知っておくと面白い。「風立ちぬ」の都市伝説・豆知識

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知っておくと面白いシリーズ。風立ちぬの都市伝説等をまとめました。

二郎と菜穂子の結婚式(婚礼・家入の儀)で、黒川夫妻がのべる口上の内容・意味は?

名古屋で仕事をする二郎の元に、結核療養所から抜け出した菜穂子が訪れ、そのまま黒川邸で婚礼の儀(結婚式)を上げることになります。

その婚礼の儀に、何か寸劇のように介添人がお互いに口上を述べる場面があります。

これは尾張の風習だろうかと思ったんですが、この口上自体は宮崎駿監督が考えたオリジナルだそうです。しかし一般的な昔の婚礼の儀で、このように口上を述べる風習は、全国各地にあったようです。
風立ちぬ 豆知識: 風立ちぬ あらすじ ネタバレ 宮崎駿 スタジオジブリ 映画 最新作 感想 評価 レビュー

今風の言い方に訳しますと
新婦の付添人
「申し上げます。財産もすべて捨て、体ひとつで山を降りてきた美しい乙女がここにおります。入ってもよろしいですか?」
新郎の付添人
「雨露がしのげる家も持っておりません。ここにいるのは鈍感でノロマな男です。それでもよかったら、お入りください」
新婦の付添人
「それでは、夫婦の誓いが永遠に続くことを祈りつつ…」

こんな所でしょうか?
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主人公のモデルとなった「堀越健二さん」は実はゼロ戦だけでなくUFOも研究していた!?

特別展では零戦の実物展示や記録映像の上映が行われるほか、堀越二郎に関する今回初公開の資料も公開されている。
そしてその資料の中に、堀越二郎が「空飛ぶ円盤」に関してしたためた一文がある。

この文章は、堀越二郎が通常使用している罫線入りの用紙に書かれたもので、記念館ではその写真版が「空飛ぶ円盤に関する原稿制作年未確認」として展示している。
まさかのUFOオタク!? 『風立ちぬ』堀越二郎の研究資料と“失われた文書” – ハピズム

会場には用紙7枚分の写真しかないが、几帳面な堀越は、各用紙の右上に番号を振っているため、本来この文章は8枚のものであるが、3枚目がなぜか紛失していることがわかる。

やはりしかし、1番気になるのは“消えた3枚めの文書”である。

2枚目の最後の一文が「結局空飛ぶ円盤は次の12個のどれかに違いない訳だ。最后の12番目以外は空軍報告『心理学上の物体』である」(原文ママ)と記されていることから、“心理学上の物体”以外の解釈がなされた“謎の12番目の報告”が書かれていたことがわかる。

「古い品ですので、すでに用紙自体がなくなっていた可能性が高いです。けれども、この12番目の報告に“UFO研究における最重要事項”が書かれていた場合を考えるとほかの解釈ができますね。文書が出まわることでアメリカの都合が悪くなる可能性もありますし、UFO研究に熱心なロシアが、極秘で日本から文書を奪った可能性もあり得ます」(UFOに詳しい人物)
まさかのUFOオタク!? 『風立ちぬ』堀越二郎の研究資料と“失われた文書” – ハピズム

風立ちぬは実はホラー映画だった!?

映画『風立ちぬ』の絵コンテが発売されたので買った。というのも劇中のセリフが声入れの段階で変えられたという前情報があり元セリフが気になったためだ。読んで驚愕した。この映画はホラー映画だった。『となりのトトロ』といった類いの都市伝説ではない。読めば誰でも分かる。
『風立ちぬ』ー実はホラー映画だった…

終戦後やっと夢の中でカプローニと再会する。そこに菜穂子登場。劇場版では「生きて」と繰り返し、見るものにも希望を強調している。それに対して絵コンテ版は「来て」となっている。1文字違うだけだが全然印象が異なる。

つまるところ、堀越とカプローニの夢の世界に、霊体となった菜穂子が介入し冥界へと夫を引きずり込もうとする。「あなたの創造的10年は終わったのよ。こんな焼け野原の現実など捨て、私といっしょに夢の世界で暮らしましょう」とでも言うような笑み。そう考えるとラストの微笑みが怖すぎる。
『風立ちぬ』ー実はホラー映画だった…

「宮さんの考えた『風立ちぬ』の最後って違っていたんですよ。三人とも死んでいるんです。それで最後に『生きて』っていうでしょう。あれ、最初は『来て』だったんです。これ、悩んだんですよ。つまりカプローニと二郎は死んでいて煉獄にいるんですよ。そうすると、その『来て』で行こうとする。そのときにカプローニが、『おいしいワインがあるんだ。それを飲んでから行け』って。そういうラストだったんですよ。それを今のかたちに変えるんですね。さて、どっちがよかったんですかね」

「だけど三人とも死んでいて、それで、『来て』といって、そっちのほうへ行く前に、ワインを飲んでおこうかっていうラストをもしやっていたら、それ、誰も描いたことがないもので。日本人の死生観と違うんですよ。そこが面白い。だから、最初の宮さんが考えたラストをやっていたら、どう思われたんだろうかと」
『風立ちぬ』もうひとつのエンディング – 鈴木敏夫の『風に吹かれて』 | ジブリのせかい【スタジオジブリ非公式情報サイト】 宮崎駿・高畑勲・スタジオジブリ情報

スタジオジブリという社名と「風立ちぬ」の関係

スタジオジブリの社名の由来。
それはサハラ砂漠に吹く熱風を意味するイタリア語です。第2次大戦中に使われたイタリアの偵察機の名前でもあり、宮崎監督が命名。そして、その軍用偵察機を作ったのが『風立ちぬ』にも出てくるカプローニなんです。
ジブリの社名にはこんな由来があったんですね。
ジブリスタッフによる「風立ちぬ」豆知識ツイートまとめ ● ジブリグッズ大百科

・たばこの問題について批判されたが・・・。

実はこの作品、それ以外にも多くの業界や団体に、
波風を立てたと言われているのです。
「都市伝説」ジブリ映画、風立ちぬはあらゆる業界や団体から批判された?

この作品に対して強い抗議をしたと言われているのが、
禁煙を推進する医師団。「風立ちぬ」が、禁煙を推進する医師団に、
強く批判される原因となったシーンがあります。

それが、結核を患っている妻の病室で堀越二郎がタバコを吸うシーン。

これに関しては、実際に視聴した、私自身驚きました。
「都市伝説」ジブリ映画、風立ちぬはあらゆる業界や団体から批判された?

私も当時劇場で見てこのシーンにはドン引きしました。
たばこを吸わないし、煙の匂いに拒否反応がある人はなおさらでしょうね。

・この団体の対応に付いては逆に批判も多いらしい。

―ジブリの作品ではタバコのシーンはありふれている。

今回に限らずジブリの過去の作品では頻繁にタバコを吸うシーンが登場し、最も印象が強いのは「千と千尋の神隠し」で湯婆婆が巨大な鼻から大量のタバコの煙を放出するシーンがある。今更感の強いこの要望書だが、ネットでは話題になっている映画へ便乗した売名行為ではないかと言う意見もある。
日本禁煙学会『風立ちぬ』の批判&壮大なネタバレで大炎上|面白ニュース 秒刊SUNDAY

―女性との関係・病名などネタバレが記載されている

要望書を読むと判るのだが物語の核心的なネタバレが記載されており、特に主人公と女性の関係そして病名などは致命的だ。ストーリーを楽しみにしていた人にとって非常に残念な形でのネタバレだ。

当時の時代背景やジブリ側の描きたかった「地味な日常生活の描写」をリアルに追及するとなると「タバコ」は現代に生きる視聴者と作品中の大正をつなぐ必須アイテムであると推測される。

以上を踏まえ、ネットでは日本禁煙学会のこの要望書に対し怒りと落胆の色を隠せず「人を馬鹿にしてる」「これはひどいわ」「あきれた要望だ」と批判が集中している。
日本禁煙学会『風立ちぬ』の批判&壮大なネタバレで大炎上|面白ニュース 秒刊SUNDAY

私自身はかなりの嫌煙家ですがココ数年の異常なまでの「タバコシーンのカット」を始め「実際には存在するしあるものを無理やり排除して物語のリアリティをなくさせる規制と批判に対しては同意できないですね。

細田守に対する意地?ヒロインの表現や演出が今までの宮﨑駿と違い細田守作品のよう。

婚儀の時の描き方は、細田守監督の「サマー・ウォーズ」のあからさまなパクリ
「風立ちぬ」の酷いなと感じたところ:(・_・) : 紙魚砂日記

わたしも劇場で見ていて「あれ?これって細田守の演出じゃないの?」と思いましたね。
でもパクリというのではなく元弟子とも言える細田さんへ「俺にも出来る!」というのを見せたかったのではないでしょうか?

かつて手塚治虫がいろいろな人の作品に対してライバル心を起こして対抗したように。

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https://matome.naver.jp/odai/2142396722844090601
2015年02月18日