【UFC】ジョゼ・アルド スラム街の少年からUFC王者になった英雄

redzean

UFCフェザー級王者、ジョゼ・アルド

ジョゼ・アウド・ダ・シウヴァ・オリヴェイラ・ジュニオール
通称ジュニオール (Júnior)
スカーフェイス (Scarface)
国籍 ブラジル
生年月日1986年9月9日(28歳)
出身地アマゾナス州マナウス
所属ノヴァウニオン/ブラック・ハウス
身長170cm
体重66kg
リーチ178cm
階級フェザー級
スタイルブラジリアン柔術、ムエタイ

ジョゼ・アルド(José Aldo、男性、1986年9月9日 – )は、ブラジルの総合格闘家。アマゾナス州マナウス出身。ノヴァウニオン/ブラック・ハウス所属。現UFC世界フェザー級王者、元WEC世界フェザー級王者。ブラジリアン柔術黒帯。

http://www.youtube.com/watch?v=-KUGcsA_530
総合格闘技のフェザー級世界最強
柔術の名門ノヴァウニオンとブラック・ハウスで培ったトップクラスの寝技に加えて、一流キックボクサーに匹敵する強烈な打撃を兼ね備えており、特にパンチ、ローキック、跳び膝蹴りを得意とする。また、打撃・テイクダウンのディフェンス能力の高さにも定評がある。
http://www.youtube.com/watch?v=wP7Rf1iDhyc
ジョゼ・アルド TOP8 名勝負
相手の足を破壊するローキック
ムエタイのバックボーンを持つアルド。とてつもなく強力なローキックを使用し、相手の戦意を喪失させる。レスリングや柔道などの組技系出身が多いUFCで、ムエタイで優位に試合を進める希少なファイター。
コントロール技術
相手選手の足が浮き上がる程の威力を持つ。サッカー大国ブラジルでセミプロレベルの技術を持つアルド。足のコントロールも超一流だ。
アルドのローキックを受け続けた選手の太もも。大きく腫れ上がっており、その威力がどれだけ凄まじいかが簡単に想像できる。
圧倒的なディフェンス力
テイクダウン回避率 91%
出典 Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile
ジョゼ・アルドのテイクダウン回避率はなんと脅威の91%!彼に投げ技は通用しない。
http://www.youtube.com/watch?v=_er5EoXdcD0
アルドのトレーニング動画。圧倒的なディフェンス力はこのトレーニングで培われている。

マナウスの極貧スラム街で育つ

若き日のアルド

ブラジル、マナウスの極貧の中で育つ(現在はリオに居住。)柔術とムエタイをしていた頃は空腹に耐えながらトレーニングをすることもしばしば。
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

チームメイトのワグネイ・ファビアーノがサンドイッチなどの食べ物をしばしば分け与えてくれた。
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

元ブラジルのセミプロ・サッカー選手(ブラジル以外の国ではプロ選手として通用するレベルといえる)
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

http://www.youtube.com/watch?v=o5bR5Js_yEg
スラム街の少年だったアルド。常に貧しい生活を強いられていた。
ブラジリアン柔術で世界王者に3度輝く
ムエタイのイメージが非常に強いアルド。試合のほとんどを打撃で組み立てているが、実はアルドは柔術茶帯時代に黒帯ペナ級の世界王者に3度輝いており、フーベン”コブリンヤ”シャーレス(一番右)に勝利している。寝技の腕も超一流なのだ。

柔術やサブミッション・グラップリングでも沢山試合に出た。茶帯の時には柔術の世界王者にもなった。
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

黒帯ペナ級の世界王者に3度輝いている、フーベン”コブリンヤ”シャーレスにも準決勝で勝利している。
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

柔術の試合をしたのはその年が最後だった。MMAファイターとしてのキャリアを選んだんだ。
Jose Aldo – Official UFC® Fighter Profile

http://www.youtube.com/watch?v=p7pnmRYe__Q
若き日のアルド。青い道着がアルド。
WECフェザー級世界王者に

11月18日(水・現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスのパームス・ホテルでは、ズッファのセカンドブランド=WEC44「BROWN vs ALDO」が開催された。
【WEC44】アルドが圧巻の王座奪取、大沢は無念の敗戦 | MMAPLANET

アルドは、WEC5連勝中で、一試合平均タイムが約2分という秒殺ファイターだ。今年は国内でもフェザー級イヤーとなったが、その締めに相応しい65キロ級最強を決める戦いが、ここに実現した。
【WEC44】アルドが圧巻の王座奪取、大沢は無念の敗戦 | MMAPLANET

アルドが変わらぬ強さを見せつけ、僅か2R1分強で王者ブラウンを攻略。ブラウンはまともにテイクダウンを奪うことなくアルドの勢いにのまれた。勝ったアルドは、WEC6試合連続一本勝ちの記録とともに王座を戴冠。
【WEC44】アルドが圧巻の王座奪取、大沢は無念の敗戦 | MMAPLANET

UFCで新設されたフェザー級の初代チャンピオンに

その後もWECタイトルの防衛を重ね、評価を上げ続けるジョゼ・アルド。2010年10月、WECがUFCに統合されることが決まり、UFCで新設されたフェザー級の初代チャンピオンに認定されました。
ジョゼ・アルド – UFC総合格闘技ファン.net

「UFC軽量級最強」から「MMA最強」へ進化を続けるジョゼ・アルド。天性の俊敏性と破壊力抜群の打撃を兼ね備えたコンプリートファイターは、最強の称号「パウンド・フォー・パウンド」へ向けて着実に歩みを進めています。
ジョゼ・アルド – UFC総合格闘技ファン.net

UFCフェザー級で数多くの強敵を倒す

ケニー・フロリアン
ケニー・フロリアン(Kenny Florian、男性、1976年5月26日 – )は、アメリカ合衆国の元総合格闘家。マサチューセッツ州ウェストウッド出身。フロリアン・マーシャルアーツ・センター主宰。ブラジリアン柔術黒帯。
リアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン1出身の選手である。
vs.ケニーフロリアン
2011年10月8日、UFC 136でこの年フェザー級に転向したケニー・フロリアンとUFC世界フェザー級タイトルマッチで対戦し、終始相手の持ち味を潰しつつ、パンチを的確に当て続け判定勝ち。王座防衛に成功した。フロリアンは「アルドのローキックは人生で受けた蹴りで一番痛かった」と語り、それによる右脚の負傷が引退の要因の一つとなった、と語っている。
http://www.youtube.com/watch?v=r7YK4yG7DVY
フランク・エドガー
フランク・エドガー(Frank Edgar、男性、1981年10月16日 – )は、アメリカ合衆国の総合格闘家。ニュージャージー州サミット出身。イタリア系アメリカ人。ヒカルド・アルメイダ柔術所属。ブラジリアン柔術黒帯。元UFC世界ライト級王者。フランキー・エドガー(Frankie Edgar)とも。
ヘンゾ・グレイシー、ヒカルド・アルメイダを師に持つ。
VS.フランキー・エドガー
元一回級上のチャンピオンと対戦。
2013年2月2日、UFC 156でフランク・エドガーとフェザー級王座の防衛戦で対戦し、3-0の判定勝ちを収め4度目の防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。一階級上の王者を完膚なきまでに叩き潰した。
チャド・メンデス
チャド・メンデス(Chad Mendes、男性、1985年5月1日 – )は、アメリカ合衆国の総合格闘家。カリフォルニア州ハンフォード出身。チーム・アルファメール所属。
vs.チャド・メンデス
2014年10月25日、ブラジルで開催されたUFC 179でフェザー級ランキング1位のチャド・メンデスと再戦し、3-0の判定勝ちで7度目の王座防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

アルドの前に最大の難敵「コナー・マクレガー」現る

本名:コナー・アンソニー・マクレガー
通称ノトーリアス (Notorious)
国籍アイルランド
生年月日1988年7月14日(26歳)
出身地ダブリン
所属SBGアイルランド
身長175cm
体重66kg
リーチ188cm
階級フェザー級、ライト級
スタイルブラジリアン柔術、ボクシング

コナー・マクレガー(Conor McGregor、男性、1988年7月14日 – )は、アイルランドの総合格闘家。ダブリン出身。SBGアイルランド所属。ブラジリアン柔術茶帯。
ボクシングベースの選手だが回転系などの多彩な蹴り技を習得しており、打撃でも寝技でもトリッキーな動きを見せる。また、メディアを巻き込むなど話術にも長けている。

脅威のKO率
マクレガーの総合格闘技戦績は17勝の内、15勝がノックアウト勝ち。恐ろしい程のKO率である。
新世代ファイター
回転系の技を多く使用するマクレガー。技が豊富で様々な角度から技を繰り出せる。足技は派手な技を好むが、ボクシング技術も非常に高くパンチでKO狙う事ができる。手足が長く、身体能力に長け、ライトヘビー級王者ジョン・ジョーズのように新世代を代表するMMAファイター。
カリスマ
非チャンピオンでありながら、母国アイルランドでは絶大な人気を誇るマクレガー。アイルランドでは、もはやカリスマのような存在となっている。相手を挑発するパフォーマンスを行い、相手の冷静さを欠き、試合を優位に進める。心理戦にも長ける。

「UFC189」でマクレガーと対戦に

http://www.youtube.com/watch?v=srhvmWcqyi8
マクレガーは記者会見でチャンピオンアルドのベルトを奪うパフォーマンスを行った!挑戦から無礼な態度をされ、怒り心頭のアルド。UFC189の勝負で全ての決着がつく。

仕切り直し!UFC194で最終決戦!

勝者はどちらだ?

UFC194 公開計量

http://www.youtube.com/watch?v=0EGhtia_Pmk

マクレガーにまさかの1R13秒KO負け!ついに絶対王者から陥落

UFCフェザー級正規王者アルドと暫定王者マクレガーの一戦がついに実現する。両者は7月11日の『UFC 189』で対戦を予定していたが、アルドが怪我で欠場。マクレガーが暫定王者決定戦を制して暫定王者となり、今回王座統一戦として行われることに。今年度最大の決戦とも言える大一番。

1R、サウスポースタイルから左ストレートを伸ばすマクレガー。アルドの右ストレートを右手で払っての左フックがカウンターで炸裂し、アルドは前のめりにダウン。そこへマクレガーがパンチで追撃し、すぐにレフェリーがストップ。
【UFC】今年最大の決戦はマクレガーが13秒KO (イーファイト) – Yahoo!ニュース

正規王座に就いたマクレガーはアイルランドの国旗を身にまとい大喜び。アルドはタオルで顔を覆った。
【UFC】今年最大の決戦はマクレガーが13秒KO (イーファイト) – Yahoo!ニュース

UFC2015年最大の決戦と言われた大一番は、マクレガーの秒殺KO勝ちという予想外の結果に終わった。
【UFC】今年最大の決戦はマクレガーが13秒KO (イーファイト) – Yahoo!ニュース

13秒で全てを失ったアルド

あまりの事態に状況を飲み込めず号泣するアルド。

両者は7月11日の『UFC 189』でタイトルマッチを予定していたが、UFCフェザー級王者アルドが怪我で欠場。マクレガーが暫定王者決定戦を制して暫定王者となり、今回王座統一戦として行われることになった。試合前から両者が舌戦を繰り広げて世界中から注目を集め、UFCにおいて“今年度最大の決戦”とも言える大一番に。
【UFC】マクレガーとの頂上決戦で秒殺されたアルド「これは戦いとは言えない」 (イーファイト) – Yahoo!ニュース

しかし、その結末は1R開始からわずか13秒、マクレガーが左フック一発でKO勝ちするという意外なものに。10年間無敗を誇り、UFCにおいて最も安定感のある王者と言われた“絶対王者”アルドがついに陥落した。
【UFC】マクレガーとの頂上決戦で秒殺されたアルド「これは戦いとは言えない」 (イーファイト) – Yahoo!ニュース

一方、敗れたアルドは悔しさをにじませ「これは戦いとは言えない。再戦の必要がある。これもまたスポーツの一面だが、必ず復活する」と、出会い頭の一発で終わってしまい、ほぼ戦うことなく終わってしまった結果に不服そう。再戦をアピールした。
【UFC】マクレガーとの頂上決戦で秒殺されたアルド「これは戦いとは言えない」 (イーファイト) – Yahoo!ニュース

http://www.youtube.com/watch?v=8Kmp7r3f0z0

ベルトを失ってもファンには笑顔のアルド

マクレガーとの敗北の数時間後に撮られたファンとの写真に試合の悔しさを隠しながらも笑顔で写るアルド。13秒で全てを失ったアルド。しかしその痛みをファンには見せない。スラム街から王者になった英雄の姿だった。
https://matome.naver.jp/odai/2142834379902044901
2016年11月18日