家ごと引越し可能!オーストラリアの伝統的様式の住宅

KennyK
オーストラリア、クィーンズランド州の伝統式様式の一つの住宅は、トレーラーで家を解体せずに家ごと引越しができます。日本では考えられないかもしれません。

普通引越しと言えば….

家を新しく借りるなり、買うなりして、荷物をまとめて引っ越ししますよね。慣れ親しんだ家を離れたくない!という人も多いと思います。

しかしオーストラリアのクィーンズランド州には….

家ごと引越しできる様式の家がある

クィーンズランダー様式の家と言います

基本的に高温多湿なクィーンズランド州、よって南国様式の高床式になります。高床なのはまた、大雨での洪水やシロアリ等の被害を防ぐためでもあります。
(なお、シロアリを防ぐために、床の柱と建物をつなぐジョイント部分には金属が使われています。)
建物のひさし部分にはバルコニーがあって、通常は玄関もここにあります。屋根はトタンがほとんどです。(嵐で壊れることもあるため)

今では建てられることがなく、ほとんどは第二次世界大戦以前のものです。

例えば玄関はこんな感じ

しかしこの家のすごいところは…

なんと家ごと引越し可能!
ダンプカーで動かせる!

そうなんです、なんと家ごと動かせてしまうんです。基本的に柱数本で床を支えているだけなので、下から持ち上げて大きなトレーラーに積むことが可能なんです。

大きな家だと、半分に切って2つにして運んだりもします。

例えばこんな感じ

さすがに大きいので、普通の時間に運ぶことはまずなくて、交通量の少ない深夜に、事故を防ぐためになんと警察の先導付きで運びます。よって普通の人がなかなか目にすることはないです。

写真で見ると分かるように、”Oversize”と書かれたプレートを付けて運んでいます。

引っ越しをする場所に付いたら…

そのまま地面に再接地するだけ

土地だけを購入してあれば、柱を立ててそこへ家を運ぶだけ。馴染んだ家で、新しい土地での生活が始まります。

英語ですが、ここにいくつかの写真があります。

https://matome.naver.jp/odai/2143157371489644601
2015年05月14日