「危険性低い」一転… 気象庁が箱根山の噴火警戒レベル引き上げへ

2015年5月6日、気象庁は、火山性地震が増加しているとして、箱根山の噴火警戒レベルを1（平常）から2（火口周辺規制）に引き上げた。
箱根山の噴火警戒レベルを２に引き上げ・気象庁　「小規模噴火の可能性」 – 産経ニュース

箱根山の噴火警戒レベルが2となるのは初めて。
時事ドットコム：箱根山、噴火警戒レベル２に＝活動高まり、１から引き上げ−気象庁

気象庁は「浅い位置にある熱水が不安定になり、水蒸気爆発を起こす可能性が高まった」として、警戒レベル引き上げに踏み切った。
箱根山の噴火警戒、「火口周辺規制」に引き上げ : 科学 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

気象庁は今後、大涌谷付近に影響を及ぼすような小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、火口周辺警報を発表するとともに、大涌谷の周辺に立ち入らないよう呼びかけた。
「箱根山 火口周辺警報を発表、小規模な噴火のおそれ」　News i – TBSの動画ニュースサイト

噴火警戒レベル2：火口周辺に影響を及ぼす（この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ）噴火が発生、あるいは発生すると予想される。
気象庁｜噴火警戒レベルの説明

小規模噴火した場合、大涌谷周辺では大きな噴石に警戒が必要で、風下では火山灰や小さな噴石が降る恐れがある。
箱根山、小規模噴火の恐れ　ロープウエー運行停止　　：日本経済新聞

5月5日、調査しないとしていた気象庁が緊急で現地入り。
気象庁「危険性低い」一転、緊急調査　箱根、活発化

温泉関連施設で蒸気の噴き出し具合を確認したり、周辺の地熱の温度を赤外線カメラで測定したりして火山活動の状況を調べた。
箱根山 気象庁きょうも大涌谷を調査　NHKニュース

5日の現地調査で、大涌谷にある温泉施設の１か所で蒸気が勢いよく噴き出している状態が確認。
箱根山に火口周辺警報 警戒レベル引き上げ　NHKニュース

気象庁は、5月6日も蒸気が噴き出ている温泉施設の調査を行う予定。
箱根山の火山活動活発に　気象庁がきょうも調査

神奈川県箱根町は火山活動の活発化に伴い、ハイキングコースなどの一部を閉鎖。
箱根山の噴火警戒レベルを２に引き上げ・気象庁　「小規模噴火の可能性」 – 産経ニュース

噴火警戒レベルが上がったことを受け、箱根ロープウェイは全線で運転を見合わせることを決めた。
「箱根山 火口周辺警報を発表、小規模な噴火のおそれ」　News i – TBSの動画ニュースサイト

千葉市の60代男性は「ハイキングに来たけど仕方ない」とがっかり。
箱根山大涌谷　地震増え周辺立ち入り禁止　ＧＷ観光客がっかり — スポニチ Sponichi Annex 社会

温泉旅館経営者の男性は「連休中の書き入れ時だが、昨年の御嶽山噴火もあり、噴火警戒レベル引き上げは仕方ない。早く安全な状況になって、レベルが下がってほしい」と声を落とした。
【箱根山火山活動】警戒レベル引き上げ　連休中の地元業者に嘆きの声　宿泊キャンセルも – 産経ニュース

大涌谷は箱根を代表する観光地でこの大型連休の期間中も連日、大勢の観光客が訪れていた。
大涌谷周辺のハイキングコース 立ち入り禁止へ　NHKニュース

噴気を利用して作る名物の「黒たまご」も、製造場所が規制域にあるため販売中止。
箱根山大涌谷　地震増え周辺立ち入り禁止　ＧＷ観光客がっかり — スポニチ Sponichi Annex 社会

黒たまごは1つ食べれば7年寿命が延びるとされ、名物となっている。規制が解除されるまで製造、販売できない見込み。
ＧＷ観光客ガックリ…箱根大涌谷一部閉鎖で黒たまご販売中止 – 芸能社会 – SANSPO.COM（サンスポ）

「ハイキングは諦めていたが、黒たまごだけは食べたかった」などの声が上がっていた。
「黒たまご」だけでも…大涌谷の観光客ら無念 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

土産物店の店員は「自然には逆らえないが、長引かないでほしい」と話した。
「黒たまご」だけでも…大涌谷の観光客ら無念 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）