今回は乾燥、温度、放射線、圧力等あらゆる極限状態にも耐えうるといわれている動物クマムシ(緩歩動物)について調べました。
緩歩動物(かんぽどうぶつ)は、緩歩動物門に属する動物の総称である。4対8脚のずんぐりとした脚でゆっくり歩く姿から緩歩動物、また形がクマに似ていることからクマムシ(英名はwater bears)と呼ばれている。また、以下に述べるように非常に強い耐久性を持つことからチョウメイムシ(長命虫)と言われたこともある。
体長は50マイクロメートルから1.7ミリメートル。熱帯から極地方、超深海底から高山、温泉の中まで、海洋・陸水・陸上のほとんどありとあらゆる環境に生息する。堆積物中の有機物に富む液体や、動物や植物の体液(細胞液)を吸入して食物としている。
およそ1000種以上(うち海産のものは170種あまり)が知られている。
緩歩動物 – Wikipedia
非常に小さい動物なのですね。肉眼では確認するのは難しそうです。
あらゆる所に生息するということはどこでも生きられる強い動物ということの裏付けでしょうね。
クマムシの強さの秘密。われわれ人間には備わっていない能力とは一体何なのでしょうか。
その答えこそクリプトビオシスです。
クリプトビオシスは無代謝の休眠状態のこと。緩歩動物はクリプトビオシスによって環境に対する絶大な抵抗力を持つ。周囲が乾燥してくると体を縮める。これを「樽」と呼び、代謝をほぼ止めて乾眠(かんみん)と呼ばれるクリプトビオシスの状態の一種に入る。樽(tun)と呼ばれる乾眠個体は、下記のような過酷な条件にさらされた後も、水を与えれば再び動き回ることができる。
緩歩動物 – Wikipedia
※全てのクマムシ類が常にこうした能力を持つわけではないらしい。しかも動き回れるだけで、必ずしも元どおり生活できるというわけではないらしいです。(動けるだけで十分すごいだろ)
ただし・・・
乾眠状態には瞬間的になれるわけではなく、数時間をかけてゆっくりと乾燥させなければあっけなく死んでしまう。
緩歩動物 – Wikipedia
うーん・・・強いことは強いんでしょうけど
強さを発揮するためにはやや厳しい制約があるみたいですね。
クマムシ不死身伝説
乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を3%以下まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。
温度 : 151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。
圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。
放射線 : 高線量の紫外線、X線、ガンマ線等の放射線に耐える。X線の半致死線量は57万レントゲン(ヒトの致死線量は500レントゲン)。
緩歩動物 – Wikipedia
噂には聞いていましたがなかなかの不死身っぷり!
さすがに高温には弱いようですが・・・(151℃でも十分すごいけど)
宇宙空間に直接さらされても10日間生存できることが実験で確かめられ、動物では初めての発見となった。太陽光を遮り宇宙線と真空にさらしたクマムシは地球上で蘇生し、生殖能力も失われていなかった。太陽光を直接受けたクマムシも一部は蘇生したが、遮った場合と比べ生存率は低かった。
緩歩動物 – Wikipedia

http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/saibou/kuma/research/research.html

http://shizecon.net/sakuhin/54jhs_oly.html






(念のため)