ゲームの中の建築物 ~聖剣伝説 Legend Of Mana~

monmonpapa
聖剣伝説 Legend Of Mana に出てくる町並みや建物を紹介しながら、自分の感想を少し載せています

ソフト概要
『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(せいけんでんせつ レジェンド オブ マナ)は、1999年7月15日に株式会社スクウェアから発売されたプレイステーション用コンピュータゲームソフト。
ディレクター:石井浩一
プロデューサー:河津秋敏
プログラム:メイン/バトル:穴澤友樹
ゲームデザイン&システムデザイナーチーフ:津田幸治
アートディレクター&システムデザインチーフ:松井聡彦

1.ホームタウン


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主人公の自宅。ここではセーブや様々な図鑑を見ることができる。
外観は木造で茅葺の屋根だと思われる。壁は木組みがそのまま露出されていてヨーッロパの家に見たことのあるデザイン。周りに建物がなく、自然の中にポツリと建っているが、木と同系色の外観が建築物を周囲と一体化させている。
建物だけでなく、その立地や周辺の環境にもこだわりを感じる。まず、家自体が木の根元に建っているところや、玄関の庇(ひさし)が木でできているところに緑を感じることができる。細かいところでは、ポストがややハート型なのが可愛かったり、裏の庭に架かるY字の物干し竿がいかにも田舎という雰囲気をだしている。


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リビング兼ダイニング。中央にてテーブルと暖炉があり左上はキッチンと繋がっている。床は石畳になっている。
一見すると散らかった感じがするが生活感が溢れている。家具や食器がヨーロッパ風で統一されているから、ゲームのモデルはヨーロッパの民家なのだろう。また、家具が木で出来ていたり、照明が草で覆われているので家の中も自然を感じる事ができる。
小物でいうと、キッチンの入り口の上が魚の形になっている事にオシャレさを感じるし、手前の道具箱が冒険感の出している。しかし一つだけ疑問に思うことは、完全に椅子の数が明らかに多い事。主人公は一人暮らしだし、お手伝い(弟子)が二人いるけど、椅子の数が1,2,3,4……友達が多いんだろう


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1階の書斎。中央には机があり、右側にも机が置いてある。右上には大きな本棚がある。この部屋は他に比べて小物が多い。
まず入り口付近。ドアの取っ手が変なキャラクターになっている。これはゲーム中に出てくるモンスターかなんかだろうがオシャレである。ドアの上には何かが架かっている。恐らく、金持ちの家にある剣などを置くアレだろう。高級感を出してるだろうけどこれはよく分からない…
奥の方には地球儀が見える。さすが冒険家だ。その左にある時計はこれまた何かのキャラクターだろうけど、見たことがない。右にある本棚には梯子がついている。昔の人(自分の勝手なイメージだが主人公は昔の人)は本が情報の発信地だっただけに本をいっぱい持っているんだな。
手前の方は少し散らかっているが、生活感を出しているのだろう。中央の机の横にはインテリアな照明が置いてある。こういう派手過ぎないインテリアが、色のしっかりとした小物や本と一緒に置いてあると、部屋全体に統一感を持たせながらにぎやかなイメージにさせてくれる。


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2階にある寝室。ベットが壁に埋め込み式になっている。中央には机があり、左側には棚と宝箱。
埋め込み式のベットの下は収納になっていて、上には模様が彫ってある。このベットだけでもかなり欧風な魅力を感じる。
中央にある机にはティーセットが置いてある。ここの国の設定はイギリスなのかもしれない。照明にはロウソクが使ってあり、書斎の照明とは異なっている。寝室なのでロウソクの方が落ち着いたイメージを与えてくれるのかも。
二階にも絨毯の緑色や花などやはり緑が多い。自然との境界線をここまで薄くした家だが、今の住環境の封鎖間を考えると憧れる人も多いと思う。


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果樹園。自宅の左下に位置している。顔が付いてる木は喋ることができ、この人(木)に植物の種を渡しておくと、数日後には果実が収穫できるようになっている。一家に一箇所は欲しい土地だ。でも種を渡すだけで果実が育つなら苦労はないのに。


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工房。自宅の左側にある。ここでは武器の生成や精製ができる。作業場のある家は工業人の憧れだろう。小さくても良いから一箇所は欲しいもんだ。


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楽器作成室。どちらかと言うと音楽室。他の楽器は邪魔なような。ここで作られる楽器は魔法武器としても使用できる。真ん中に見えるパイプオルガンがポップな感じで楽しいイメージをUPさせている。


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武器作成室。典型的な鍛冶場って感じだけど少しおかしい。むき出しの溶岩みたいなとことか。


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ペット飼育場。自宅の右側にある。ここはゲーム中に捕獲したモンスターをペットとして育てる事ができる。外は広い放牧場になっている。上の方には小屋がある。


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ペットの小屋。寝床は二段ベットになっている。乱雑に置かれた道具類や藁(わら)のベットなど雰囲気抜群で何時間でもいれそうな感じだ。若干、つぎはぎがあって古く汚いイメージを受ける事ができる。

2.ドミナ


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主人公が一番最初に行く街。民家は木造で、隣家との距離も離れているので外見は田舎の集落そのもの。街には、宿泊施設やパブ、市場などがあるのでそこそこの活気はあるらしい。老後はこんなゆったりとした街に住みたいもんだ。


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ドミナの宿屋とパブがある区域。手前には街の入り口の看板がある。手作り感が出ていて
オシャレ。上にあるのはパブ。外にはテーブルがあるのでオープンカフェっぽくもある。入り口は二本の木で出来ているところも魅力的である。


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パブの1階。中はいたってシンプルなつくりになっている。あんまり特徴はないけど、しいて言うなら中央に石作りの暖炉がある事と、淡い照明が夜の店の雰囲気を出してることぐらい。でもパブなのでこのぐらいの落ち着きがあった方がいいのかも。


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パブの2階。1階と同じくあまり装飾品などはない。壁の木が横方向に積み重なっているのを見ると、このパブは丸太組構法に近い事が分かる。


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この民家はパブの左側にあり、武器屋も兼ねている。外見が民家丸出しなので最初は武器屋だとは分からなかった。主人公の自宅と同じような茅葺の屋根が特徴的。お店なのでしっかりと客用と私用の扉がわけられている。


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武器屋のカウンター。商品が整然と並んでいるが、武器じゃない物も多くて雑貨屋みたいに見える。商品の多くを壁に掛けて展示している。梁なんかに掛けているけど、穴だらけになって大変そう。でも、縦方向のスペースを上手く利用しているので、商品が多くてもちゃんと広い通路が確保してある。こういう工夫はどこかで使えそうだ。


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武器屋の移住スペース。リビングとキッチンがあり、ダイニングは見当たらない。どこでご飯を食べるんだろう。
キッチンの床はタイル張りになっているが、壁は普通だ。壁がタイルの家はよく見るけど…。調理場は特に変わったところはないけど、備え付けの棚が木で出来てるのが良い。一つおかしいところは、このキッチンには冷蔵庫がないこと。もしかするとこのゲームの最大の魅力は近代的な物が全くないところなのかもしれない。


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武器屋2階にある娘の部屋。屋根の形を見るに、これは屋根裏を利用した部屋なのだろう。
娘曰く「家具がメルヘンチックなのはお父さんが勝手に買ってきたから。本当はあんまりメルヘンな部屋は好きじゃないのよね。」だそうな。でもそこまでメルヘンには見えないけど。しかし、一人娘だからといってこの部屋は少し広くて豪華すぎるような。奥に見える立派な机と椅子や、手前にあるお嬢様風の化粧台なんて贅沢だと思う。しかもちょっと片付けが出来てないし。かなり甘やかされているのだろう。


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ここは宿屋で位置はパブの真上にあたる。外観はアラブの宮殿みたいに左右が円い塔の部屋になっている。他の建物にない丸みが特徴だろう。


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宿屋のカウンター。やはりアラブっぽい受付の人がいる。が、これは聖剣シリーズによく見られる受付の格好だから、まぁそのせいだろう。綺麗な装飾品などはあまりないが、壁の模様や柱のつくりなどが若干豪華になっている。落ち着いた雰囲気の中に少しの豪華さを入れた内装が宿屋の品格を上げているだろう。


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2階から見た内装。左の方に見える肖像画は…オーナーかなんかだろう。


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部屋は3室あり、どれも同じような部屋。ベットが2車しかないので二人用だ。他の部屋もベットは2車ずつしかない。家族では泊まれないだろう。
中はいたってシンプル。ベットの他は机と椅子、小さな棚があるのでお茶ぐらいはこの部屋出来るのだろう。手前の壁の備え付けの棚には多分お茶セットが入っていると思う。奥の扉からチラッとバスタブが見えるので、奥の部屋は洗面所とバスルームだろう。ここの扉の上にも少しの装飾が施されている。


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ここはドミナの憩いの広場。街の人が休めるように椅子がおいてある。中央には女神(だと思う)の噴水がある。普段は噴水の横で音楽隊が陽気に演奏しているけど今はいないようだ。ここでは特にイベントも起きないので世界観を出すためにわざわざ作ったのだろう。


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噴水を通過する民家がある区域に出る。そこの一軒目。赤の木組みと茅葺が特徴的な民家。敷地が草で区切ってありプライバシーはほぼ筒抜けだ。最近の日本の住宅は何かと他人の視線を気にし、囲いとかを作るがここにはそれがない。理想の立地だと思う。


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さっきの民家の横にある二軒。奥の家はさっきの民家の木組みを青にした感じ。青は冷静さおイメージさせるので、さっきの家よりは落ち着いた感じに見える。ちなみにさっきの家の木組みは赤。
手前の家は他二軒と違い、赤い茅葺の屋根が特徴的。赤い茅葺って何の材料なんだろうか。


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最後に街の市場。ここは建物も多く街で一番の活気に満ちている。右奥に見える建物は花柄の扉や花が飾ってあるので花屋だろう。左手前には魚の看板が見えるので魚屋だろう。こういう風に分かりやすい看板があれば客にとってはありがたいし、最近のお店にはこういう看板は少ないから目立って良いと思う。真似すりゃ良いのに。
右手前には食べ物屋かなんかの屋台がある。アメリカとかにはホットドッグなんかを売る屋台が多いらしい。観光客を増やすのにこういう屋台は結構有効だと思う。

3.ロア


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このゲームの中ではめずらしい夜の街。暗い街とランプの明かりが不思議なイメージを漂わせている。建物は全て石造りとなっていてドミナの街より若干都会に見える。
補足だけど、この街の住民はクマである。言葉はクマ語を使っているから何を言ってるのか分からない。


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ロアの街のオープンパブ。左上に少し見えるのがバーテンの人。パブは机や椅子が乱雑に置かれていてルーズな感じを出している。それに照明が淡い感じに灯っていて何だか気だるい気分になる。街全体がこういう雰囲気に包まれている。


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パブの2階。バーには酒瓶が置いてある。床などの石が不均等な大きさになっていて何だかモヤモヤな気分になる。後は特に変わったところもない。


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ここは武器屋。かなり露骨に武器が展示してある。暗い店内と武器が店全体を危険な雰囲気にしている。それに、石造りの店内は洞穴のような感じも与えている。


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こっちは道具屋。店内は他の建物より明るくてこの店には不快なイメージは受けない。商品もかわいいデザインの小物や食器類が綺麗に展示してある。


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ランプ屋。ここの構造はかなり変わっている。円形の筒のような形にい円い柱が立っている。柱は三本が金具で繋いである。こんな構造は現実にありえるんだろうか。
店内には無数のランプがカラフルに光っていてウキウキした気持ちにさせてくれる。床が板になっていて桟橋みたいに見える。こういう工夫もオシャレだと思う。

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2015年06月24日