[現代語意訳] 孫子の兵法 まとめ【5.兵勢編】

kaidou
古代中国の天才兵法家、孫子。彼の残した様々な兵法は、今なお世界で愛されています。2000年以上の時を越え、今でも解説書や関連書籍が発売されるその魅力を、原典に現代語意訳をそえて解説!日常、学校、仕事に役立つ知恵が満載です!孫子の兵法。[5.兵勢編]では、組織の管理の仕方について書かれています。

組織管理の極意とは?

細かいチーム分けが重要。
[現代語意訳] 多数の部下を管理するためには、
少人数のチームを編成すれば管理しやすくなる。

そして、それらが一丸となって戦うためには、
指揮系統をわかりやすくすることだ。

自分がリーダーで、10人の部下を持ったとしよう。
まず、リーダーの代理人(補佐)を1人おき、
自分に何かあった時の備えとする。
3人を1つのチームとして3チーム作り、
それぞれに長を置く。

こうしておけば、一度に10人を従える必要はなく、
自分、補佐、各チームの長の誰もが、
最大でも3人以下への指示を出すだけでよくなり、
難易度はぐっと下がる。

「虚」を「実」をもって攻める。

[現代語意訳] 虚とはすなわち備えのできていない、
手薄な敵の状態のことを言い、
実とはすなわち、
味方の戦力・士気・体力などあらゆるものが
充実している状態を指す。万全の準備をした味方が、
準備も何もできていない敵を攻める。

これこそが必勝の策であり、
戦いにおける常道(※)である。

※常道…一定で変わらない。ふつうのやり方のこと。

常道に奇策を用いて無限の戦術と成す。

組み合わせれば無限の策となる。
[現代語意訳] 何事も「基本」と「応用」が大切である。
この2つを組み合わせて使えば、その組み合わせは無限である。

「勢」と「節」(勢いと、一点集中)

[現代語意訳] 激流が大岩を押し流すのは、勢いがあるからである。
鷲(ワシ)が獲物を倒せるのは、クチバシに凝縮した力を集中しているからである。

あらゆる力は、一気に叩きつける事で効果を最大限に発揮できる。
あらゆる力は、一点に集中することで、その力を最高の状態にできる。

敵を思い通りに動かすには

敵が勝手に動くようにする。
[現代語意訳] 敵を思い通りに動かすためには、
相手の方が勝手に動くようにすることだ。手段としては、
たとえば敵の欲しがっているものを
事前に調べておく。
金か、名誉か、権力か。
それが手に入る状況を用意しておけば、
必ずこれを取ろうとする。

そうしておいて、
敵を味方の有利な場所に誘い出し、
そこを叩いて勝利するのだ。

大事なのは全体の勢いである。

[現代語意訳] 勝敗の結果というものを、個人の成果に求めてはならない。

大事なのは、全員が一丸となって行動することであり、
それこそが勢いになるからだ。

その勢いに乗ってしまえば、
誰しもが普段以上の大きな力を発揮できるものだ。

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2020年02月26日