デヴェンドラ・バンハート(Devendra Banhart)とは?
デヴェンドラ・バンハート(Devendra Banhart、1981年5月30日 – )は、アメリカ合衆国の男性シンガーソングライター。テキサス州ヒューストン生まれ、ベネズエラで育ち、母親の再婚を機にロサンゼルスへと移住する。12歳から曲を書き始め、芸術学校にも通うが、米国内をはじめパリにも住むなど、各地を転々とする。 2000年頃からロス近郊でライヴ活動を開始し、2002年に1stアルバム『Oh Me Oh My…』をリリース。“1930年代の音のよう”と形容される土着的な オルタナティヴ・フォーク を展開し注目を集めている。
デヴェンドラ・バンハート – Wikipedia
アルバム・リスト
The Charles C. Leary (2002年)
Oh Me Oh My (2002年)
Rejoicing in the Hands (2004年)
Niño Rojo (2004年)
Cripple Crow (2005年)
Smokey Rolls Down Thunder Canyon (2007年)
What Will We Be (2009年)
Mala (2013年)
APE IN PINK MARBLE (2016年)
The Charles C. Leary – 2002年 (21歳)
Oh Me Oh My – 2002年 (21歳)
録音状態が悪くても、才能のある人の音楽には何かしらハッとさせられる。それは、現代社会の閉塞感からの逃避、うつ病こそ本当は正常な人間であることを肯定しているような逆転の発想であったり、引きこもりがちなベッドルーム感がありありなのに、そこには諦念を乗り越えた強さだったりする。
Amazon.co.jp: Oh Me Oh Myのこやすみちこさんのレビュー
Rejoicing in the Hands – 2004年 (23歳)
一本のアコギと隠し味的に用いられるストリングスにより紡ぎ出されるのは、柔らかさと同時に退廃的な雰囲気を纏った、サイケデリックな音空間。
ホントにシンプルな歌ものでありながら、不思議なぐらい強烈な中毒性をもったアルバム。陽だまりを思わせるアコギの音色は、独特の磁場を放つこの人の声(容姿もさながらヒッピーのようであるが)と合わさった瞬間に、一気にあちら側の世界が垣間見えるようなドラッギ-な響きへと変化する。
Amazon.co.jp: Rejoicing in the Handsのあかちゃんさんのレビュー
Niño Rojo – 2004年 (23歳)
にび色のアコースティック・ギター、化石化したピアノのレトロな響きと、物書きでもあるというバンハート君の個性的なお唄がくにゃくにゃフシギな象形文字を描く。
DEVENDRA BANHART / デヴェンドラ・バンハート / NINO ROJO | diskunion.net LATIN/BRAZIL/WORLD MUSIC ONLINE SHOP
Cripple Crow – 2005年 (24歳)
デヴェンドラ・バンハートの4枚目のアルバムは彼の最も美しく聞きやすい作品だ。
Amazon.co.jp: Devendra Banhart : Cripple Crow – 音楽
ボサノヴァ、フォーク、民族音楽を冗談か何かのように反芻する、何処にも属さない22の桃源郷の、ともすればバラバラになってしまいそうな楽曲の個性をまとめているのは、幻想の糸を手繰るようなこの現代のヒッピーの唄声にほかならない。
DEVENDRA BANHART / デヴェンドラ・バンハート / CRIPPLE CROW | diskunion.net CLUB / DANCE ONLINE SHOP
“集合写真ジャケ”というだけで名作の予感をさせるこの1枚。既に様々な音楽を聴いてきたベテランの方々なら、CAETANO VELOSOやTYRANNOSAURUS REX、THE BEATLES……など、偉大なる先達のさまざまな要素を感じることでしょう。
★DISC SHOP ZERO★ 特集:DEVENDRA BANHART
Smokey Rolls Down Thunder Canyon – 2007年 (26歳)
本作は、初期のアコースティック/フォーク・サウンドと、前作で見せたフル・バンドでのサウンドが絶妙に合わさったバランスの取れた内容に仕上がりが大きな特徴と言える作品。
Amazon.co.jp: デヴェンドラ・バンハート : スモーキー・ロールズ・ダウン・サンダー・キャニオン – 音楽
このアルバムは本当に秋に聴くにはぴったりな程の枯れ具合で、よれよれのサウンドアレンジとスモーキーなボーカルは自然の中でのんびりとするのにはとても相性のいいアルバムだと思います。
のんびり聴きたいおすすめの洋楽 – ゆるくまったりしなやかに
トップ・ブリーダー・オジタソ Plus@junya_mascis
What Will We Be – 2009年 (28歳)
前作までと比べるとシャーマンぽさは少し薄れてて、ちょっと地上に降りてきた感じ。
それがつまらないという人もいるかも知れないけれど、聞きやすくなったともいえる。
Amazon.co.jp: ホワット・ウィル・ウィー・ビーのnohohooonさんのレビュー
以前から近似値とされてきたカエターノ・ヴェローゾ的楽曲と美しい天気雨のようなアトモスフィアが聴く者を深く包み込む。
Amazon.co.jp: ホワット・ウィル・ウィー・ビーのmmさんのレビュー
Mala – 2013年 (32歳)
前作のバンド・スタイルとは異なり、気の合う相棒のノア・ジョージソンと自宅にこもってほぼ2人で演奏したり、飯を食ったりして完成させた〈俺度〉の高いアルバムだ。
Devendra Banhart/Mala – TOWER RECORDS ONLINE
可能な限り虚飾を排し「Mala」(セルビア語で“小さい”という意味らしい)な世界を構築、静謐なのにざわついた、白昼夢の如き狂気を孕んだその空気。
Devendra Banhart/Mala – TOWER RECORDS ONLINE
あっちーな@yzxng
APE IN PINK MARBLE – 2016年 (35歳)
伸びきった古ーいカセット・テープを聞いているような、
「揺れ」「歪み」「ズレ」がクセになるフォーキー作品。
本当にレコード盤の中心の穴がズレているか、
ターンテーブルの回転がおかしいのかと思ったら、
わざとこんなズレた音で作っていたのか・・・ヤラれた!
Amazon.co.jp: APE IN PINK MARBLE [12 inch Analog]の屁賀草志さんのレビュー
1聴しただけだと地味に感じるかもしれませんが、リズムやアレンジは非常に多彩で聴き所は満載ですよ!穏やかで内省的なムードで綴られる極度に洗練されたアシッド・フォークです!
Devendra Banhart / Ape in Pink Marble (LP) Record Shop “Reconquista”
http://hinah.com/catalog/?l=en&t=s&ref=hinah010