良く耳にする話題ではあるが、正直私には全く関係の無い部類の悩みである。他人の家の食事には大変興味があり、頼んででもお呼ばれしたいくらいなのだから。
なぜそこまで人の家のおにぎりに拒否反応を示すのだろう。その感覚がわからないまま生きてきたが、この記事を見て妙に納得して、それでも笑ってしまった。それでこの記事をまとめるに至っている。
先輩の奥さんが握ってくれたおにぎり。暗がりで涙目になりながらお茶で流し込むように一気食いし、その日は一日中気分が優れなかった。
【コラム】人の家の料理が食べられない / 特におにぎりは絶対に無理 | ロケットニュース24
私にも幼少期に一度だけ経験がある
私もおにぎりに違和感を感じたことがなかったというわけでない。幼少期に一度だけ不思議な経験をした。それが『おばあちゃんの手料理』だ。
典型的な田舎に住むおじいちゃん・おばあちゃんの家に、数え切れないほど遊びに行った。物心がつく小学生1年生の頃、ちょうど5月6月の田植えのシーズン。父や母も一緒になって忙しく田植えの仕事をしていた。お昼になると、田んぼの畦道にみんなで座って、おばあちゃんが作ってくれたおにぎりや卵焼きや煮物などのお弁当を食べた。
ここで『おにぎりが苦手』という人たちと同じ経験をしている。
ただ、私が違ったのはそこで良いイメージでそれを克服したのだ。おばあちゃんの料理が美味しかったからってのもあるだろう。激烈にお腹も減ってたし、自分の苦手意識なんて捨ててしまえ!ってその時思ったのも鮮明に覚えている。
そのお陰でおばあちゃんには色んな物をご馳走してもらった。だからたくさんの思い出を作ることができたのは言うまでも無い。もう何年も前に天国へ行ってしまったので、今はもうそれさえも叶わない。寂しいかぎりである。
苦手な人の話を、たくさん読んでみた
『人んちのおにぎり食べられますか?』に皆が答えている。
人んちのおにぎり食べられますか? | ガールズちゃんねる – Girls Channel –
むしろ他人が握った『おにぎり」を食べれないという人々は大勢存在している事が判明してるぞwwwΣ(( ;゜ω゜)ナニッ!!!
★なぜ人は他人が握った「おにぎり」を食べられないのか :: misty black|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
みすてぃ@mistogangan
俺も、家族や恋人、ちゃんとしたお店の職人さんなら大丈夫だけど、
確かに、よく知らない人とかは抵抗あるかもw
あと、友達の母ちゃんはまぁいけるけど、父ちゃんは無理かもwww
焼おにぎりにするなら、いけるかもw
雪兎(●ω●)時々審神者@Yukiusagi_0
あ、でもお店で握られたおにぎりは食べられる。。。
《少年野球時代は、友達の母ちゃんの握ったおにぎりを勧められても食べられなかった。今は番組のロケで“お世話になった家で手料理を味わう”なんてことになると、もう地獄!》(有吉弘行)
他人が握ったおにぎり食べられない人が増加 社会の変化影響│NEWSポストセブン
やはり時代背景なんでしょうか。最近の子供達に増えているという。
「他人のおにぎりが食べられない」=食への警戒心の表れか
小学生に聞きました。他人の作ったおにぎり、食べられますか?|食育データランド
しかしながら、『最近の子供は過保護だ』なんて言うのはちょっと的外れ。調べれば調べるほど、40代~50代の人たちが『他人の握ったおにぎり』に対して拒否反応を示している。しかも男性が声が圧倒的に多い。
ツイッターでは『問題なく食べれる』という意見が多い
かーりー@Caa_Ree_
ノンタン@NkoDoi
タワシです@OOSKA0825
タワシの子供の頃は冠婚葬祭等はご近所のお母さん達が炊き出ししておにぎりを沢山作って皆で食べてました
そう言えば最近は炊き出しなんかせぇへんもんなぁ…
色々な記事を読み進めると、法則が見えてくる
寿司屋なら問題ない
中途半端に知っている知人はNG。しかし全くの他人で商売をしている人のならOK
コンビニやスーパーの機械が作ったものなら大丈夫
家族などの近親者は抵抗は無い
どうやら各々の基準はあるにせよ、その『おにぎり』に込められた思いに『拒否反応』を起こしてしまっている人が多数いるようですね。
商売にしている人のほうが『美味しい物を提供したい』という想いが強いと、私なんかは思いますが。。。
食に対するイメージは、単なる『負』の思い込み
もちろん自分の身を守るために、信用するものしか口にしないという思想もあるでしょう。しかしながら、人が作ってくれたものに拒否反応を感じるのはやはりイメージが先行しているんでしょう。
その良い例が私の奥さんで、子供の頃、近所の友達の家にご飯をご馳走になりに行ったそうです。その家にお邪魔しようと家に入った瞬間、家のニオイに『うっ!』となってしまったそうです。普段なら遊んで帰る程度なのですぐに気にならなくなるのですが、食事となるともうそれどころではなく、こみ上げる吐き気を抑えて一口二口、から揚げを口に含んで談笑して家に帰ったそうです。
もうそれから他人の家の食事はできなくなってしまったとのこと。
【三つ子の魂百まで】大人になったら、もう意識を変える事はできない
苦手意識はなるべくないほうがいい。だとしたら、やはり子供の頃に色々な経験をしておく必要がありそうだ。
日本は核家族化が進んで、祖父や祖母との距離感が微妙になりつつある。もし手伝ってもらえる存在が近くにいるのであれば、利用しない手は無い。自分が苦手意識があるのなら、やはり子供にまで継承させないようにするべきだと思ったりする。