MRI とは
MRI(磁気共鳴画像 / magnetic resonance imaging) とは、磁気で体の内部の状態を画像にする方法です。自由な角度で体の断面を写真にする事ができます
磁気共鳴という物理現象を応用して体内の水素原子核からの信号をとらえ、頭部の断面を画像化する検査法を頭部MRI(磁気共鳴画像診断)といいます。この原理を利用して、頭部の血管の様子を詳しく立体画像化するのが、頭部MRA(磁気共鳴血管造影)です。コンピュータグラフィックの進歩により、画面上で方向を変えて三次元に画像を表示することが出来ます
頭部MRA検査:脳の血管の状態を立体画像化して調べます
☢ MRI を受けられない人
心臓ペースメーカーや刺激電極等を体に付けている人
体内に人工関節などの金属が埋め込まれている人
妊婦または、妊娠の可能性のある方
過去に外科手術で、金属が体内にある可能性のある人
☢ 体の表面にあってはいけないもの
化粧品( アイシャドウ等 ) には、金属を含むものがあります
湿布薬・ニトロダーム(ニトログリセリン真皮浸透絆創膏)
磁石部分が着脱不能な義歯
入れ墨( 皮膚に影響を受ける可能性がある )
☑ その他、注意する身のまわりのもの
時計・メガネ・ヘアピン・補聴器・ベルト・アクセサリー
金属の付いた下着
ポケットの中 ➡ ライター・鍵
財布等の中 ➡ カード類
エレキバン・カイロ
カラーコンタクト
☑ 検査時間
30~60分
☑ 検査前の注意
検査は長いので、お手洗いを済ませておきます
かなり大きな音が長い間鳴るので、耳栓を渡されると思います
閉所恐怖症の方や狭いところが苦手な方は、そのままでは検査ができないの可能性があるので事前に知らせる必要があります
☑ 子供の患者さんの場合
動くと写真がきれいに撮れないので、眠っている状態で検査します。場合によっては、ごく軽い睡眠薬を使う事もあります
☑ 造影剤を使う場合があります
詳しい検査の為に、静脈から注射したり、口から飲んだりします。
(注意事項)
喘息にかかったことのある方や透析を行っている方、またはアレルギー体質の方は知らせる必要があります
造影剤は、あとから冷や汗が出たり胸が苦しくなる場合もあるので、すぐに主治医等に知らせる必要があります