― ブラックマジシャンデッキの特徴。 ―
ブラックマジシャンとは。
言わずと知れた武藤遊戯(アテム)が最も信頼しているモンスターカード。遊戯のデッキは基本、彼を中心に構築される。
前世は古代エジプトのファラオ「アテム」に使える神官「マハード」であり、マナの師匠。盗賊王バクラと戦う際に禁術を使い自分の魔物と融合し、現在のブラック・マジシャンの姿になった。ちなみに、弟子の「ブラック・マジシャン・ガール」ことマナは自分の分身を召喚することが可能。
ブラック・マジシャンとは (ブラックマジシャンとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
ブラックマジシャンには”美人”の弟子ブラックマジシャンガールがいるのですが、近年の強化カードにはブラマジガールとのコンボカードもあり、ますますファンデッキとして磨きがかかりました。
他にも【魔法の筒】などの反射カード、【聖なるバリアミラーフォース】などの定番罠などのカードも入れると面白いです。後述しますが、魔法族のサポートも使えるので簡易的なロックも使えます。

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他の遊戯王デッキが見たい方はこちらから。
ブラック・マジシャンの基本的な立ち回り。
画像のカードのようなブラック・マジシャンがフィールドにいるときに使える【千本ナイフ】・【黒・魔・導】などのカードを使えば無理なく相手のカードを阻害できます。
また、レベル7以上の通常モンスターなので、王者の看破などの罠。黒魔術のカーテンよるデッキからの特殊召喚などのトリッキーさがウリです。
【ブラック・マジシャン】デッキでは通常モンスターを主軸にするデッキと、ティマイオスの眼の登場から、融合デッキの派生を目指す融合デッキとしてのパターンと両方の動きが出来るようになりました。
デッキの資産を踏まえないというのであれば、ティマイオス軸の王が断然強いのですが如何せん1000円以上しているので手を出しにくいのも事実です。
その場合は、通常のブラマジデッキを目指したデッキのほうがいいかもしれません。
私がオススメするのはティマイオスの眼デッキなのですが、基本的な立ち回りはE・HERO プリズマーの効果でブラマジカードを落とし、名前を変えた後、ティマイオスの眼から竜騎士ブラックマジシャンガールやブラックパラディン。そして呪符竜の動きが非常に強かったです。
そのまま特殊召喚したカードを黒魔族復活の棺のコストに最悪出来るのが強いところ。
一方ブラマジを主軸にしたガガガ混合デッキも使いやすく、こちらはガガガマジシャンとガガガシスターでランク6の《マジマジ☆マジシャンギャル》をエクシーズ召喚した後に、そのまま上に幻想の黒魔導師を重ねることが出来ます。
この幻想の効果は、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。手札・デッキから魔法使い族の通常モンスター1体を特殊召喚する。という効果があるので、そのままブラックマジシャンデッキを特殊召喚出来るのがメリットです。
ブラマジデッキに使える必須カード
ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
レベル7モンスター×2
このカードは自分フィールド上の魔法使い族・ランク6の
エクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
手札・デッキから魔法使い族の通常モンスター1体を特殊召喚する。
また、魔法使い族の通常モンスターの攻撃宣言時、
相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードをゲームから除外する。
「幻想の黒魔導師」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
Vジャンプ(2014年4月号) 付属カードで登場した闇属性・魔法使い族のエクシーズモンスター。
ランク6魔法使い族のエクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できる召喚ルール効果、デッキ・手札から魔法使い族の通常モンスターを特殊召喚する起動効果、魔法使い族の通常モンスターが攻撃宣言したときに相手フィールドのカード1枚を除外する誘発効果を持つ。
遊戯王カードWiki – 《幻想の黒魔導師》
ブラマジデッキではこれを出すデッキにするかで変わってくる一枚。
特にランクが7ということと、《マジマジ☆マジシャンギャル》と《風紀宮司ノリト》から重ねて特殊召喚するということが出来るのが特徴。
また、効果でブラックマジシャンも特殊召喚が出来るのでそのままビートダウンで勝利することも可能です。
《マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン》
星7 闇属性 魔法使い族 ATK/2100 DEF/2500
「マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン」の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「ブラック・マジシャン」として扱う。
③:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分が魔法・罠カードの効果を発動した場合に自分の墓地の「ブラック・マジシャン」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
《マジシャンズ・ローブ》
星2 闇属性 魔法使い族 ATK/700 DEF/2000
「マジシャン・ローブ」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに手札から魔法・罠カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する状態で、相手ターンに自分が魔法・罠カードの効果を発動した場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
《マジシャンズ・ロッド》
星3 闇属性 魔法使い族 ATK/1600 DEF/100
「マジシャンズ・ロッド」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合、自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。
《黒の魔導陣》
永続魔法
「黒の魔導陣」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上から3枚確認する。その中に「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カードまたは「ブラック・マジシャン」があった場合、その1枚を相手に見せて手札に加えることができる。残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
②:自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が召喚・特殊召喚された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。
《イリュージョン・マジック》
速攻魔法
「イリュージョン・マジック」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。自分のデッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」を2枚まで選んで手札に加える。
《マジシャンズ・ナビゲート》
通常罠
①:手札から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。その後、デッキからレベル7以下の魔法使い族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合、墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
《虚空の黒魔導師》
星7 闇属性 魔法使い族・エクシーズ ATK/2300 DEF/2800
魔法使い族レベル7モンスター×2
①:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は相手ターンに速攻魔法カード及び罠カードを手札から発動できる。その発動の際にこのカードのX素材を1つ取り除く。
②:X召喚したこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから魔法使い族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
永遠の魂
(1):以下から1つを選択してこの効果を発動できる。
●自分の手札・墓地から「ブラック・マジシャン」1体を選んで特殊召喚する。
●デッキから「黒・魔・導」または「千本ナイフ」1枚を手札に加える。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 自分のモンスターゾーンの「ブラック・マジシャン」は相手の効果を受けない。
(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。 自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
永遠の魂では、ブラックマジシャンのカードを守るカードだが事故率も高くなるピーキーなカード。
永遠の魂は、ブラック・マジシャンをサポートする強力カードですが、ブラック・マジシャンカードではなく、【ブラック・マジシャン】だけをサポートするカードなので、その点に注意しましょう。破壊されるのは自分フィールドのカードなので適当に場に出せばいいというものではありません。
また、このカードはデッキからブラック・マジシャンをサーチする訳ではないので、プリズマーか、ブラック・マジシャンを引くことが出来なければ、サポートカードの恩恵もありません。召喚師のスキルや、《E-エマージェンシーコール》、《増援》などのサーチを多く搭載するなどの工夫をしてみると上手く回ります。
ティマイオスの眼
「ティマイオスの眼」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ブラック・マジシャン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを融合素材として墓地へ送り、そのカード名が融合素材として記されている融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
あのドーマ編の変身カード ティマイオスの眼はブラマジデッキにおいて【融合】のほぼ上位互換。バスターブレイダーや事故要因のカードを入れなくてもいいようになったのは大きい。
ティマイオスはブラックマジシャンの中では必須クラスの強化カードです。
融合のようにサーチが出来ないというのは残念なところなのですが、前述の永遠の魂のようなカードも含めてブラマジサポートが多いので、ティマイオスカードが来るまで粘ることが出来るようになりました。しかし、自分フィールドの「ブラック・マジシャン」モンスター1体を対象として発動できるというカードなので、手札にブラック・マジシャンがいない場合での発動が出来ないこと。チェーンで対象がいなくなれば発動できない?点がデメリットかなと思います。このカード一枚で戦局が変わりますが、そもそもフィールドに出さないといけないので、その前に対象を奈落の落とし穴や激流葬されれば”眼も開けられません”。
ティマイオスの眼で特殊召喚できるカード
・呪符竜 (アミュレットドラゴン) 融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2900/守2500
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚
または「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分・相手の墓地の魔法カードを任意の数だけ対象として発動する。
そのカードを除外し、このカードの攻撃力はその除外したカードの数×100アップする。
(2):このカードが破壊された場合、
自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
その魔法使い族モンスターを特殊召喚する。
破壊されてもリカバリーが出来る事と、墓地の魔法の数で火力が変わるカード。魔法の再利用をさせない点と、後半になればなるほど強くなる。巣でも29打点はおいしい。
・竜騎士ブラック・マジシャン・ガール 融合・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守1700
「ブラック・マジシャン・ガール」+ドラゴン族モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚
または「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送り、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その表側表示のカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
相手ターンでも発動できる手札コストで表側のカードを破壊する万能カード。特に26打点というちょうどいい数値。しかし、場にブラック・マジシャン・ガールを出さないといけないのがデメリット。専用構築が必要。
・超魔導剣士-ブラック・パラディン 融合・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2400
「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の
ドラゴン族モンスターの数×500アップする。
(2):魔法カードが発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
その発動を無効にし破壊する。
ついにバスターブレイダーを解せずに出せるようになったカード。こちらは魔法を無効にし破壊することと、墓地のドラゴンの数で火力が上がる。こっちは相手のターンでの発動が出来ないのがデメリット。また、アミュレットと同じようにリカバリーが出来ない。
黒魔族復活の棺 (くろまぞくふっかつのひつぎ)
効果
(1):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスター1体と自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を墓地へ送る。
その後、自分のデッキ・墓地から魔法使い族・闇属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
自分フィールドのモンスターを墓地に送るという1・2交換ですが、そこから魔法使い族・闇属性モンスターを特殊召喚できるカード。なので、必然的にブラックマジシャンを特殊召喚出来ます。
また、召喚以外にも特殊召喚に対応するので、相手のエースモンスターの阻害に使えます。
他にも手札に【ティマイオスの眼】や【賢者の宝石】などフィールドのモンスターに依存するカードに合わせて特殊召喚できるのがミソですね。
効果も発動のコストではないので、リリース系反応罠には弱いですが、十分採用圏内のカードでしょう。
E・HERO プリズマー
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1100
(1):1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を
デッキから墓地へ送って発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
ブラマジデッキでは闇が中心なのでこれ1枚で一応光と闇が揃う事になります。一応カオスモンスターや開闢などが呼べるのを覚えておくと損はないかもしれません。光が足りないと感じたら、エフェクト・ヴェーラーなどのカードを入れるなどで補えます。
いわずと知れた汎用性充実なモンスター。採録で現在かなり安く入手できる多様性のあるカードです。
プリズマーは、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せて。そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送って発動し、そのままそのカード名として扱えるカード。
永遠の魂やティマイオスの眼と同じように、そのまま名前を対象にするカードと非常に相性がいいので、4枚目のブラック・マジシャンとして扱えるでしょう。
しかも増援や、E-エマージェンシーコールなどでサーチが出来ます。
また、ガガガシスターはガガガマジシャンとのコンボでそのままランク6や7に繋げることが出来るので、《マジマジ☆マジシャンギャル》の召喚条件や、そのまま幻な想に繋げられる複数回攻撃で同じように特攻を仕掛けることが出来ます。
また、シスター単独で召喚して相手のモンスター召喚に応じて【ディメンション・マジック】・【黒魔族復活の棺】のコストや対象候補にするのもいいでしょう。
《ガガガシスター》
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 200/守 800
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「ガガガ」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカード以外の自分フィールド上の
「ガガガ」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターとこのカードは、
エンドフェイズ時までそれぞれのレベルを合計したレベルになる。
「ガガガシスター」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
《ガガガマジシャン/Gagaga Magician》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
1から8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードのレベルは宣言したレベルになる。
「ガガガマジシャン」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードはシンクロ素材にできない。
ガガガ単独でもオノマト連携、ガガガリベンジ。マシュマックワンキルと抜け目の無い戦いが出来る。
ガガガシスターは今までのガガガ構築を変えるほどの強力モンスターで、ガガガシスターの召喚時にガガガカードをサーチ出来るカードです。しかし、ガガガカードを多くしてしまうとガガガデッキ単独のほうが強くなってしまいます。しかしこちらのカードを使えば、マジマジマジシャンギャルを出せる確立が上がるのでグッと幻想やブラック・マジシャン等でのキル率が上がります。
ガガガマジシャンとガガガガールをフィールドに出す。
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ガガガマジシャンの効果でレベルを5に変える。
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ガガガガールの効果でマジシャンのレベルをコピーし、マシュマックを召喚。
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エクシーズ召喚でガールの効果で相手モンスターの攻撃力を0に。
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マシュマックの効果ダメージ→そのダメージ分のドーピング→そしてガールで攻撃力0になったモンスターに攻撃。結果、2800+5200=8000でピッタリ1キルも夢じゃない。
アニヲタWiki(仮) – No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック
元々火力は2500と少々苦しい打点で、少し頼りない感じがあるのですが、通常モンスターであることと、多くの専用サポートのおかげで戦う玄人よりのデッキでもあります。そんなブラックマジシャンが今回新しいエースにエクシーズモンスターを引っさげて登場しました。
また、そのおかげで様々なデッキ構築が生まれ、楽しいものに。ロックやビートダウンなどファンデッキの鏡というデッキに変わりました。
今回はそんな楽しくも強くなれる素質を持った
ブラマジデッキを見ていこうと思います。