ハクキンカイロとは
ハクキンカイロは、金属製オイル式カイロでベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱するしくみです。使い捨てカイロの登場で長らくその存在を忘れられていましたが、ここ最近見直されてきています。
参考:昔懐かしい金属製オイル式カイロ 「燃費性能」で若者に人気│NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20150218_303909.html
ハクキンカイロの特徴
●熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍と圧倒的なハイパワーで、25ccのべンジンで最大約24時間保温できる低燃費。
●燃料(ベンジン)の補給で繰り返し使え、ゴミが出ない環境にやさしいカイロです。また、すべてのパーツは交換可能なので、メンテナンス性も抜群です。
●気化したベンジンとプラチナの接触作用による酸化熱を応用した、安全でクリーンなハイテクカイロです。
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オイル式カイロ全般が紹介されてます
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ハクキンカイロの使い方
ハクキンカイロの大きさ感や使い方などはこの動画を見れば一目瞭然です。またこちらに具体的な説明書きがあります。→http://www.hakukin.co.jp/movie.html
ランニングコスト
使い捨てカイロのランニングコスト
ランニングコストは使い捨てカイロとだいたい同じということらしいのでちょっと計算してみました。
Amazonでやすい使い捨てカイロを探したところ「オカモト 温楽 レギュラー 30個入」送料込みで594円というのがありましたのでこれと比較してみます。
オカモト 温楽 レギュラー 1つで12時間持つということで594÷30で19.8円
●1日12時間で単価は19.8円となります。
ハクキンカイロのランニングコスト
*ハクキンカイロ本体は計算から外します。
Amazonでやすい【3個】オクダ化学工業 カイロ用ベンジン 500mlx3個が1,130円+480円(関東への配送料)がコスパ高そうなので選びました。
計1600mlで1610円(送料込み)でハクキンカイロで12時間分は12.5mlなので、
1600÷12.5mlで120日分となります。これを1610÷120とすると1日辺り13.4円。
●1日12時間で単価は13.4円となります。
ただし、換火口はワンシーズンごと交換(実際は数シーズン持つらしい)が推奨されているので、それを含めてみます。
ハクキンカイロ 換火口 1個入 810円(通常配送無料)
1610+810=2420円ですので、これを120日で割ります。2420÷120で20.2円。
●1日12時間で単価は20.2円となります。
結果
●使い捨てカイロ:19.8円/1日(12時間)
●ハクキンカイロ(燃料のみ):13.4円/1日(12時間)
●ハクキンカイロ(燃料+換火口):20.2円/1日(12時間)
単純に比較するとこんな感じです。だいたいランニングコストは一緒ですね。
考慮すること
●使い捨てカイロは熱量が圧倒的に劣ります。高い温度が長時間持続するか?です。
●カイロの燃料による性能の違いは考慮に入っていません。
●ハクキンカイロ本体の価格を考慮するとランニングコスト高くなりますが、一生ものとして考えるとランニングコストは下がります。
●ハクキンカイロは長く使うと「取換綿」のコスト(1,230円前後)も発生します。*自作も可能みたいです。
使い捨てカイロとの比較が載ってます。
ハクキンカイロ使用上の注意点
燃料の注入の時
注油カップを90度回転させると、ベンジンがカイロ内に注入されますが、いきなり回すとあふれる可能性があるので、30度とか間で止めて流れる量をコントロールしたほうがいいそうです。
飛行機には持ち込めません
中綿を全部抜けば持ち込めます。現地で市販の中綿を入手して詰め込んで、入手しやすいZIPPOオイルを使うのがおすすめです。
ハクキンカイロの種類
テハクキンカイロの種類はスタンダード、ジャイアント、ミニの3タイプで最大保温時間がちがいます。特段の理由がなければスタンダードを選んでおけば間違いなさそうです。
最大30時間保温。
輸出専用カイロをネットのみ販売開始!【サイズ】70×110×20(mm)(mm)
【付属品】カイロ本体、カップ、袋、説明書
【定 価】5,000円(税込)
コンパクトで持ちやすいPEACOCKのミニサイズ【サイズ】87×58×13.5(mm)
【付属品】カイロ本体、カップ、袋、説明書
【定 価】3,240円(税込)
使える燃料
ハクキンカイロがで使える燃料は、ハクキンベンジン、Zippoオイル、ホワイトガソリン、また、他社製カイロ用ベンジンも使えます。
燃料によって熱量の大きさ、持続時間、匂い、点火のしやすさなど異なるそうです。総合的には純正品が一番オススメです。
*「カイロ用」と書いていない通常のベンジンは性能がかなり落ちるようなので使わないほうが無難です。
参考:http://www.geocities.jp/hakukinwarmer/katsuyou.html
性能は純正品に劣るようですが、コストパフォーマンスは高いです。400円/500ml前後で購入できるようです。
参考:http://wakuwaku-kaimono.net/idea-goods/Benzine-for-Warmer_Okuda-Yakuhin.html

http://wakuwaku-kaimono.net/idea-goods/Benzine-for-Warmer_Toyaku_review.html
各社カイロ用ベンジンのレビューが見れます。ページ下の方にリンクがあります。
カイロ用ベルト
お腹や腰のあたりにカイロがくるようにすると、血流が暖まりが段違いの暖かさが実感できるようです。他社製カイロ用ベルトも使えますし、自作している人もいるようです。
カイロを入れるポケットが2つあります。【サイズ】フリー
【カラー】アイボリー・ブルー・ピンク
【定 価】1,235円(税込)
*自社オンラインショッピングのみで取り扱い。
他社製カイロベルトのレビュー

http://uruwasikirougo.seesaa.net/article/384406533.html
他社製のカイロ
ZIPPO ハンディーウォーマー
ハクキンカイロのOEMによる自社生産品で互換性があるようです。価格もハクキンカイロより安く購入できるようですが、最近は中国(台湾)製になっているみたいです。作りは少し雑で当たり外れがあるようです。また、着火もハクキンカイロに比べるとしづらいようです。
公式サイト:http://www.marukai.co.jp/zippo/handy_warmer.php
HANDY WARMERセット内容/カイロ本体・専用袋・注油カップ・ZIPPOオイル小缶(133ml)
ハンディウォーマー本体/縦100ミリ?横68ミリ?厚さ15ミリ・真鍮製
パッケージ/縦145×横125×厚さ32mm PET樹脂製・フック掛式ヘッダ付
【注意】ブラック版のZIPPOハンディウォーマーは全くの別物らしいです。台湾のI−HOTのOEMらしく、I−HOTと本体のオイルの注ぎ口の部分、バーナーの部分の形状が、全く同じらしいです。
ポケットウォーマー i-HOT
台湾メーカーによるパチもんで、1000円前後で購入できますが、本体の綿は詰め替え出来ない仕様で、火口のスペアも売ってなく、ハクキンカイロとの互換性もないため火口がダメになった時点で買い替えとなるようです。そのため長く使いたい場合はハクキンカイロの方がコストパフォーマンスが高くなります。また、着火が結構しづらいようです。
平均温度 : 約42 ~ 50 度
発熱時間 : 約10 ~ 24 時間(オイル1回補充につき)
材質(本体) : 真鍮
付属品 : 本体・キャリングケース・注油カップ・取り扱い説明書
ハクキンカイロ参考サイト
2005年の記事です。
ハクキンカイロを含めいろんな暖房器具のランニングコストを算出してます。
ハクキンカイロ PEACOCK GIANTとスタンダードの比較が載ってます。
ライター・マッチ点火タイプ。専用カップ1杯で約12時間、2杯で約24時間保温【サイズ】68×101×15(mm)
【付属品】カイロ本体、カップ、袋、説明書
【定 価】3,780円(税込)