【水面下の抗争】WEBに本気出してきた新聞各社【2019年版】

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「10年後には消滅してしまいそうな媒体」で、ぶっちぎり1位の新聞ですが、いま正にその存在をかけた勝負が水面下で行われているのに気づいてますか? こっそりと各社が新しいアプローチを模索していて、それを見比べると、かなりオモシロイと思うのは自分だけなのかしら?

地域密着の親近感作戦発動中!得意の“街ブラ”で勝負


https://matome.naver.jp/odai/2143208914564213401/2155719828925519703
東京新聞ほっとWeb

東京新聞「東京新聞ほっとWeb」

関東ローカルの地方紙である東京新聞が、
「東京」をテーマにした雑誌的なサイトを運営。広告は一切入っていない。

昨年のイメージキャラクター、
杉咲花さんとドランクドラゴンの塚地武雅さんから、
国際政治学者のモーリー・ロバートソンさんに変更。
新聞社のキャラクターに、外国人を起用するって初めてなんじゃないかと。
しかも、薬物使用歴や過激な発言では何かと話題をふりまく方。
かつてはSNSで炎上しまくっていたし…大丈夫なの?

以前は又吉直樹さんと遼河はるひさん、米倉涼子さん、吉瀬美智子さんと
タレントパワーに頼りがちだった広告戦略から、
あきらかな路線変更です。

サイトの内容的には「東京Warker」的な記事がたくさんで、読み物メイン。
Webにも関わらずタレントが多く登場しており、かなり豪華な感じ。
雑誌風なので連載が多いのが特徴。

■「ようこそ!マイホームタウン」
テレビの「ウチくる!?」的なコンテンツで、登場するタレントが無駄に豪華w
最近はゲストの年齢層があがってきていて、山本寛斎さんや、小松政夫さんなど、
業界の巨匠クラスも登場しています!
40代〜50代の人が喜びそうな人選ですね。

■「東京深聞」
コラムニストの泉麻人さんの街ブラコラム。
路線バスでの「ぶらり途中下車の旅」みたいなのり。
「おじさん図鑑」で知られるイラストレーター・なかむらるみさんが
撮影に同行しているようで、道中であった人々を描いているのも面白い。

■「真・東京03探検隊」
お笑いトリオ「東京03」が、マニアックなお店を探検する企画。
ひたすらコメディ路線で、唯一ブログ的な見せ方をしている。
深夜のバラエティ番組を観ているようで、ついつい最後まで読んじゃう。
タイトルに“真”の文字が追加され、若干リニューアルされた模様。

■「大人の社会科見学」
女優の宮﨑香蓮さんが、東京を拠点とする老舗を訪れてインタビューする連載。
どうやらインタビューも原稿も本人が行っているようです。
早大卒な肩書のとおり、聡明な方なんでしょうね。
以前の連載、カメラ女子とは違ってコメディ要素は少なめです。

■「東京23話」
このサイトでは恒例のシリーズ連載。
今回はイラストも手がける多彩な作家、はらだ有彩さんが起用されました。
東京23区を舞台にした小説という連載テーマはそのままに、
なんと落語を主とした古典を、現代版にリブートした連載のようです。
これまでのシリーズのなかで、最も面白いと思います。
過去の連載は山内マリコさん、松田青子さん、加藤千恵さんと
こちらもなかなか豪華。

他にも銭湯紹介や書評、歴史、新聞記者のつぶやきなど、
かなり幅広いコンテンツが豊富です。
更新時は明確に発表されていませんが、
どうも月2回で半分ずつ更新されているっぽい。

個人的にはこのサイトが一番読んでて面白いと思います。
ただしニュース的な要素は全然ないw


https://matome.naver.jp/odai/2143208914564213401/2155719839925530403
中日新聞ほっとWeb

中日新聞「中日新聞ほっとWeb」

前述の東京新聞の親会社である中日新聞のサイト。
こちらは「名古屋」をテーマにしたものです。
東京に比べるとタレントの数や質が、やや落ちる?
名古屋というより東海のエリアを紹介するコンテンツがメイン?
それとなぜか新聞販売店の情報がやたらと厚いw

■遼河はるひの美食レポート「美味しくいただきます!」
イメージキャラクターもしている
名古屋出身の元タカラジェンヌ遼河さんが
名古屋のお酒と食にまつわる場所を探訪する連載。

■TEAM SHACHIの「おしごと見聞録」
名古屋ご当地アイドル「TEAM SHACHI」メンバーが、
中小企業の工場見学(社会見学?)を壁新聞みたいに紹介。

■TEAM SHACHIの「プライベートリップ」
名古屋ご当地アイドル「TEAM SHACHI」メンバーが、
話題のスポット紹介する連載。
以前、ローカルタレントで行っていた「ほっとリップ」の
タレントが豪華になった模様。
でも、同じサイト内でTEAM SHACHIが
2つ連載持っているって、どうなの?

■佐井祐里奈の「企業見聞録」
ご当地アナウンサーの佐井祐里奈さんが地元の大企業をレポート。
TEAM SHACHIとは違い、普通の新聞風?なデザイン。
原稿の執筆はご本人っぽいですね。

ご当地にこだわった人選とテーマ選びが徹底しています。
FacebookなどSNSで撮影オフショットを掲載しているのはオモシロイ。
姉妹サイトの「東京新聞ほっとWeb」とコンセプトは同じなのでしょうが、
こちらは読み物というよりは情報誌っぽい感じで、新聞社らしいかも。
更新は月2回で半分ずつっぽいです。

ターゲットをセグメントして狙い撃ち!

中日新聞「オピ・リーナ」

中日新聞が運営する女性向けの情報サイト。
女性向けだけに、グルメやビューティーなどライフスタイルの情報がメイン。
サイトデザインも、現代風でシンプルなものに変更されました。

中日という地方紙らしく、コミュニティー情報やプレゼントにも力を入れているっぽい。
個人的には「ペット」が、わざわざ独立した項目になっているのが不思議。
名古屋の女性はペット飼うのがデフォルトなのかしら?

MANTANWEB

毎日新聞「MANTANWEB(まんたんウェブ)」

毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」内のアニメ・マンガ・ゲームの総合情報サイト「まんたんウェブ」を前身とするポップカルチャーの総合情報サイトです。
サブカルに特化して、読者を絞ったということでしょう。

リニューアル後は、アニメやマンガ、ゲーム、ブック、ミュージックに、テレビや映画などエンターテインメントの話題が、さらに幅広くピックアップされるようになったのだとか。
毎日新聞はWebに関して、いろいろ手を拡げていますね。
取材ネタの二次使用をフルに活用中!といった感じ。

一歩先行く?動画配信で勝負!

毎日新聞「MAiDiGiTV」

エンタメニュース動画を毎日掲載!人気タレント、アイドルが登場する芸能イベント、最新映画の会見・予告編、新商品発表会を動画で速報します。他では見られない最新アニメPVや、著名人のインタビュー、動画まとめも必見です。そのほか、ポップカルチャーサイト「MANTAN WEB」やビジネスサイト「BizBuz」、女性向けニュースサイト「毎日キレイ」と連動した動画も掲載しています。
http://maidigitv.jp/page/about.html

基本的にニュースなので、動画としてどの程度の需要があるのか、まだまだ未知数です。
ただ、本紙のコンテンツの中に組み込んだらいいんじゃないの?
そう思う人が多いような気もします……どうなる?

新聞社だってまとめサイトしちゃうぞ!情報量で勝負!

産経新聞「iza」

産経デジタルが運営するニュースのまとめサイト。
政治、経済、社会問題など、硬めの記事をわかりやすく把握するのに便利。
新聞社の膨大なデータベースを活用できるのか、関連記事も豊富。
TOPページから記事へ誘導する導線がわかりづらいので、
慣れるまでは記事検索などしにくいかも…

自衛隊ネタが多いのが産経っぽいw

新聞各社が結束! みんなでやれば怖くない!?

「47NEWS」

全国52の新聞社のニュースと共同通信の内外ニュースを束ねた総合ウェブサイト。
新聞社や通信社のニュースなので、ソースの信頼性が高い。
さらに多数のメディアから情報を収集しているので、とにかく話題が豊富。

単独でニュースサイトをやるよりも、効率的ですよね。
ある意味、究極の「人海戦術」か。

その他、リンクを貼れないサイトたち(朝日新聞系列)

■朝日新聞「withnews/ウィズニュース」

朝日新聞の記者がWeb用に記事を書き起こしている画期的なサイト。
誰もが気になる事柄や事象を、新聞社の取材力で深掘りしてくれます。
「くれます」という表現をしたのは、取材のリクエストを募集していて、
そのネタも追いかけてくれるから。
報道の情報は順接をメインとしてわかりやすさを重視した文章なので、
他の情報サイトに比べると記事があまりおもしろくないのがネック?
固すぎず柔らかすぎずのバランスを取ろうとしているがんばりは伝わります。

■朝日新聞「Asahi Shimbun Digital [&]」

朝日新聞が運営するライフスタイル情報のサイト。
サイト名「&」が示す通り報道としての朝日デジタルでは扱わないような
ライフスタイルに関する情報をそれぞれのカテゴリーに分けて発信。
商品情報の<BAZZER>と男性向けの<MEN>、女性向けの<WOMEN>
旅情報の<TRAVEL>にカテゴライズされ、それぞれが更に細かく
ファッションだのホビーだのアートだのと別れていて、読み応えはまずまず。
ただし、サイトのデザインはシンプル過ぎて面白みに欠けるような気も…
「読みたい!」と思わせるようなエンタメ感がプラスされたら面白くなるかも。

■朝日新聞「東北の心意気〜つながる笑顔〜」

朝日新聞が運営する東北復興支援サイト。
復興に立ち向かい続ける人々へのインタビューや
地元のお店情報も盛り沢山。
フォトギャラリーも充実していて、サイト自体は現在も更新中。
震災を風化させないためにも、大切なことだと思います。
でも、だからこそもう少しサイトの認知度を上げないと
意味がなくなってしまうような…
地元の登場した人たちだけが観ているようなサイトになってしまってはもったいない。
より多くの人に見てもらえるような動線づくりに工夫が欲しいと感じます。

https://matome.naver.jp/odai/2143208914564213401
2019年05月07日