■回収を断念
2015年4月13日、東京電力福島第1原発1号機の溶融燃料回収準備のため原子炉格納容器に投入されたロボットが動かなくなったトラブルで、東電はロボットの回収を断念。
<福島第1>東電、調査ロボ回収断念 | 河北新報オンラインニュース
13日午前、接続されていたケーブルを切断した。
福島第1原発「格納容器」映像を初公開 「大きな損傷見られず」 – 産経ニュース
東電はロボットが動かなくなった原因を引き続き調べる。
「調査ロボ」は回収困難、ケーブル切断へ 福島第1原発格納容器内 – 産経ニュース
13日に別のロボットで予定していた残りの調査は延期する。
格納容器調査ロボのケーブル切断 福島第1原発、回収困難で | どうしんウェブ/電子版(科学・環境)
■稼動初日に壊れる
2014年4月10日、東京電力は福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器の内部を、ロボットを使って調査した。
原発調査ロボット、格納容器内を十数m進み停止 : 科学 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
しかし配管を通じて内部に棒状の形で進入したロボットは、わずか3時間足らずで立ち往生。
【福島第1原発の現状】(2015年4月13日) 高線量下、困難な内部調査 わずか3時間でロボ停止 : 47トピックス – 47NEWS(よんななニュース)
予定していた18カ所のうち14カ所を調査し、十数メートル進んだところで、ケーブルか車輪が床に引っかかり止まってしまった。
福島第1原発「格納容器」映像を初公開 「大きな損傷見られず」 – 産経ニュース
作業員がケーブルを引っ張るなどしたが、動かなかったという。
原発調査ロボット停止 福島第1、格納容器投入初日 | どうしんウェブ/電子版(科学・環境)
■内部の画像はある程度収集できた
故障か障害物によるものかなど原因は不明だが、停止後も画像や放射線量のデータは送信しており、放射線が原因の可能性は低いとみている。
格納容器調査ロボ停止 福島第一で投入初日にトラブル:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
ロボットが調査に入った1階部分の床には、4年前の水素爆発で飛び散った部品やがれきが散乱している様子がはっきり写し出された。
福島第一 格納容器内 ロボット画像を公開 爆発の爪痕むざん | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】
格納容器内の画像や温度、放射線量などの情報について、東電は当初予定の3分の2程度は収集できたと説明している。
福島第1の原子炉調査ロボ停止 回収の見込み立たず :日本経済新聞
今回一部のポイントが撮影できなかったことによる廃炉作業への影響については、今後検討する。
ニュース記事 | トップニュース | 東電、格納容器内の映像初公開
「高線量下での作業は困難で、一つ一つ挑戦していくしかない」と東電の広報担当者は11日、かみしめるように語った。
【福島第1原発の現状】(2015年4月13日) 高線量下、困難な内部調査 わずか3時間でロボ停止 : 47トピックス – 47NEWS(よんななニュース)
■日立GEの開発
今回の調査は国際廃炉研究開発機構(IRID)から委託を受けた日立GEニュークリア・エナジーが主体となって実施。作業員は建屋内の線量が低い場所でロボットを遠隔操作する。
格納容器にロボット投入 福島第一:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
格納容器に入る前の細いパイプ内を通過する際は棒状に細長く変形し、その後、格納容器内に入ると凹凸のある床面でも走行がスムーズに行えるよう、コの字形に変形し、内部状況を把握できる。
投入目前 原子炉調査「形状変化ロボ」 – SankeiBiz(サンケイビズ)
搭載した調査用カメラと線量計、温度計を駆使して原子炉格納容器内の状況を調査する。
ニュース記事 | トップニュース | 格納容器内をロボットで調査 東電福島第一
「格納容器内は放射線量が非常に高く、調査は1回当たり最長で5~6時間と想定しているが、ロボット自体は10時間の調査が可能だ」と、IRIDの広報担当者イトウ・トモヒサ氏はメールで述べている。
変形ロボット、福島第一原発の格納容器の内部を調査 – CIOニュース:CIO Magazine
徹ハンマー@TH0RHAMMER
ケイジ@surefire_star
2号機でも東芝が開発したロボットで今年8~9月に格納容器内の1階を調査し、17年度には地下中心部を調べる計画。
【福島第1原発の現状】(2015年4月13日) 高線量下、困難な内部調査 わずか3時間でロボ停止 : 47トピックス – 47NEWS(よんななニュース)
■壊れたロボットが今後の調査の妨げに?
ロボットが今後の調査工程で障害物になる可能性もある。
東京新聞:ロボ回収断念 追加投入延期 福島、格納容器調査:社会(TOKYO Web)
格納容器につながる配管には動かなくなったロボットのケーブルが残った状態で、このままでは2台目を投入できない。
福島第一原発 調査ロボットの回収を断念 NHKニュース
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