・ テイラー・スウィフト、Apple Musicの3ヶ月無料期間の方針に反発、Apple側に楽曲使用料支払うよう提案し要求!
日本でも曲が大ヒットしている米国の人気歌手、テイラー・スウィフトが米アップルに方針転換を迫ったというニュースが大きく報じられている。
アップルに方針転換迫ったテイラー・スウィフト 3カ月間楽曲使用料が支払われない契約を問題視 | JBpress(日本ビジネスプレス)
彼女は6月21日の日曜日、自身のブログに投稿し、アップルが新たな音楽配信サービスでアーティストに、当初の楽曲使用料(ロイヤルティー)を支払わないとしている方針は不当だと抗議した。
アップルに方針転換迫ったテイラー・スウィフト 3カ月間楽曲使用料が支払われない契約を問題視 | JBpress(日本ビジネスプレス)
米ウォールストリート・ジャーナルや米シーネットによると、彼女が問題としているのは、アップルが6月30日から世界100カ国以上で始めるストリーミング配信サービス「Apple Music」。
アップルに方針転換迫ったテイラー・スウィフト 3カ月間楽曲使用料が支払われない契約を問題視 | JBpress(日本ビジネスプレス)
「音楽は無料であるべきではない」との考えから、「Apple Music」最大のライバルになると見られる「Spotify」に対しても既に全アルバムの提供を中止しています。
「テイラー・スウィフトさん、アップルへの楽曲提供を拒否」 News i – TBSの動画ニュースサイト
AppleがApple Musicの無料期間はアーティスト側への対価支払を行わないとの条件を提示して以来、この決定に対してテイラー・スウィフトさんは自身の最新アルバムをApple Musicで配信することを拒否して抗議していました。
Apple VS テイラー・スウィフト、Apple側の全面降伏で決着 – iPhone Mania
スウィフトが Tumblr に投稿する3日前、6月18日には BuzzFeed がスウィフトの所属レーベル BigMacine Records と アップル双方から Apple Music に「1989」が提供されないことを確認していました。さらにスウィフトのマネジメントは、ジェイ・Zとその仲間たちによるイベントが話題になった TIDAL への楽曲提供を聴かれた際も、「過去の作品は有償の音楽サービスについてのみ配信し、最新作『1989』はどの音楽ストリーミングサービスにも提供しない」と発言しています。
テイラー・スウィフト、Apple Musicから無料期間の印税を勝ち取る。「先進的な企業らしくない」 – Engadget Japanese
自身の最新アルバム「1989」をこの音楽サービスに提供しないことを決めたとも述べた。
アップルに方針転換迫ったテイラー・スウィフト 3カ月間楽曲使用料が支払われない契約を問題視 | JBpress(日本ビジネスプレス)
テイラーは、彼女も含め一般から称賛、リスペクトされるAppleに対し公けには発言しづらいアーティストやライター、プロデューサーを代弁し、Appleは最終的には有料のストリーミング・サービスを目指しているとの理解を示しつつも、3ヶ月支払がないのは長すぎるし不公平だと主張。
テイラー・スウィフトの公開書簡、功を成す | Taylor Swift | BARKS音楽ニュース
スウィフトは交流サイト、タンブラーのページに掲載した公開状に「ショックで失望した。これまで進歩的で寛容だった企業らしくない」と書いた。
アップルが新楽曲サービスで方針転換、テイラー・スウィフトの抗議受け – WSJ
テイラーはアップルに敬意を表した上で、「Apple Musicが加入者全員に3ヶ月の無料お試し期間をオファーしていることは、皆さんも知っているかと思います。その3ヶ月間、ライター、プロデューサー、アーティストへの(印税の)支払いがないということは、知らないのではないでしょうか。これはショッキングで、残念で、進歩的かつ寛大な会社として歴史ある同社らしくないことだと思います」と綴った。
「これは私の問題ではありません。ありがたいことに、私は5枚目のアルバムをリリースし、ライブを行うことで自分自身やバンドメンバー、クルー、マネージメントチームの全員をまかなうことができます」と彼女は続けた。
テイラー・スウィフト、Apple Musicの無料お試し期間に異論 | 音楽ニュース | MTV JAPAN
「これはファーストシングルをリリースしたばかりで、その成功に対する支払いを受けられない新人アーティストやバンドにとっての問題です。初めて楽曲をリリースし、その印税で借金を返せると思っていた若いソングライターにとっての問題です」
「自分たちのフィールドを開拓するアップルのイノベーターやクリエイターたちと同様、革新し、創るために休みなく働いてきたのにもかかわらず、彼/彼女の楽曲の3ヶ月分のプレイに対する支払いはしてもらえない、プロデューサーにとっての問題なのです」と彼女は説明した。
テイラー・スウィフト、Apple Musicの無料お試し期間に異論 | 音楽ニュース | MTV JAPAN
「支払いなしに3ヶ月は長過ぎます。誰に対しても、ただ働きを求めるのは不公平です。アップルがこれまでに成し遂げてきた全てのことに対する愛や敬意、称賛があるからこそ言わせてください」
長文のメッセージは、「私たちは無料のiPhoneを求めたりしません。どうか対価なしに私たちの作品を提供するよう求めたりしないでください」と締めくくられている。
テイラー・スウィフト、Apple Musicの無料お試し期間に異論 | 音楽ニュース | MTV JAPAN
初めてシングルをリリースした新しいアーティストたちや作曲家、一生懸命働いてきたプロデューサーたちが3か月もの間支払われないのは不公平で、今回の抗議は彼らのためであると強調した。
テイラー・スウィフト、Apple Musicに“愛を込めて”抗議して思いが届く|ハリウッドセレブゴシップはハリウッドニュース
「私たちは、あなた(Apple)にiPhoneを無料にしてとは頼んでない。どうか、私たちに無料で音楽を提供するよう頼まないで」と、ポリシーの改善を求めていた。
テイラー・スウィフトの公開書簡、功を成す | Taylor Swift | BARKS音楽ニュース
改善されたらストリーミングに参加したいという意志を示した。
テイラー・スウィフト、Apple Musicに“愛を込めて”抗議して思いが届く|ハリウッドセレブゴシップはハリウッドニュース
それは実に理にかなった主張に思える。事実上アーティストは、Appleが9.99ドルの月額購読料をユーザーに支払わせようとしているApple Musicの巨大マーケティングキャンペーンの費用を負担している。それは本来Appleの問題ではないのか?
テイラー・スウィフト、Apple Musicのゼロ印税トライアルを拒否 | TechCrunch Japan
Appleはこう反論する。同社はトライアル間のロイヤルティーを補顛するために、トライアル終了後は他のストリーミングサービスよりごくわずかに高い料率の印税を権利者に支払うと言っている。
テイラー・スウィフト、Apple Musicのゼロ印税トライアルを拒否 | TechCrunch Japan
今そのAppleが、アーティストは報酬を受けるべきではないと言っている。
テイラー・スウィフト、Apple Musicのゼロ印税トライアルを拒否 | TechCrunch Japan
Apple Musicのゼロ印税プロモーションの全体構造は、音楽は価値ある物であり人々はiTunesストアでそうしていたように対価を払うべきである、という同社幹部らの哲学に反している。
テイラー・スウィフト、Apple Musicのゼロ印税トライアルを拒否 | TechCrunch Japan
この抗議は自身の作品が「無料」で配信されることへの抗議であり、同じく無料で音楽を配信しているSpotifyに対しても同様の抗議を行っています。彼女の姿勢は一貫しており、その姿勢がAppleを動かすことになりました。
Apple VS テイラー・スウィフト、Apple側の全面降伏で決着 – iPhone Mania
テイラーの猛抗議を受けたAppleはその要求をのむことになったのだ!
24時間も経たず、Appleのインターネット・ソフトウェア&サービス担当のエディ・キュー上級副社長はTwitterを通じ、無料お試し期間中であれアーティストへ支払うことを発表。
テイラー・スウィフトの公開書簡、功を成す | Taylor Swift | BARKS音楽ニュース
「Appleは、今後常にアーティストに対価を支払うようにすることを確約する。Apple Musicにおける無料トライアル期間であっても、ストリーミングに対して対価を支払う予定だ。テイラー・スウィフトやインディアーティストの声を聞いている。」とし、将来、トライアル期間中でも対価を支払う方針に変更すると表明している。
「Apple Musicは無料試用中の対価を支払うべき」。テイラー・スウィフトがアルバム引き上げ – AV Watch
同氏は21日にティム・クックCEOと話し合い、180度の変更を決定したという。
Apple幹部、「無料期間中もアーティストに支払う」とツイート テイラー・スウィフトの抗議受け – ITmedia ニュース
彼は「朝起きてテイラーが書いたものを読んだ。我々が変わる必要があったのは確かだ」と話し、すでにテイラーへも電話で報告したことを『Billboard』誌のインタビューで明かした。
テイラー・スウィフトの公開書簡、功を成す | Taylor Swift | BARKS音楽ニュース
アップルの広報担当者は、同社が方針を転換したことを確認した。
アップルが新楽曲サービスで方針転換、テイラー・スウィフトの抗議受け – WSJ
テイラーは「(この結果に)得意になっているし、ほっとした。みんなサポートをありがとう。Appleに声が届いたわ」と喜びのツイートをしている。
Apple Musicノーギャラ撤回!テイラー・スウィフトの抗議受け無料トライアル期間の支払いを約束 – シネマトゥデイ
Taylor Swift@taylorswift13
結果的にAppleは無料期間も対価を支払うと明言し、Appleが全面降伏する形となりました。
Apple VS テイラー・スウィフト、Apple側の全面降伏で決着 – iPhone Mania
AP通信など複数のアメリカメディアは、「テイラー・スウィフトが勝利した」など、アップルが方針転換したとの見方を報じています。
「テイラー・スウィフトさん、アップルへの楽曲提供を拒否」 News i – TBSの動画ニュースサイト
現在もAppleはさまざまな業界から抗議の声があげられているとのことだ
業界ではそのほかにもアップルに対する抗議の声がある。英独立系音楽会社のベガーズ・グループは先週、アップルと合意に至っていないとするメッセージをウェブサイトに掲載した。
アップルが新楽曲サービスで方針転換、テイラー・スウィフトの抗議受け – WSJ
同社は「彼らの理屈や定額制サービスを始めるという狙いは分かるが、アップルの顧客獲得にかかる費用をなぜ著作権者やアーティストが負担しなければならないのか理解しかねる」と述べた。ベガーズは人気アーティストのアデルなどが所属するXLグループの親会社。
アップルが新楽曲サービスで方針転換、テイラー・スウィフトの抗議受け – WSJ
アップルは月額9.99ドルの聴き放題サービスをもって、楽曲配信の先駆けであるスポティファイや米パンドラに挑む。ただスポティファイと違い、広告つきの無料サービスは設けない。収入を繰り返しもたらす会員制モデルは、アップルや大手音楽会社に収入増の見込みをもたらしている。
アップルが新楽曲サービスで方針転換、テイラー・スウィフトの抗議受け – WSJ
・ テイラーのAppleに対しての勇気ある抗議は音楽業界をかえるキッカケになる可能性は高い! ・
テイラーのほかのアーティストたちを思う愛の声はしっかりとApple社に届いたようである。テイラーの影響力の大きさが伺えるだろう。
テイラー・スウィフト、Apple Musicに“愛を込めて”抗議して思いが届く|ハリウッドセレブゴシップはハリウッドニュース
声をあげたかいがあったってものですね。
テイラー・スウィフトがApple Music無料期間に抗議→アップル副社長「払うよ」 : ギズモード・ジャパン
ちなみに、エディ・キューから支払いの連絡を受けて以降、テイラー・スウィフトはファンに感謝する言葉こそツイートしたものの「1989」をどうするのかには触れていません。
テイラー・スウィフト、Apple Musicから無料期間の印税を勝ち取る。「先進的な企業らしくない」 – Engadget Japanese
楽曲もApple Musicの配信リストに含まれることになるのではないでしょうか。
Apple VS テイラー・スウィフト、Apple側の全面降伏で決着 – iPhone Mania
自身に金銭が支払われないことに腹をたてたわけではありません。業界全体、特に若いアーティストにとってツライことになるとして声をあげたのです。
テイラー・スウィフトがApple Music無料期間に抗議→アップル副社長「払うよ」 : ギズモード・ジャパン