ナッツ姫このまま“無罪放免”も 航路変更は拡大解釈と指摘。同罪は無罪とした。

大韓航空を中核とする財閥、韓進（ハンジン）グループの趙亮鎬（チョ・ヤンホ）会長の長女で、大韓航空元副社長の趙顕娥（チョ・ヒョナ）氏が、結婚8年で離婚訴訟に入る。

30日、法曹界によると、趙氏の夫のA氏は今月初めにソウル家庭裁判所に趙氏を相手に離婚および養育権を求める訴訟を起こしたという。

事件はソウル家庭裁判所家事合意4部に割り当てられた。まだ最初の期日は決まっていない。

趙氏は今月11日、訴状本文と訴訟案内書、子の養育案内文などが送達された。まだ弁護人を選任していないが、すぐに選任して訴訟に対応するとみられる。
“ナッツ姫”趙顕娥・大韓航空元副社長、夫に離婚訴訟を起こされる　2010年に結婚｜ニフティニュース

趙氏は2010年、小学校の同級生であるA氏と結婚。A氏はソウル大学医大を卒業した整形外科専門医で、双子の子に恵まれたと伝えられている。

趙氏は2014年に米・JFK空港で出発しようとしている飛行機の航路を威力で変更し、運航を妨害した容疑で起訴された。1審では懲役1年の実刑を宣告されたが、控訴審で懲役10か月に執行猶予2年で確定した。
“ナッツ姫”趙顕娥・大韓航空元副社長、夫に離婚訴訟を起こされる　2010年に結婚｜ニフティニュース

高裁では引き返したのは駐機場内で、航路変更は拡大解釈と指摘。同罪は無罪とした。
大韓航空「ナッツ姫」に無罪放免の可能性 裁判所は弱腰姿勢に – ライブドアニュース

「ナッツリターン事件」の控訴審で裁判所は22日、懲役1年の一審判決を破棄
趙顕娥被告に対し、懲役10月執行猶予2年の判決を言い渡した
裁判所は弱腰姿勢に転じ、趙被告は「無罪放免」の可能性もあると筆者
大韓航空「ナッツ姫」に無罪放免の可能性 裁判所は弱腰姿勢に – ライブドアニュース

釈放された趙被告は、報道陣の質問には答えずに迎えの車で裁判所を後にした。判決後わずか３０分で、囚人服から着替え、シャバに出てきた手際の良さに韓国メディアは「事前に釈放されると分かっていたかのようだ」と皮肉った。

韓国事情に詳しい韓国元国防省情報本部分析官で拓殖大学客員研究員の高永テツ氏は「この事件は、韓国では朴槿恵大統領がセウォル号対応やスキャンダルなどで批判が集まっていたのをカムフラージュするために、政権側が意図的にメディアを使って、大きく取り上げさせたという見方がもっぱらです」と指摘する
大韓航空「ナッツ姫」に無罪放免の可能性 裁判所は弱腰姿勢に – ライブドアニュース