円急落で7年10カ月ぶりの円安に。ドルが買われて122円台後半。2015年5月26日 FX・為替市場

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2015年5月26日、円急落で7年10カ月ぶりの円安に。ドルが買われて122円台後半。FX・為替市場はこれからどうなっていくのだろう?今までのドル円相場と今後10年先予想をまとめてみた。

7年10カ月ぶりの円安。これからどのようにドル円相場が動いていくのだそう?ドル円相場の現在、過去、今後10年先予想ををまとめてみた。

今日の動き

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が前週に年内利上げの可能性を言及したことで、円を売ってドルを買う動きが、本格取引前の欧米市場で強まった。

午後3時31分すぎのスポットレートは、1ドル=122円68銭まで下落した。

前週末から円相場は東京、海外を通して1ドル=121円台で値動きが続いていた。最近では今年3月に1ドル=122円0銭台まで値下がりしたことがあったが、その後は118円台から120円台の間で値動きしていた。

2007年7月には1ドル=123円台をつけていた。
円急落、7年10カ月ぶりの円安水準に ドル買われて一時122円台後半 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

過去の出来事と為替相場

1950年固定相場から現在までの流れ

1950年固定相場から現在までの流れ

http://www.fxciao.com/fx-column/diary/2454/

ニクソンショックにより1ドル360円から308円になり、その後固定相場制から変動相場制に移行し、一気に円高になりました。

カーターショックでドル安が止まり、今度は一気に円高になりましたが、プラザ合意により、完全にトレンドが変わり、その後は以前のように長期間円安状態にいることは滅多に無くなっています。

1990年前半にバブルが崩壊し、不況不況と言われる日本ですが、他国と比べれば経済的に安定していることは間違いありません。GDPは既にバブル後のピークよりも高い位置になっており、労働力人口が減っている状態なので、1人あたりのGDPで見れば、かなり健闘していると言えます。

失われた20年というのは嘘という話があるように、不景気は作られたものである可能性が高いです。実際に消費が落ち込んでいることは間違いありませんが、不景気や不況と呼ぶような状態ではありません。
1950年~2013年までのドル円相場の推移 | FXちゃお

今後10年間の長期相場見通し 中期経済見通し(2014~2024年度)メインシナリオ

今後10年間の長期相場見通し

中期経済見通し(2014~2024年度)メインシナリオ

ニッセイ基礎研所
経済研究部
http://fx.formylife.jp/

■■■中期経済見通し(2014~2024年度)メインシナリオ■■■
(為替レート)
ドル円レートは、8月以降、日米金融政策の方向感の違いがますます意識されたことなどから急速な円安ドル高が進展した。今後についても、日本の金融緩和が長期化する一方で米国が利上げを開始、継続するため予測期間序盤は日米長短金利差が拡大し、ドルの投資妙味が上昇、この結果として 2017 年にかけて 1 ドル 120 円手前まで円安ドル高が進むだろう。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

その後は米長短金利が頭打ちとなる一方、日本では異次元緩和が停止となるため、日米長期金利差が縮小し、円は対ドルで上昇に転じる。終盤には日本の利上げも開始されるため、短期金利差も縮小に向かう。金利差要因以外では、終盤には基軸通貨ドルの地位低下というドル安要因が追加の円高圧力となるが、一方で日本の経常赤字化という円安圧力がある程度円高圧力を吸収する。これらの結果、終盤も円高基調は続くものの、予測期間末には 1 ドル 107 円と現在と大差ない水準に着地する。ユーロドルレートも、今後は米利上げが先行することによって一旦ややドル高ユーロ安となる。しかし、2017 年以降はユーロ圏の景気回復に伴うECBの利上げを受けて、ユーロが上昇に転じるだろう。また、終盤にかけて基軸通貨ドルの信認が低下する中で、受け皿の役割を担う筆頭候補に位置するユーロの信認が徐々に回復していくこともユーロドルの上昇をサポートする要因となる。予測期間末には 1 ユーロ 1.45 ドルに到達すると予想。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

ニッセイ基礎研所
経済研究部 2014年10月16日

今後10年間の長期相場見通し 中期経済見通し(2014~2024年度)代替シナリオ

今後10年間の長期相場見通し

シナリオ別 ドル円レートの見通し

ニッセイ基礎研所
経済研究部

http://fx.formylife.jp/

シナリオ別 ユーロドルレートの見通し

ニッセイ基礎研所
経済研究部

http://fx.formylife.jp/

■■■代替シナリオ■■■
(楽観シナリオ)
楽観シナリオでは、メインシナリオに比べ世界経済が順調に回復する。中国はメインシナリオに比べ成長率が高いことに加え、内需主導の経済成長へと転換していくため、グローバルな不均衡も解消に向かう。日本は消費税率引き上げの影響は軽微にとどまり、2014年度、2015年度と実質GDPは潜在成長率を上回る伸びを確保する。さらに、日銀の異次元緩和の効果から予想インフレ率が上昇することも加わり、消費者物価上昇率は日銀の目標どおり、2015年度の初め頃には 2%程度となり、その後も安定的に 2%程度の伸びを維持する。なお、消費税率引き上げの前提はメインシナリオと同じとしている。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

(悲観シナリオ)
悲観シナリオは、米国の利上げに伴う資金流出を防ぐために新興国が金融引き締めを余儀なくされ、このことが新興国の景気悪化をもたらすケースである。新興国経済の悪化は回復力が脆弱な欧州経済をはじめとした世界経済全体の減速につながり、日本は消費税率引き上げによる国内需要の低迷に、海外経済悪化に伴う輸出の減少が加わるため、2014年度、2015年度とマイナス成長に陥る。2015年10月の消費税率の再引き上げ(8%→10%)は実施されるが、景気低迷、デフレ基調が継続することからその後は消費税率が据え置かれることを想定した。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

(シナリオ別の金融市場見通し)
■楽観シナリオでは、各国景気が順調に回復するため、メインシナリオと比べて、米利上げペースは加速、ユーロ圏の利上げ開始も 2016年に前倒しとなる。日本も 2%の物価目標達成がメインシナリオよりも大きく早まるため、利上げ開始が 2016年度に前倒しされ、その後の金利引き上げペースもメインシナリオを上回る。日本の長期金利についても、利上げのペースアップや投資家のリスク選 好、海外金利の上昇を受けて、メインシナリオよりも早期かつ大幅に上昇していくことになる。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

ドル円レートについては、米国経済の回復加速と急ピッ チの利上げに伴う金利差拡大が大幅かつ早期のドル高に繋がり、2016年度には1ドル 125円に到達する。その後はメインシナリオ同様、日本の利上げ等を受けて円高ドル安基調に転じるが、期間を通じたリスク選好地合いや日本の期待インフレ 率が高水準に保たれることなどから、メインシナリオよりも円安ドル高ぎみで推移する。ユーロドルでは、ユーロの信認が急速に回復することによって、メイン シナリオよりもユーロ高となり、予測期間末には 1ユーロ 1.46ドルまで水準を切り上げる。
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

■悲観シナリオでは、世界的に景気が失速、低迷を続けるため、欧米の利上げ開始はメインシナリオよりも大きく遅れ、かつ すぐに打ち止めになる。日本は物価の低迷が続くため、予測期間を通じて異次元緩和(もしくはそれに準ずる措置)が継続される。景気低迷や原油価格の下落な どで各国の物価上昇率が低位に留まることもあり、世界的に長期金利はメインシナリオに比べ大きく下回る水準に留まる。日本では現状の低水準が長期にわたり 継続する見通し。
ドル円レートについては、米景気低迷によって日米金利差があまり拡大しない一方で、アベノミクスへの期待剥落やドルの信認低下を 反映する形で円高ドル安が進行、予測期間末には再び 1ドル80 円となる。ユーロドルでは、ユーロの信認が将来の分裂観測などから低下、ユーロの対ドルレートは 1.2ドル台での低位推移となる。既述の通りドル円では円高ドル安が進むため、ユーロ円では大幅な円高ユーロ安となり、主要先進国通貨では円が独歩高の様 相になる。

ニッセイ基礎研究所 中期経済見通し(2014~2024年度)の抜粋(リンク先に全文あり)
本日のfx外国為替予想/今週のfx外国為替予想

https://matome.naver.jp/odai/2143263055932936401
2015年05月26日