オススメしたい*女子校小説

umiyamakawano
閉ざされた学園、薄絹のベールに包まれた乙女の実態…的な小説を集めたつもりです。まだまだ増やします。

女子はいつの世も変わらぬようだ

女生徒(太宰治:角川文庫)
女性の独白形式による書き出しではじまる作品を収めた。昭和十二年から二十三年まで、作者の作家活動のほぼ全盛期にわたるいろいろな時期の心の投影色濃き女の物語集。(磯田光一/小山 清)

狡猾な見立て殺人‼

そして誰もいなくなる(今邑 彩:中公文庫)
名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。

これを見た時点であなたはすでに騙されている

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界(西尾維新:講談社)
串中弔士。
彼にとっては全てがゲーム――。
名門女子高校を襲う七不思議殺人事件!

平和だったはずの私立千載女学園で不可思議かつ不可解な殺人事件が起こる。そしてそこに勤務していたのは、こともあろうか倫理教師となったあの串中弔士。病院坂迷路を巻き込んだ事件から14年。探偵ごっこの犯人捜しが再び始動。犯人は一体?!これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!

少女、名前、別れ。

春待ちの姫君たち(友桐夏:創元推理文庫)
中学二年生の春、友人・春来から「唯一、彼女の名前を呼べる権利」をプレゼントされた赤音。その特別な権利によって友情を深めた二人だが、学校の中心的存在・舞によって仲を引き裂かれてしまう。以来、孤独な日々を送るように見えた赤音だが、彼女には秘密があった…。少女たちの愛憎と友情が行き着いた、驚愕の結末とは?思春期の痛みと成長を繊細な筆致で描いた傑作ミステリ。

――してるわ

蛇行する川のほとり(恩田陸:集英社文庫)
演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。

女子校はあまり関係ないかも。けれど間違いなくこれは少女の物語。大人への階段を踏み外さないように、また朝がくる。

ゆるやかに紐解く

鹿乃江さんの左手(青谷真未:ポプラ文庫)
ある女子校で起こる“不思議で残酷な出来事”を描く3つの連作短編集。「この学校には魔女が棲んでいて、どんな願いごとも一つだけ叶えてくれる」という噂。絵空事と思っていた生徒の前に、ある日魔女を名乗る女性が現れて…。第2回ポプラ社小説新人賞・特別賞受賞作。

チョコレートの香り

B.A.D.5 繭墨は猫の狂言を笑う(綾里けいし:ファミ通文庫)
「忌ま忌ましい」燃えさかる炎を前に繭墨あざかは囁いた。麗泉女学園生徒の自殺に端を発した、奇怪な紅い花にまつわる一連の事件。その裏に見えるのは、異界へ置いてきたはずの繭墨あさとの影だった。そして学園で出会った、猫の仮面に黒いマントを纒った少女、神宮ゆうり。少女は芝居じみた仕草と、あさととよく似た歪んだ笑みで僕たちに告げる。「―猫は狐の使者だ」と…。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、第5弾。

これはシリーズを読んだ方がいい系なのですが…大好きなので一応載せます。ゴシックな雰囲気が充満しているライトノベル。

「人と一緒がそんなに楽しいのっ?」(本文から)

終点のあの子(柚木麻子:文春文庫)
プロテスタント系女子高の入学式。内部進学の希代子は、高校から入学した奥沢朱里に声をかけられた。海外暮らしが長い彼女の父は有名なカメラマン。風変わりな彼女が気になって仕方がないが、一緒にお昼を食べる仲になった矢先、希代子にある変化が。繊細な描写が各紙誌で絶賛されたオール讀物新人賞受賞作含む四篇。

はしたなくて美しい!

姫百合たちの放課後(森 奈津子:ハヤカワ文庫)
「ああ、静香お姉様!気高く清らかな白百合!わたくしがあなたを守ってさしあげます!」―サディストの魔手が迫る美しき先輩・静香の純潔を守るため、一計を案じた女子高生・純子の奮闘を描く表題作、オリンピック正式種目となった“自慰道”に懸ける青春「花と指」、地球外生命の侵攻から人類を救うレズビアニズムの奇跡「2001年宇宙の足袋」など、可笑しくも甘酸っぱい全9篇を収録する“百合コメディ”作品集。

*18歳未満は注意が必要です。

学園の裏側、アウトサイダーたる少女達

青年のための読書クラブ(桜庭一樹:新潮文庫)
伝統あるお嬢様学校「聖マリアナ学園」。転入生・烏丸紅子は中性的な美貌で一躍、学園のスターとなる。その裏には異端児たちの巣窟「読書クラブ」の部長で、容姿へのコンプレックスを抱えたニヒリスト妹尾アザミの、ロマンティックな詭計があった…。学園の創設から消滅までの百年間に起きた数々の事件の背後で活躍した歴代の「読書クラブ」員。その、あらぶる乙女魂のクロニクル。

怪奇にして美麗

空の境界〈下〉(奈須きのこ:講談社ノベルス)
2年間の昏睡の後遺症として記憶を失い、この世のあらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”を手に入れた少女・両儀式(りょうぎしき)を襲う数々の怪異。死そのものを体現化した太極の結界。永遠を求める魔術師。そして、再来する殺人鬼――。式を苛む“殺人衝動”の赴く先に、真実を告げる記憶の境界が開かれる――!? 講談社ノベルスから放たれ“新伝綺”ムーブメントの起点にして到達点! 金字塔は既にして打ち立てられた!!

『忘却録音』が全寮制の女学校に潜入する話です。

https://matome.naver.jp/odai/2143930285844910601
2015年08月12日