8月6日の日経新聞にANAがエアバスに発注約束との記事が!!
ANAが発注を決めた機種や機数は明らかではないが、スカイマークが国際線への導入を計画していたのと同じ総2階建ての超大型機「A380」が有力。カタログ価格は1機約4億3000万ドル(約530億円)。世界の航空会社から「不人気」の評価を与えられ、エアバスが威信をかけて売り込みに力を入れている最上位機種だ。
ANA、「スカイマーク」で逆転劇 エアバスに発注約束 :日本経済新聞
ANAはこれまで「スカイマーク案件に絡んで新たな機材を発注することはない」と説明してきたが、5日の記者会見で長峯取締役は「大口債権者には今後の事業戦略の可能性を評価してもらえた」と将来の機材購入に含みを持たせた。
ANA、「スカイマーク」で逆転劇 エアバスに発注約束 :日本経済新聞
ANAは大型機から燃費性能に優れた中型機への転換を進めてきた。現実にA380を導入することになれば自らの戦略に逆行することになるほか、機材と路線のミスマッチが利用者の運賃に跳ね返る恐れもある。「そのリスクを冒してでもスカイマークが持つ羽田発着枠を他社に渡したくなかった」とANA関係者は解説する。
ANA、「スカイマーク」で逆転劇 エアバスに発注約束 :日本経済新聞
Twitterでの反応
よしも氏@yoshimon0318
北電 我社畜なり 飛行機どハマり中@KendnoKoji
ルフトハンザみたいにA380とB747-8所有してる航空会社あるし売り込みぐらいはかけてくる気はする
きゃんどる(8/9仙台サンプラザホール)@Intercandle
cham✈@cham___340
えねいち(yama)@nh787
2014年末、A380が生産中止との報道が
同機の販売不振が背景にあり、今年(2014年)は新たな航空会社からの発注はこれまでない。唯一の受注は航空機リース企業からのものだったが、同社はA380は売り込みにくいとも認めている。
CNN.co.jp : 超大型旅客機A380の販売不振、製造中止も選択肢か – (1/2)
スカイマークの発注キャンセルはエアバスにとっては非常に残念なことである。
同社はA380の性能向上などが優先事項としていたが、グループ全体の収益を削がない形で進めるのが必要とも強調していた。財務担当責任者は製造中止も選択肢の1つだろうと認めている。
CNN.co.jp : 超大型旅客機A380の販売不振、製造中止も選択肢か – (1/2)
A380導入の成功者、エミレーツ航空

http://flyteam.jp/news/article/44040
「A380生産が2018年にも終了する可能性」があるとの一報を受け、A380の最大の顧客であるエミレーツが声を上げました。AirlineRatings.comで、エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「A380は勝者だ」とし、ドバイ/ロンドン線の1日5便の搭乗率は95%と成功をアピールしています。
「A380neo 140機を発注する」 エミレーツのティム・クラーク社長 | FlyTeam ニュース
A380はもうからない、失敗作、といった批判がある中、なぜこれだけ大量に発注しようとしているのか。
このシャワー設備、他の航空会社から笑われたらしいが、多くの顧客に支持されているらしい。(flyteamニュース)
何時間も高度10km以上を飛んでいる間、まったく退屈になることはないだろう。

http://www.emirates.com/jp/japanese/flying/our_fleet/emirates_a380/emirates_a380.aspx
ほかにも、プライベート空間の確保といった様々な設備が。
これだけ大きな飛行機だからこそ、できることがある。やはり、エミレーツにとってA380は成功のために必要不可欠な飛行機なのかもしれない。

https://matome.eternalcollegest.com/post-2141058224499244401
A380ではない他の機材を発注したのではないかという憶測も
きーす*KEITH-H@keith_h_af
日経:ANA A380
産経:将来の機材発注
実際どうかと言われれば、中短期的にならA320neoの追加発注、長期的ならエアバスが開発を決めているA320neo後継と777-300ERの後継でA350-1000あたりか。
R.Kajiyama@RKajiyama
いんと@y_into
他機材発注について、作成者の憶測
エミレーツのように、長距離国際線などでシャワーやラウンジを設け、座席数を減らして高い運賃でも満足度がかなり高く、搭乗率も良好で、かなりの収益を得るという戦略はANAでは難しいと考える。
実際、スカイマークは座席数を減らしたA330でシート間隔を広げ、安い運賃で顧客満足度を高めようとしたが、失敗に終わっている。
このサイズのエアバス機なら、ある程度需要ある国内外の路線に投入しても高い搭乗率を得ることができるではないか。
また、A330をスカイマーク分からさらに追加導入という憶測もできる。A330-300は777-200と同じくらいの定員であり、古くなった777-200の置き換えには好都合である。
大型機は需要的にも発注済みの777-9Xで十分であり、エアバス機を導入するのにふさわしいサイズであれば、すでに導入するA320neoあたりの機材を発注するのが最も現実的だと思われる。A321neoを発注というのも現実的である。
ただ、このサイズは中型機以下であるため、エアバス側が納得したとは考えにくい。
スカイマーク支援案について、ANAが機材発注したことで、エアバスが、ANA側が示した案に賛同したのであろうから、大型機の発注ではないかと考えられるが、大型機であれば、すでに発注済みの777-9Xあたりをキャンセルなどを行わないと、大型機ばかり余ってしまうのではないかと思われる。ANAの正式な発表を待ちたい。