キャロルさんの皮肉炸裂☆「不思議の国のアリス」が狂いまくってるワケ

sheepbutt
アリスまとめです=͟͟͞͞⊂( ’ω’ )=͟͟͞͞⊃バッ 「不思議の国」では何もかもが狂っています。これは数学者であるキャロルが、当時流行った新しい数学を認めたくなくて、それらをめちゃくちゃに皮肉ってしまったためです。(原作ネタもありますが、主にディズニー映画をもとにして考察しています。)

「不思議の国のアリス」の誕生

きらめく昼下がり
1862年7月4日、ルイス・キャロルは、勤務先の大学の学寮長の娘三姉妹と、同僚のロビンソン・ダックワースとピクニックへ行った。

5人でボートに乗っていたとき、三姉妹の次女
アリスが「お話を聞かせて」とキャロルに言う。

そこでキャロルは即興で、懐中時計を手に大急ぎで走ってくるウサギの話を語り始めた。

ある少女の冒険物語
キャロルは普段から即興で物語を作り、彼女らに
聴かせていた。同じ名前の主人公が登場するその日の話を特に気に入ったアリスは、「自分のために文字にして書いて」とキャロルに頼んだ。

翌日、キャロルは物語を書き始める。そして1863年2月10日、「地下の国のアリス」と名づけた手書きの本が完成する。またキャロル自身がイラストを加え、1864年11月26日にアリスに手渡された。

正式出版へ
その後友人の勧めにより、キャロルはこの手書きの本を正式に出版することを決める。

出版を前に文章を書く中、キャロルはプロのイラストレーターを探すことになった。知人の紹介から、当時売れっ子イラストレーターだったジョン・テニエル(John Tenniel)と契約を結ぶ。

そして1865年、改題された「不思議の国のアリス」が出版された。

人物設定と背景

❤ アリス ❤

アリス
イギリスの中流階級の中でも裕福な家庭で育った、7歳の少女。

目立った長所や個性はなく、割と平凡な子として描かれている。

読み手に自分とアリスを重ね、アリスの目を通して不思議の国を見てもらいたいというキャロルの思いから、このような誰にでも当てはまりやすい人物が描かれた。

アリスの性格
アリスの性格で最も目立つのは、好奇心旺盛なところだ。

「好奇心旺盛」はアリスの性格にどうしても必要な要素だった。これがないと「不思議の国」の物語が始まらない。もしアリスに好奇心がなければ、ウサギを追いかけなかったし、タイトルもただの
「居眠りこいたアリス」となってしまう。(実際そうなんだけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
物語開始2分で終了である。

アリス = アリス・リデル
アリスのモデルとなった少女。
キャロルは三姉妹の中でも、特にアリスを気に入っていたという。

ある夏の日、キャロルがボートで語った話は、のちに本となってアリスに贈られた。

♠ 白ウサギ ♠

白ウサギ
物語の全ての元凶。
ものめずらしさがアリスの気を引き、彼女を不思議の国へと連れて行った。

服装はベストや懐中時計から、当時の一般男性の
格好を思わせる。

白ウサギ = ヘンリー・リデル
白ウサギのモデルは、アリスの父、ヘンリー・リデル。彼はオックスフォード大学クライストチャーチの学寮長で、遅刻の常習犯として悪名高かった。

白ウサギがいつも遅刻を気にしているのも、
ここからきている。

♠ ドードー鳥 ♠

ドードー鳥
周りの動物に助言する博識な鳥。
ドードー鳥 = ルイス・キャロル
「不思議の国のアリス」のドードー鳥は、ルイス・キャロルの自己風刺。

キャロルはオックスフォード大学自然史博物館の常連で、よく博物館を訪れていた。この博物館はドードー鳥の展示が有名で、キャロルはここからドードー鳥の着想を得たといわれている。

またキャロル自身も、ドードー鳥の名前に親近感をもっていた。彼には軽いどもり癖があり、人前に立って緊張すると、自己紹介で下の名前を「ド、ド、ドジソン(※)」と言っていたかららしい。

※キャロルの本名はチャールズ・ドジソン(Charles Dodgson)

♠ アヒル、オウム、子ワシ ♠

アヒル、オウム、子ワシ
「不思議の国のアリス」には、アリスの姉妹と
キャロルの友人も登場している。

後ろ左から
子ワシ(妹)、オウム (姉)、アヒル(友人)
である。

(´-`)oO (ドードー鳥、手だけ人間……)

アヒル = ロビンソン・ダックワース
ロビンソン・ダックワースはキャロルの大学の同僚。「不思議の国のアリス」が語られた日、彼もピクニックに参加した。

作中でアヒルになったのは、”DUCKworth”の
名前から。

リデル家三姉妹
左から三女イーディス、長女ロリーナ、次女アリス

「不思議の国のアリス」では
子ワシ = イーディス・リデル
オウム = ロリーナ・リデル

彼女らの名前に似た動物(または鳥)を考えた結果、
こうなったのだろう。

イーディス(Edith) → 子ワシ(Eaglet)
ロリーナ(Lorina) → オウム(Lorry)

♠ チェシャ猫 ♠

チェシャ猫
ニヤニヤした猫。

チェシャ猫は不思議の国の象徴だろう。
姿を消したり現したりできることから、
不思議の国ではもう何でもありだ。

チェシャ猫 = エドワード・ピュージー
チェシャ猫のモデルは、エドワード・ピュージー
であるといわれている。

キャロルがオックスフォード大学の学生だった頃、
ピュージーは学内の大聖堂で司教をしていた。

聖職者である父の旧友でもあったピュージーは、
学業成績が極めて優秀なキャロルを、オックスフォードの特別研究生に推薦した。

ナ…ナイス上目遣い…(☉౪ ⊙)(げぼぉ)

チェシャ猫の謎
「不思議の国のアリス」の考察で、最も悩まされたのがチェシャ猫だ。特にチェシャ猫が「ニヤニヤ笑いを残して消える」という行為は謎が多く、これを考察した記事はほとんどなかった。

以下、チェシャ猫の考察である。

ピュージーと数学
まず、数学用語で「カテナリー曲線(catenary)」というものがある。これはぶら下がったチェーンなどが作る曲線のことだ。

そして神学では、”catena”は本の引用集を意味する。ピュージーは”Patristic Catenary(教父の引用集)”という聖書解説本の出版で知られていた。

ここからピュージーとカテナリー曲線が関連づけられ、またカテナリー曲線の形から、”ニヤニヤ笑い”
が生まれた。

ピュージーとチェシャ猫の関係
恐らく、”ニヤニヤ笑い(grin)”をもつ生き物が
チェシャ猫になったのは、当時使われていた「チェシャ猫のように笑う(grin like a cheshire cat)」
という慣用句をもとにしたからだろう。

よって流れとしては
ピュージー → ピュージーの本 → カテナリー曲線 → ニヤニヤした口 → チェシャ猫
となり、こうして「ピュージー = チェシャ猫」
となった。

最後に
謎めいていた「ニヤニヤ笑いを残して消える」という行為は、カテナリー曲線を表している。

チェシャ猫の記事の9割が、「チェシャ猫の着想は慣用句がもと」といっているが、それだとチェシャ猫の消える行為は説明できない。

背景にカテナリー曲線があることが
実は結構重要なのだ(´・ε・`)

♠ イカレ帽子屋 ♠

イカレ帽子屋
頭のおかしい帽子屋。
「帽子屋 = イカれてる」設定
頭がおかしいのは、当時の帽子屋は帽子作りに使用した水銀で中毒になり、気が狂っていたため。

♠ 三月ウサギ ♠

三月ウサギ
イカレ帽子屋と同様、頭のおかしいウサギ。
「三月ウサギ = イカれてる」設定
三月ウサギの頭がおかしいのは、
「三月ウサギ(※)のように気が狂っている」
という慣用句からきている。

※三月の雄ウサギのこと。
三月はウサギの発情期で、雄ウサギが興奮して落ち着かない行動をとることから。

♠ 眠りネズミ ♠

眠りネズミ
いつも眠そうにしているネズミ。

眠りネズミとはヤマネのこと。
イギリスのヤマネの”Hazel Dormouse”は、
冬眠が長く、夜行性であるため、5月(※)でも
日中は眠そうにしている。

※「不思議の国のアリス」は5月設定。

眠りネズミ = 知人のペット
眠りネズミはキャロルの知人ダンテ・ガブリエル・ロセッティのペットがモデルといわれている。

彼が飼っていたウォンバットは、よくテーブルの上で寝ていたらしい。

また作中で眠りネズミがティーポットにいるのは、当時のイギリスに、古くなったティーポットの中でヤマネを飼う習慣があったかららしい。

❤ ハートの女王 ❤

ハートの女王
冷酷で短気な不思議の国の女王。

ハートの女王?
なんだジャイアンか(´・ω・`)

「不思議の国」について

「不思議の国」の設定
「不思議の国のアリス」では、トランプの庭師たちが白いバラを赤く塗り替える場面がある。そしてその理由を庭師は

「間違って白いバラを植えてしまった。女王は赤がすきなので、白いバラを植えたら殺されてしまう」

と説明している。つまり不思議の国では赤と白が対立していることがわかる。

「不思議の国のアリス」とイギリス史
・権力をもった赤の女王
・赤と白の対立
・白の男への首切り

これらをイギリス史にあてていくと、1455年に起きたバラ戦争が当てはまる。
恐らく「不思議の国のアリス」は、イギリスのバラ戦争を風刺した物語だろう。

バラ戦争
1455年にイギリスで起きた、イギリス王エドワード3世の子孫たちによる王位継承争い。ヨーク公
率いるヨーク家と、ヘンリー6世率いるランカスター家の対立により起こった。

ヨーク家が白いバラ、ランカスター家が赤いバラの紋章をしていたため(左)、この争いは後に「バラ戦争」と呼ばれるようになった。

ハートの女王 = 王妃マーガレット
以上をふまえると、赤いバラを好むハートの女王はランカスター家の王ヘンリー6世の妻マーガレットがモデルであるといえる。

マーガレットはバラ戦争でランカスター家を支え、戦争の指揮をとった女王。
無能なヘンリー6世はもはや形だけの王にすぎず、リーダーとして優れていたマーガレットが実質王のようなものだった。「王よりも力をもった女王」という点でも、ハートの女王と一致している。

「首をおはねー!!」
女王のこの口癖は、シェイクスピアの史劇
「ヘンリー六世 第3部」でのマーガレットのセリフがもとになっている。

「首をはねよ!そしてヨーク公が町を見渡せるよう、ヨーク門に首を置くのだ!」

バラ戦争でマーガレットがヨーク家のリーダー、
ヨーク公を捕らえ、殺害したときのマーガレットのセリフ。(「ヘンリー六世 第3部」より)

ガクブル:(´°∀°`):

♠ ハートの王 ♠

ハートの王
小柄で気弱な不思議の国の王。
ハートの王 = ヘンリー6世
ランカスター朝のイングランド王。
優柔不断で無能だったため、バラ戦争での戦いの指示はマーガレットに任せっきりだった。

(´・ω・`)「じゃあ何をした人なの?」

「何回か敵の人質にされたかな」(`・ω・´)

(´・ω・`)「……」

♠ トゥイードルダムとトゥイードルディー ♠

トゥイードルダムとトゥイードルディー
くだらない話をしたがる、ちびデブの双子。

2人の服はスケルトン・スーツといい、
当時のイギリスの小学生男子が着ていた服らしい。
よって2人の年齢はアリスと同じくらいだろう。

背景
トゥイードルダムとトゥイードルディーは、ヴァイオリンのキーキー音(ダムが低音、ディーが高音)を意味する。1725年、この言葉はイギリス詩人
ジョン・バイロンの詩で用いられた。

彼の詩は、ヘンデルとボノンチーニという2人の
ライバル作曲家の争いを風刺したもので、「似た者同士」の2人を「トゥイードルダムとトゥイードルディー(ヴァイオリンのキーキーいう低音と高音)」と表現した。

言葉からキャラクターへ
この詩をもとに、後にルイス・キャロルは「鏡の国のアリス」にトゥイードルダム、トゥイードルディーという名の、瓜二つのキャラクターを登場させた。

これを機に、「似た者同士」を意味する
「トゥイードルダムとトゥイードルディー」
という表現が広く知られるようになった。

(English Network 2002年1月号より引用)

「不思議の国のアリス」と数学

19世紀の数学
キャロルの本業は数学者であり、伝統的な数学である「数や計算」を研究した。

しかし19世紀はとっぴな代数学が流行り、周りの数学者は、急いで新しい数学を発展させようと
一生懸命だった。

この社会の風潮に、キャロルは困惑した。
状況を簡単に説明すると、

周り「 ” x・y = y・x ” は実は正しくないのさ!!」
キャ「は?何それ、正しいに決まっとるやん」

といった感じである。

自分の数学論を変えなかったキャロルは、「不思議の国のアリス」に新しい数学への皮肉を混ぜた。
結果、「不思議の国」は合理性のない滅茶苦茶な世界となった。

①イモムシのアドバイス
“Drink Me”ボトルを飲んで小さくなったアリスは
水タバコを吸うイモムシを見つける。

「元のサイズに戻りたい」と言うアリスに、イモムシは体のサイズを変えられるキノコを教える。

しかしこのキノコは「片方を食べると大きくなり、もう片方を食べると小さくなる」というもので、
ちょうどいい量を食べないと元のサイズに戻れない、というものだった。

ド・モルガンへの皮肉
ド・モルガンは代数学(algebra)において、一貫した論理に基づけば、虚数を用いた計算が(実数のときと同様)可能であることを証明した。

恐らくキャロルにとって、「虚数(実在しない数)」という概念が理解し難いものだったのだろう。

ド・モルガンは自身の本で、”algebra”がアラビア語で「移項(restoration)と約分(reduction)」を意味すると述べている。これらの和訳は

※1 reduction : 減少
※2 restoration : 元に戻ること  である。

キャロルはこの皮肉として、代数学(algebra)を
「体のサイズを変える」ことで表現した。

アリスがキノコを食べて巨人サイズから小人サイズになったのは※1を、また小人サイズから元のサイズになったのは※2を表している。

ド・モルガンの説く代数学は、(体のサイズが変わることから)「ありえないことが起きているヘンテコなものだよ」とでも言いたかったのだろうか?

水タバコと代数学
イモムシの吸う水タバコにも、代数学(algebra)との関係があるようだ。

水タバコはアラビア語で”argileh”という。
algebraと似て…る…か?(首を横に振りたい)

それはさておき、恐らくキャロルはalgebraと関連づけて水タバコを用いたのだろう。

A~E~IO~U~♪₍₍ ᕕ(´ ω`)ᕗ⁾⁾

New York Times “Algebra in Wonderland” by Melanie Bayley

②狂ったお茶会(Mad Tea Party)
ここで用いられたのは、ウィリアム・ハミルトンの”science of pure time”という、代数学をあえて科学での「時間」として考えるという概念だ。

お茶会の”tea party”を”t party”としてみる。
数学では、tは時間を表す変数である。
よって狂ったお茶会には、時間が関係している
ことがわかる。

ハミルトンへの皮肉
ハミルトンの数学も、キャロルにとってはばかばかしいものだった。この皮肉は、お茶会で帽子屋が時計を狂わせる場面で表現されている。

キャロルは「ハミルトンの時間の概念は理解不能」という考えから「狂った時計」を思いつく(※)。
そして狂った時計を壊すのは、ハミルトンの概念(=時計)を壊してしまいたいという、キャロルの気持ちを表して…た…り…
あくまで私の予想です/(^o^)\

※時間を「時計」、理解不能を「狂っている」に置き換えると、「時計は狂っている」となるため。

③ハトの論理
ハ「ヘビだー!!」
ア「私ヘビじゃないわ」
ハ「ヘビじゃない?フンッ! ついでにタマゴは食べないって言うんでしょ」
ア「私卵は食べるわ」
ハ「やっぱりそうなのね、ヘビだー!!!」

ここの数学はわかりやすいかも┌(^o^)┐

正しい論理と間違った結論
ここで用いられる数学は、命題の逆による証明だ。

命題「ヘビは卵を食べる」
逆「卵を食べるなら、それはヘビである」
→アリスは卵を食べる。
→よってアリスはヘビである。

論理は正しいが、この結論は間違っている。
そもそもスタートの「命題の逆」が間違っている
からだ。

④解釈の違いと論理
帽 “Take some more tea.”
(もう少しお茶を飲まんかね)

ア “I’ve had nothing yet, so I ca’n’t take more.”
(私まだ飲んでないわ。だからお茶を「もう少
し」もらうことはできないわ)

帽 “You mean you ca’n’t take less. it’s very
easy to take more than nothing.”
(それを言うなら、「お茶を”今より少なく”は
もらえない」だろ?「ない」のを「ある」に
するのは簡単なんだから)

ここでは”more”の解釈の違いによるズレと、数学的論理が用いられている。

まずアリスの考えは、”more”が「既にお茶を飲んだ」前提で使われる言葉だということ。
だから「お茶を飲んでないのに、おかわりするのは変」と言っている。

一方帽子屋は、言葉をその意味でしかとらえないようだ。(ニュアンスなんか無視である)

“more”を「(今より)多い」という意味でとらえ、
アリスの発言を「今より多くはもらえない」と解釈している。よって「お茶がないなら、入れたら今より多くなるよ」と発言した。

言葉遊び

「バタ」フライ
「不思議の国のアリス」にはダジャレも出てくる。

たとえばバターのついたバタフライ(さむww)。
バターパンを思わせるかのように、バタフライの羽はパンの形になっている。

また、バタフライを見たアリスが「おかしなちょうちょね」と言うと、どこからか「あらお菓子?パンとバタフライよ」というツッコミが入る。
(ツッコミたいのはこっちだ)

おかしい、がお菓子か…
ぬかりないね(☉౪ ⊙)

あっちっち
紅茶を触って「あっちあっち」と言いながら
「あっち」の方へ移動する帽子屋たち。

ワロエナイ/(^o^)\

詩のパロディ

きらきら星
キラキラ光るコウモリさん
一体お前は何してる?
この世をはるか下に見て
お盆のように 空を飛ぶ

実は英語で見たほうがわかりやすい。

Twinkle, twinkle, “little bat!”
How I wonder “what you’re at!”
Up above the world “you fly”
Like a “tea-tray” in the sky

怠惰と悪戯心に抗って
どうして小さなワニの子は
きらきら光る尾を使い
豊かなナイルの川の水
金の衣に振り掛けて

どんなにワニの子喜んで
鋭い爪の生えた手で
川の小魚かき集め
優しく口へと運ぶだろう

アイザック・ウォッツの「怠惰と悪戯心に抗って」という教訓詩のパロディ。

オリジナルとの比較
どうしてかわいいミツバチは
きらきら光る花のなか
一日かけて甘い蜜
せっせと集め飛び回る

どんなに見事な巣をつくり
休む暇なく働いて
ハチの巣の中蝋をひき
甘い蜜で満たすだろう

上を参考に訳すとこんな感じかな
自分の訳ですが参考になれば…(´ω`)

雑学

アリスの容姿
キャロルの中では、アリスのイメージは割と始めから決まっていた(※)。キャロルは自分のイメージに合う写真を、イラスト担当のジョン・テニエルに
送った。

左は候補のビートリス・ヘンリーの写真。

テニエルはプライドが高く、自分のイメージで絵を描こうとした。よってモデルの使用は断固拒否したという。

しかし後にテニエルが描いたアリス(右)を見ると、
ビートリス・ヘンリーの影響をしっかり受けていることがわかる。

※キャロルが一番最初に書いた本の、挿絵のアリスが既に金髪ロングだったため。

アリスの服の色
アリスの服は青。
今となっては当たり前だが、このイメージが確立されたのは「不思議の国のアリス」初出版から約45年後の1911年のことだった。(左は1927年のもの)
赤いドレス
赤はキャロルが1865年の原作で、アリスの服に使いたかった色だといわれている。

アリスが初のカラーになったのは1872年頃。
初登場は本ではなく、”The Wonderland Quadrilles”という楽譜集の表紙だった。

そして1887年には、赤いドレスを着たアリスが
本に登場した。(表紙のみカラー)

黄色いドレス
赤ドレスに飽きた?(☉౪ ⊙)
その後アリスは、黄色いドレスを着ている。
(1890年「子供部屋のアリス」)

幼児向けに作られたからか、本の表紙に加え、
初めて挿絵もカラーになった。(以降ずっとカラー)

青いドレス
1903年、青いドレスを着たアリスが登場する。
(やっとか…(´ω`))

その後、なぜかいったん赤いドレスに戻ったが、
1911年に青いドレスで再登場。
(気の迷いって、あるよね(☉౪ ⊙))

白エプロンと、ストライプのタイツとともに、このときの青色ドレス(左)が、アリスのイメージを確立した。(ばんじゃい (」^ω^)」)

子どもから見た「アリス」

現実と真逆な世界
「不思議の国のアリス」ができた当時、イギリスはヴィクトリア朝全盛期。「真面目、厳格」といった言葉がぴったりな時代だった。

子どもはお茶会では上品に、行儀よく振る舞い、
勉強では、何でもかんでも詩を丸暗記するのが
当たり前だった。

そんな子どもたちが「不思議の国のアリス」を
読んだら?

変なキャラクター、気品のかけらもないお茶会、
間違いだらけの詩、
何もかもが新鮮で、不思議の国のHACHA★MECHAぶりは面白くてしょうがなかったに違いない。

チェシャ猫の存在
ア「私どこに行ったらいいのかしら」
チ「それはお前がどこへ行きたいかによるね」
ア「どこに行ってもかまわないんだけど」
チ「それなら道を聞く必要はないわけだ。(どこに行ってもいいなら)どっちに行こうが同じでしょ」

もしかしたら、これを聞いた子どもは親を思い浮かべるかもしれない。この2人の会話は、まるで大人と子どもの会話を聞いているようだ。

大人から見た「アリス」

チェシャ猫の論理
チェシャ猫の言うことは正しいし、論理的だ。
確かにどの道を選んでも、ずっと歩けばどこかに
たどり着く。ただこれはアリスの質問の答えには
なっていない。

「どこに行けばいい?」に対する適切な答えは
「○○に行ってみたら?」であるはずだ。

チェシャ猫の場合はわざとだが、こんな風に
質問に適切に答えられない大人は結構多い(´・ε・`)

2人の会話から、現代の大人の問題を感じる人も
いるかもしれないね(´・ε・`)

アリスと数学
私の場合これが一番おもしろかった┌(^o^)┐
表面からはわからない奥深さって、大人だから
楽しめるものだと思うんですよ(☉౪ ⊙)

アリスの人気の秘密

①大人になっても飽きない
「不思議の国のアリス」は今年で誕生150周年。
今もアリスは世界中で人気だ。
ここまで愛される理由は何か?

1つは子どもも大人も楽しめる作品だからだろう。

大人になって改めて「不思議の国のアリス」を見てみると、子どもの頃を思い出したり、数学を感じたり、または自論まみれの理不尽な社会を感じたりするのでは?( ´•౪•`)

②単純にかわいい
もう1つはキャラクターのかわいさからだろう。
これにはディズニー映画が大いに貢献している。

日本ではアリスをモチーフにした雑貨屋が流行り、女子人気がすさまじい。ここまで人気があるのは
世界でも日本くらいだ。日本のアリス人気の高さには、外国人も不思議がるほどである。

” hey, why is Alice so popular in Japan? ”
” ‘cause Alice is MOE “(☉౪ ⊙)

最後に
ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございましたm(_ _)m

まさかこんなに長いまとめになるとは…
正直疲れましたwwwwwwwwwwwwwwwww
(参考文献英語ばっかwwwwwwwwwwwwww)

原作には及びませんが、まとめを通して「不思議の国のアリス」の魅力が伝わると嬉しいです。

余談ですが、
私はキャロルのロリコン説否定派です(☉౪ ⊙)

作品リンク

ディズニー映画「ふしぎの国のアリス」(日本語吹替版)

不思議の国のアリス(原作)

不思議の国のアリス(原作)のオーディオブック

キャロルがアリスに贈った本(地下の国のアリス)

主な参考文献

https://matome.naver.jp/odai/2143018694192400801
2015年05月14日