの自殺」や「不登校開始」 おもな原因と今から行いたい対策とは (Mocosuku Woman) – Yahoo!ニュース
日付別の集計では、9月1日にもっとも人数が多く、ほかにも新学年のスタートが近づいてくる4月の初めや夏休みの終わりにも、自殺する子どもの数は増えることがわかっています。
夏休み明けに多い「子どもの自殺」や「不登校開始」 おもな原因と今から行いたい対策とは (Mocosuku Woman) – Yahoo!ニュース
これまで自殺者数は、月別、年次などに区切って出されていたため「日別」で発表されたのは初めてのこと。
【公開】子どもの自殺、夏休み明けに突出 / 不登校新聞
また、18歳以下にかぎって集計されたのも初めて
【公開】子どもの自殺、夏休み明けに突出 / 不登校新聞
子どもに限らず国際的に見ても、自殺者の多い国「日本」
自殺対策は国をあげて取り組むべき「大きな問題」と言えるでしょう。
どうして長期休暇明けに、こんなに自殺数が増えてしまうのでしょうか?
子供のいじめに親が向き合おう!夏休みなどの長期休暇明けに子供の命を決してムダにしてはならない | ももねいろ
子供に限らず日本は国際的に見ても、自殺率が特に高い国と言われています。
【ニュース】子どもの自殺の背景の1位は「いじめ」ではなく「進路問題」 – feely
自殺対策の問題は国をあげて取り組むべき大きな課題となっています。
こどもの自殺対策 – こころの小枝 * こどものメンタルヘルス案内所 *
◆そもそも、子どもの自殺にはどういった原因があるといわれているのでしょうか?
子どもの自殺の原因とされるものには、学業不振、家族の叱責、家族関係や友人関係の不和など様々なものがあります。
しかし、これらは後日の聞き取り調査などによって判断されたもので、これが本当に正しいのかどうかは調べることは難しいでしょう。
小・中学生の原因上位3位は、学業不振、家族の叱責、親子関係の不和です。
小・中学生の自殺、原因の1位は「学業不振」 | 舞田敏彦のデータで読み解くDUALな疑問 | 日経DUAL
ちなみに原因4位の「友人との不和」には、恐らくいじめも含まれるでしょう。
小・中学生の自殺、原因の1位は「学業不振」 | 舞田敏彦のデータで読み解くDUALな疑問 | 日経DUAL
ただし、上記のような自殺の原因・動機は、あくまで後日の聴き取り調査や遺書によって判断されたもの
■子供の自殺、長期休み明けに集中 9月1日が最多:健康創造塾:So-netブログ
子供が実際に自殺に至るまでには、さまざまなストレスや精神的プレッシャーの影響も考慮する必要があります。
■子供の自殺、長期休み明けに集中 9月1日が最多:健康創造塾:So-netブログ
▼自殺における「準備状態」と「直接の契機」とは?
自殺には「準備状態」と「直接の契機」があると考えられています。
「親からの叱責」や「受験の失敗」などで自殺したとしても、それは「直接の契機」であり、それ以外にも山積みになった問題「準備状態」が別にある場合があると言われています。
通常自殺の原因として取り上げられるのは「直接の契機」の方です。
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
自殺の原因を考える際には、自殺の「準備状態」と「直接の契機」を分けて考えなければなりません。
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
自殺に至るまでには長い道程があり、様々な問題が山積していく。これが「準備状態」
文部科学省「子どもの自殺予防のための取組に向けて(第1次報告)
背景には、環境因、こころの病、問題を抱えた際に解決の幅の狭い性格傾向、家族の要因、衝動性のコントロールの悪さ、といった様々な要因が関与している。
文部科学省「子どもの自殺予防のための取組に向けて(第1次報告)
準備状態が長期にわたって固定化していき、自殺の引き金となる「直接の契機」は、むしろごく些細なものである場合が圧倒的に多い
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/sidou1/jidoseito/pdf/shido-tebiki-14.pdf
◆夏休みの終了は「直接の契機」になる可能性を秘めています
とくに学校で自殺の準備状態を送った子どもにとっては、夏休みの終了によって、再度ストレスの原因に触れることになります。
夏休みの終了が「直接の契機」となり、前触れもなく自殺してしまうこともあるようです。
様々な問題を抱え自殺の「準備状態」にあった子供が、夏休みが終了して学校が始まりストレスの原因と触れるという「直接の契機」
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
大人から見ると、何の前触れもなく、突然自殺してしまいます。年齢が低いほど、その傾向は強いようです。
子どもの自殺の特徴と予防方法(心理学総合案内こころの散歩道)
友達に同情して道連れや後追い自殺をすることもあります。
生命を大切にするために-自殺への理解と未然防止を-/長野県教育委員会
これらはいずれも子どもの心理の特徴に由来するものであり成人にはあまり見られません。
生命を大切にするために-自殺への理解と未然防止を-/長野県教育委員会
▼子どもの態度や行動からSOSのサインを見逃さないことが大切です
とくに近年増加している子どもの「うつ」や「いじめ」に関しては本人がそのことを家族や周囲に隠そうとする傾向があります。
そのため、親や周囲の大人は本人の態度や行動にあらわれる「サイン」を見逃さないようにしなくてはいけません。
また、近年増加している子どもの「うつ」や、自殺の原因として問題となることの多い「いじめ」には共通点があります。
夏休み明けに多い「子どもの自殺」や「不登校開始」 おもな原因と今から行いたい対策とは (Mocosuku Woman) – Yahoo!ニュース
それは、両者とも、家族や周囲に自分が「うつ」っぽいことや、「いじめ」にあっていたりすることを隠そうとする点です。
夏休み明けに多い「子どもの自殺」や「不登校開始」 おもな原因と今から行いたい対策とは (Mocosuku Woman) – Yahoo!ニュース
そのため、親や周囲の大人は、本人の態度や行動にあらわれる「サイン」を見逃さないことが大切
■子供の自殺、長期休み明けに集中 9月1日が最多:健康創造塾:So-netブログ
子どもが「死」を話題にしたり「孤立感」を訴えたりする場合は「自殺の危険を示す重要なサイン」と捉えるべきだとしています。
【ニュース】子どもの自殺の背景の1位は「いじめ」ではなく「進路問題」 – feely
いつもなら出来るようなことが出来なかったり、体調不良を訴えたり。
こういった、気がつきにくいものから部屋に閉じこもるようになるなど。
様々なサインがあると言われています。
子どもの自殺には、事前に必ず予告兆候、つまり自殺のサインがあります。
生命を大切にするために-自殺への理解と未然防止を-/長野県教育委員会
いつもなら楽々できるような課題が達成できない。
ACTION 日本を動かすプロジェクト|自殺を減らせ
気力がなかったり、腹痛や頭痛がよく起こったりと、体調不調を訴えている。
平成18年度 滑川中学校アクションプラン
部屋に閉じこもることが多く、ため息をついたり、涙を流したりする
家庭で分かるいじめ発見のチェックポイント|浜田市
夜眠られないから昼間寝てしまい、昼夜逆転の生活をする
心療内科 赤沼医師のコラム
「やる気がないんじゃないの?」とたかをくくったりする前に、「子どもが何か悩んでいるのではないか?」と考えてみましょう。
子どもの声に耳をかたむけ、気持ちを理解して支えてあげるようにしましょう。
愛するわが子の悲劇を未然に防ぐためにも、注意深く子どもを観察し、SOSサインに気付いてあげてください。
あなたの子どもは大丈夫? 自殺のSOSサイン! – エキサイトニュース
ただやる気がないだけ、サボりたいだけなんじゃないの?と疑う前に、子どもが何か悩んでいるのではないか?ということを考えてみましょう。
子どものサインを見逃さないで!「子どもの自殺」が夏休み明けに多発してしまう理由とは? – mamanoko
気持ちを理解して支えることが必要です。決して無視したり、たかをくくったりしてはなりません。
生命を大切にするために-自殺への理解と未然防止を-/長野県教育委員会
子供をひとりの人間として尊重(そんちょう)し、まじめに子供の声に耳をかたむけて下さい。
子供の話をじょうずに聞く方法!8つのポイントとは? [ぷぅこ] | しつけ・子育て | ままなび
▼また学校を休み始める時期として最も多かったのも7月~9月
また不登校の調査でも、学校休み始める時期として最も多かったのが「7月~9月」。
一般的に「7月~8月」が夏休みであることを考えると、夏休み明けに多くなっていると推測されます。
夏休み明けの心身の変化としてもう一つ見逃せないのは、夏休み中に乱れた生活リズムを元に戻せないというものです。
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
生活リズムの乱れは、不登校など様々な問題につながっていきます。
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
休みはじめた時期については、7月~9月が最も多く、4月~6月、10 月~12 月の順に高い比率となっている。
不登校生徒に関する追跡調査研究会 平成 26 年7月
7,8月には夏休みがあることを考えると、夏休み明けの9月に最も多くなると推測されています。
【9/7~9/13】子供たちの心身に変化が?夏休み明けに要注意!-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション
まずは、就寝や起床、食事の時間をキチンと決めて十分な睡眠をとり、規則正しい生活を送ることから、夏休み明けへの対策を始めるとよいでしょう。
■子供の自殺、長期休み明けに集中 9月1日が最多:健康創造塾:So-netブログ
◆夏休み明けは憂鬱な気持ちになるものです
楽しい夏休みは終わりが近づくにつれ、次第に憂鬱な気持ちになるものです。
子どもの様子をしっかり観察して、最悪の事態を未然に防ぐように心がけましょう。
長期休みは普段よりもだらだらと過ごせる。ストレスを感じることなく過ごせる。
夏休みは天国か地獄か?子供の自殺は長期休み明けが多いという事実 – DIARY
反面、また学校が始まればストレス環境に逆戻りになってしまう。
夏休みは天国か地獄か?子供の自殺は長期休み明けが多いという事実 – DIARY
昔子どもだった私たちもそうだったと思います。
子どものサインを見逃さないで!「子どもの自殺」が夏休み明けに多発してしまう理由とは? – mamanoko
子どもの様子をしっかり観察して、万一のことがないようにしましょう!
子どものサインを見逃さないで!「子どもの自殺」が夏休み明けに多発してしまう理由とは? – mamanoko
内閣府が過去40年間の累計日別自殺者数を独自集計。
結果、18歳以下の自殺者が最も多かったのが夏休み明けの9月1日ということがわかりました。