お酒(アルコール)が体から抜けるまでの時間ってどれくらい?

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お酒(アルコール)が体から抜けるまでの時間ってどれくらい?

アルコールが体内から抜けるとは?

お酒に含まれるアルコール。このアルコールが血液に溶け込んで肝臓に運ばれ、そこで酵素によって アルコールを「アセトアルデヒド」という物質に変化させます。このアセトアルデヒドは悪酔いや二日酔いの原因となる有害物質。 頭がガンガンしたり、顔が赤くなったり、吐き気がするのはこのせい。 やがて、このアセトアルデヒドも肝細胞の中にある酵素によって、無害なものへと分解され、最後に体の外へ出て行きます。
アルコールが体から消えるまでの時間 ~健康の診断サイト カラダカラ

肝臓の処理能力には個人差があるので、一概には言えませんが、だいたい大人の男性で1時間に8gくらいのアルコールが消失します。 アルコールの含有量は、ビール大瓶1本で約22g。つまり、ビール大瓶1本飲むと、約3時間はアルコールは消失しないのです。
アルコールが体から消えるまでの時間 ~健康の診断サイト カラダカラ

飲酒量とアルコールが分解する時間

意外と思われるかもしれませんが、大雑把にいえば、お酒は3倍飲めばアルコールが抜ける時間は、ほぼ3倍かかることになります。
お酒が体から抜けるまでの時間を知ってますか?「お酒の雑学」 | ケメ子のウェブログ

ちなみに、ビール大瓶1本を他のお酒に目安として置き換えると
ワインなら   4分の1(200ml)
ウイスキーなら ダブル1杯(60ml)
日本酒なら   1合(180ml)
焼酎なら    0.6合(110ml)

日本酒を3合飲んだとしたら、9時間かかることになります。その間、肝臓は働きっぱなし…ということになるので、当然、肝臓への負担も非常に大きくなります。
お酒を飲むときは、できる限り夜12時までにすること。それ以降に飲むと、確実に翌朝までアルコールが体内に残ることになります。
アルコールが体から消えるまでの時間 ~健康の診断サイト カラダカラ

アルコールが抜ける時間の計算方法

「体重1㎏あたり1時間で約0.1gのアルコールを分解できる」と考えられています。飲酒後の血中濃度は短時間でピークに達し、その後ゆっくりと減少します。これが根拠となって、飲んだお酒の量からアルコールが抜けるまでの時間が理論的に算出できます。
お酒が体から抜けるまでの時間を知ってますか?「お酒の雑学」 | ケメ子のウェブログ

体重に比例して分解速度が早くなる原因として、「体重が多い=アルコールが溶ける血液の量が多い」「肝臓の大きさは、身体から脂肪を除いた体重に比例するから」と考えられています。
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① 身体が1時間に消化できるアルコール量を計算する

体重(kg) × 0.1 = 1時間に分解できるアルコール量(g)
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② 飲んだ純アルコールの量を計算する

[ アルコール度数 ÷ 100 ] x 量(ml)× 0.8(アルコール比重) = 純アルコール量(g)
*アルコール比重は、エタノールの0.792gを0.8gとして設定しています。
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③ 飲酒量からアルコールが抜ける時間を計算する

②の純アルコール量 ÷ ①の1時間に消化できる量 = 飲んだアルコールの消化時間
お酒が体から抜けるまでの時間を知ってますか?「お酒の雑学」 | ケメ子のウェブログ

例⑴ 50kgの人がビール350mlを1本飲んだ場合→ 14g÷5g/時=約2時間50分
例⑵ 60kgの人がワイン120mlを2杯飲んだ場合→ 23g÷6g/時=約3時間50分
例⑶ 70kgの人がビール500mlを2本飲んだ場合→ 40g÷7g/時=約5時間40分
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•1時間のアルコール分解速度は、男性で6〜13g、女性で4〜11gの個人差がある。
•顔が赤くならない人は、赤くなる人よりもアルコールの分解が早い。
•中年の場合は、未成年&高齢者より分解が早い。
•食後の方が、空腹の時よりもアルコールの分解が早い。
•睡眠中のアルコール分解速度は、起きている時より遅い。
お酒が体から抜けるまでの時間を知ってますか?「お酒の雑学」 | ケメ子のウェブログ

計算が面倒であれば下記のサイトがすごく役立ちます!

翌日の午前中も、飲酒状態の可能性がある

体重約60kgの成人男性の場合で、1単位あたりおおよそ3~4時間、2単位で6~7時間、3単位で9~10時間、4単位で12~13時間ほどかかるとされています。(※あくまで目安で体質・体格・性別などによって人それぞれです) (※アルコール1単位:20グラム前後の純アルコール)
飲酒運転、逮捕されない数値になるまで何時間待ち? – 行列のできるトラック相談所

この理論式でいけば、体重70kgの人でもビール500mlを4本飲むと、体内でアルコールを分解するには、11時間半近くかかることになります。
さらに、睡眠時のアルコール分解速度は遅くなると語られていることから、深夜まで飲み続けた場合、翌日午前中の運転は「酒気帯び運転」になっている可能性が非常に高いことになります。
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知らず知らずのうちに、翌朝「酒気帯び運転」している人は、意外と多いのではないでしょうか?

*体重70kgの人がビール500mlx4本を飲んだ血中濃度のピークは1.7%。「酒気帯び運転」になる血中濃度は0.03%以上。(罰則は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)また、自転車の場合も交通違反になるので、注意しましょう。
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飲酒で覚えておきたいこと

厚生労働省の『健康日本21』によれば、「日本人1日の飲酒の適量は、純アルコールにして20g程度」を推奨しています。純アルコール60g以上になると多量飲酒と呼ばれ、臓器障害やアルコール依存症など、健康に被害を及ぼしてくると考えられています。
アルコール5%のビールでいえば、ロング缶や中瓶の500mlサイズが、ちょうど純アルコール量20gです。
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健康に適量のビール(500ml)1本のアルコールの消化時間はー
•男性(68kg)で3時間かかる
•女性(53kg)で4時間かかる
アルコールの分解にかかる時間は、飲んだ量にほぼ比例する
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飲酒運転について

飲酒運転と言われているものには正確には2種類の分類があって、それぞれ「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」という風に分けられています。

酒気帯び運転/呼気中アルコール濃度0.15mg以上/25点/3年以下の懲役or50万円以下の罰金

酒酔い運転基準値/警察による独自の判断違反点数/35点/5年以下の懲役or100万円以下の罰金

ここで気になるのが酒酔い運転ですが、酒酔い運転については基準値といったものが特になく、まっすぐに歩けるかどうかや きちんとしゃべれるかどうかといった項目で警察によって判断されています。つまり、可能性としてはお酒を一滴も飲まなくても酒酔い運転と判断されてしまう可能性もゼロではないように思えますが一般的には呼気中アルコール濃度0.15mgを大きく上回る場合にのみ適応されるようです。
飲酒運転、逮捕されない数値になるまで何時間待ち? – 行列のできるトラック相談所

https://matome.naver.jp/odai/2142821027980051801
2015年04月05日