アインシュタインのどこがアスペルガー症候群?

VLA

ミケランジェロ、ニュートン、スウィフト、ゴッホ、アインシュタインらには共通の特徴があるといわれています。それは、「社会的能力の欠如」「狭い範囲の興味の専心」「反復的な日常行動」「話し言葉と言語の奇妙さ」「非言語コミュニケーションに関する問題」「運動の不器用さ」などです。
アインシュタインは、4歳まで言葉を発することがなく、言葉が出ても7歳までなめらかに話すことができませんでした。また、幼いときはいきなり感情を爆発させることが頻繁にあり、自分に言われた言葉をそのまま繰り返す「エコラリア(反響言語)」がありました。
さらに、人と視線を合わせるのを避けようとし、学校の教師から「知的な遅れがあり、協調性に欠け、いつまでも飽きずに白昼夢にふけっている」と言われました。学校の教科では、体育は不得手でしたが算数は好きでした。
P.51-52

相対性理論で名高いアインシュタインは三歳まで、哲学者のウィトゲンシュタインは四歳まで、ほとんど言葉を話せなかったという。それが事実ならば、彼らはよく言われるようにアスペルガー症候群ではなく、今日の診断基準では、高機能自閉症と診断されるだろう。ただし、アスペルガー症候群のケースでも、一、二歳までは、言葉が少し遅れている場合があり、その後、急速に追いついていく。
P.57-58

また、すべてのケースではないが、頭囲が大きい傾向が見られる。アインシュタインもエジソンもそうだったように、生まれたときは、平均より頭囲が大きい傾向がある。二人とも、何か異常があるのではないかと、家族や医者が心配したほどだった。
P.83

相対性理論で有名な、理論物理学者のアルバート・アインシュタインは、この(発想豊かだが変わり者に見られるスキゾタイプ)タイプの代表だろう。風采はかまわず、いつもボサボサの髪をして、ときどき子どものようにおどけた仕草をみせたりした。すっかり有名になってからも、表意をついたユーモアとその飾らない態度が、アインシュタインをいっそう人気者にした。
まったく無名で、アマチュア研究者にしかすぎなかった頃のアインシュタインは、昼間は特許局の地味な仕事をし、夜は脳みそ全開で、理論物理学の研究に没頭した。近くに住んでいた数学者リーマンのところに入り浸り、深夜まで議論した。リーマンは新婚ほやほやだったが、そんなことは一切、意に介さなかった。アインシュタインの漠然とした発想が、リーマンの数学的な明晰さに加わり、研究完成に至る上で不可欠な役割を果たした。
P.136-137

映画監督のジョージ・ルーカスや物理学者のアインシュタインは、早くに結婚したが、いずれも最初の結婚は失敗に終わっている。
P.235

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2017年01月14日