イスラム国の機関誌ダビク日本語訳全文 日本人人質事件の目的を明かすISの主張 日本人を標的改めて宣言

–trip–
イスラム国が、インターネットに機関誌ダビクの最新号を掲載した。全83ページの序文2ページで、日本人人質事件を取り上げている。湯川遥菜さん、後藤健二さん、安倍首相の他に、小泉元首相と香田証生さんについても改めて言及。イスラム国は、傲慢な日本政府に恥をかかせることが目的だったと改めて公表している。

イスラム国『ダビク』第7号

「ダビク」第7号の日本語訳全文、「イスラム国が、ダビクに掲載した、日本人人質事件の目的。」については、2ページ目からご覧下さい。

イスラム国の公式広報誌 ダビク
ダビク最新号 第7号
「FROM HYPOCRISY TO APOSTASY – THE EXTINCTION OF THE GRAYZONE」
(偽善から背教へ グレーゾーンの消失)同紙は、アラビア語圏外の人間にもイスラム国の“魅力”をアピールする狙いで昨年7月に創刊された。毎月1回ほどのペースで発行されている。

過激派組織「イスラム国」の機関誌「ダービク」(電子版)の最新号が、インターネット上に投稿された。
「イスラム国」機関誌、日本を辱めるためと主張 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

日本人人質事件を特集し、殺害された千葉市出身の会社経営、湯川遥菜さん(42)と、仙台市出身のフリージャーナリストの後藤健二さん(47)の写真も掲載した。
<人質事件>「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

全83ページの序文2ページで日本人人質事件に触れている。
「イスラム国」機関誌、日本を辱めるためと主張 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

イスラム国の英語広報誌『ダビク(DABIQ)』の最新号

第7号 「FROM HYPOCRISY TO APOSTASY – THE EXTINCTION OF THE GRAYZONE」        (偽善から背教へグレーゾーンの消失)

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イスラム国の英語広報誌『ダビク(DABIQ)』のバックナンバー

イスラム国 機関誌名ダビクの意味とは

第1号 「The Return of Khilafa」 (カリフ制の復活)
第2号 「The Flood」(洪水)
第3号「A Call to Hijrah」     (移住の呼びかけ)
第4号「The Failed Crusade」   (十字軍の挫折)
第5号 「REMAINING AND EXPANDING」(存続し拡大する)
第6号「AL QAIDAH OF WAZIRSTAN A TESTIMONY FROM WITHIN」  (ワジルスタンのアルカイダと、ある内部証言)
ダビクの意味とは

機関誌名のダビクとは、シリア北部にある都市の名前だが、アルマゲドンに関するハディース(預言者ムハンマドの言行録)に「イスラム教徒とキリスト教徒が最終的に対決する場所」として言及されているとして、イスラム国が採用したもの)。

預言に出てくる、80の軍旗に達するという表現を注視している人もいるという。

現在、アメリカ軍が主導する有志連合は、日本を含む60国以上が参加している。

シリアの町ダビク(Dabiq)で、80の軍旗を掲げた背教徒の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる。イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利し、終末の到来を告げる。
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

この太古のイスラム教スンニ派の預言は、スンニ派の過激派組織「イスラム国」の「イスラム聖戦士」達のスローガンとなってきた。昨年8月にダビクを掌握して以降は、その声がさらに高まっている。
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

ダビクの預言は幾つかのバージョンで語り継がれているが、どのバージョンでもイスラムの軍勢と背教徒の軍勢の戦いが語られている。
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

イスラム国の英語広報誌『ダビク(DABIQ)』に関するニュース

ダビクに掲載されていた、エジプト人キリスト教徒21人がを斬首

血で署名された十字架の民へのメッセージ
ネット上の機関誌ダビク(Dabiq)最新号でイスラム国は、リビアでエジプト人21人を人質に取っていると述べていた。コプト正教会は声明で、斬首されたのはエジプト人コプト教徒であることを確認したと発表し、犯人らには裁きが下ると「確信している」と述べた。

イスラム国のリビア支部がエジプト人コプト教徒を殺害。

15日、「イスラム国(Islamic State、IS)」はリビアで拘束したエジプトのキリスト教の一派であるコプト教の信者21人を斬首する場面を写したとする映像を、インターネット上で公開した。
イスラム国、「エジプト人キリスト教徒21人を斬首」 映像公開 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

イスラム国のメディア「アルハヤト メディア センター」が公開。
イスラム国、「エジプト人キリスト教徒21人を斬首」 映像公開(AFP=時事) – Yahoo!ニュース

エジプト人キリスト教徒21人
映像では、浜辺で黒装束の男らがオレンジ色の服を着て手錠をかけられた人質21人を斬首する場面が写っている。撮影場所は、リビアのトリポリ県内とされている。

12日までに、ネット上の機関誌ダビク(Dabiq)最新号でイスラム国は、リビアでエジプト人21人を人質に取っていると述べていた。
イスラム国、「エジプト人キリスト教徒21人を斬首」 映像公開 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

イスラム国がネット上の『ダビク』第7号で改めて宣言

イスラム国が使う十字軍とは

11世紀末から13世紀にかけて、聖地エルサレムをイスラム教徒から奪回するため、前後8回にわたり行われた西欧キリスト教徒による遠征。

信仰上の動機や教皇権拡大の意図などの他、やがて東方貿易の利益など種々の動機が絡むようになる。

イスラム文化との接触は西欧人の視野を拡大したほか、都市の成長や貨幣経済の発展などは、中世封建社会崩壊のきっかけとなった。

最新号では巻頭の2ページを割いて、「平和主義の日本」がイラクやアフガニスタンの戦争以来「十字軍へ参加している」と非難。
「日本に恥かかせる目的」=人質事件を詳述—「イスラム国」機関誌 (時事通信) – Yahoo!ニュース

安倍総理を名指しして「十字軍への軽率な支援表明の前は、日本はイスラム国が優先する標的のリストには載っていなかったが、今や全ての日本人と日本の施設が標的だ」
邦人人質事件は「日本政府に恥をかかせようとした」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

ISは「安倍晋三(首相)は『イスラム国』と戦うために2億ドル(約240億円)の資金提供を表明した」と従来の一方的主張を展開。
<人質事件>「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

1月にカイロで行った中東政策演説が契機となり、「今や日本の国民や権益は、あらゆる場所でカリフの兵士や支援者の標的だ」と改めて宣言した。
邦人人質事件は「日本政府に恥をかかせようとした」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

十字軍についての説明が、わかりやくす記載されています。

イスラム国『ダビク(DABIQ)』最新号の日本語訳全文

ダビク第7号の翻訳について

ダビーク(DABIQ) 第7号 巻頭言【全文】
日本が我々に何の関係があるというのだろうか?いったい誰が、この困難で、力強く、そして壮絶なる戦争のなかに…、そしてパレスチナのわが息子たちに対する犯罪のなかに、日本を引きずり込んだのか?

日本は我々に対する戦争の道に入り込むことを避けることはできぬ。それゆえに、自身の立場を再考すべきなのだ。遠き南の地にあるオートラリアが我々に対し、そして無力なアフガニスタンとパレスチナの人びとにいったい何の関係があるというのか?

不信仰者、十字軍たること以外に、ドイツはこの戦争に何の関係があるいというのか?

リチャード獅子心王や、神聖ローマ皇帝(フリードリヒ1世赤髭王)、ルイ・ド・フランスらの軍勢に率いられた過去の十字軍の再来ではないか。

ブッシュが十字紋を振りかざしたのに応じ、いま再び、十字軍の同盟国どもが馳せ参じた。
この十字軍にアラブ諸国はいったい何の関係があったというのか?なぜゆえ彼らは白昼堂々と露骨に身を晒し、公然と十字軍に加わったのか?それはこのアラブの者どもが十字架の支配を喜び、歓喜したからなのだ。

(インタビュー:2001年10月)

首長ウサマ・ビン・ラディン師(彼に神の慈悲が与えられんことを)が、上記の言葉を述べたのは13年前である。

アフガニスタン侵略に向けて十字軍連合にあまたの国々が集結したときのことである。日本は非キリスト教国でありながら、そしてその「平和主義」憲法にもかかわらず、さらにアフガニスタンから遠くに地にあるにもかかわらず、この十字軍に参加した。

当時の愚かなる首相 - 小泉純一郎-は西洋十字軍諸国の軍勢どもに、後方支援をおこなった。イスラム教徒に対する十字軍同盟に参加することで、日本はいったい何を手にすることができるなどと期待していたのか?

それ以降、日本は - 小泉のリーダーシップの下 - イラクでの十字軍に加わり、その十字軍を支えるために、イラクに「自衛」隊を派兵したのである。

さらに、首長アブ・ムサブ・ザルカウィ師(彼に神の慈悲が与えられんことを)指揮下のムジャヒディン戦士たちが、日本人の十字軍尖兵、香田証生を捕らえ、日本の軍隊がイラクから撤退しなければ殺害すると突きつけた際、日本は「テロリスト」には屈しないなどと不遜にも言い放った。

それゆえ、ニック・バーグ、ケネス・ビグリーを含む十字軍同盟に属する捕虜に対しなされた処断と同様、香田の首は切り落とされたのだ。

それからほぼ10年たった今、「平和主義」を僭称する日本は、イスラム教徒に対するあらたなる十字軍に分け入ることをもって、再び道理に反する道を選択したのだ。

そして今度は、「ノーベル平和賞」の受賞者、オバマのリーダーシップの下においてである。すなわち、こうして「平和」国家が、最初から負けると分かりきっている戦争へと、ノーベル「平和」賞の受賞者によって導かれたのだ。

2億ドル以上をイスラム国との戦争に使うと広く明言することをもって、安倍普三は日本がどんな利益が得られるなどと思ったのか?

わがカリフの国が怒りを知らぬ無邪気な相手だとでも思っていたのだろうか。わがカリフ国のシナイ県の兵士たちに戦争を仕掛ける圧政者、シシ(訳注:アブドルファッターフ・シシ・エジプト大統領)が用意した宣誓台の壇上で、無分別な宣言をするほど(安倍は)傲慢に成り果てたのか?

日本人2人をイスラム国が捕虜とし、日本の指導者の失態の成り行きを見守っていることを、彼(安倍)は「忘れ去る」などということがどうしてできたのか?

アッラーを信じぬ救いようのない輩徒どもが、アッラーの御手なる計はからい事ごとからひとたりとでも安堵できるなどあろうものか。ゆえに、イスラム国は2億ドルを日本政府に要求したのだ。

それはすなわち日本の首相が、十字軍と、背教の輩徒どもに対し、なにより先に約束したのと同じ額である。

わがカリフ国は、カネなど必要とはしておらず、日本がそのような額を支払うことなどないと我々はすでに承知していたのだ。

しかしながら我々は、- この要求を突きつけることによって - 第2次世界大戦このかた、西側に隷属する各国政府に首を並べる日本政府のその傲慢さを、恥辱にまみれさせんと、この断を下したのだ。

最初の通告期限を過ぎたのち、ヨルダン背教政府に日本の代表特使が慌てふためき駆けつけるなか、日本人の捕虜、湯川遥菜は処刑された。

イスラム国は、後藤健二と引き換えに、10年にわたりヨルダン圧政政府によって投獄されている聖戦士、サジダ・アル・リシャウィを釈放し、わがカリフ国の地に移送するよう求めた。

ヨルダン政府は愚かにも、パイロットの引き換えを持ち出すことによって、日本人捕虜のための交渉を複雑化させたのだ。

我々は、背教徒パイロットとのほかの計略が策謀されていたこことを知り、ゆえにヨルダン圧政者の代理人- アシム・タヒル・アル・バルカウィ – とのこの交渉を、わがカリフ国はきっぱりと拒否したのだ。

そして最終的に、両政府がイスラム国の警告に耳を貸そうとせず、無視をしたことをもって、バルカウィを雇った背教徒と、日本人捕虜の両方ともが処刑されたのだ。後藤健二、ならびに背教徒パイロットが非難の矛先を向けるべきは、アメリカの十字軍どもに取り入り、奉仕する、自国の政治家どもに対してである。

安倍普三による、この十字軍支援の無分別なる宣誓がなされる以前は、日本はイスラム国の標的のトップリストには名を連ねたがいなかった。

だが、安倍普三のその愚かさをもって、すべての日本国民とその権益が - それがどこであろうと見つけ次第 - あらゆる場所で、今後、わがカリフ国の兵士たち、そしてその協力者たちの標的となるのだ。

日本はついに、困難な窮状へと陥った。この脅威からどのように逃れられるのか? わがカリフ国の憤怒の前に、傲慢にも投げ出した自国民を、安倍普三は何らかの手立てでもって救うことができるか?

侮辱的かつ傲慢なる宣言をおこなった安部は、イスラム国に対するこの戦争への(日本による)支援を中止する勇断を広く宣することができるか? いや、それは疑わしいことである…。

わがカリフ国の剣はいまや鞘から抜き出されたのだ。アッラーと全能と御力をもって、日本のアッラーを信じぬ輩徒どもに対しては、いついかなるときでもその刃が向けられる状態となったことを(安倍は)国民の肝に銘じるよう周知せねばならなくなったのだ…。

2億ドルの身代金を要求したことについて

イスラム国の声明 1月20日
1月20日、後藤健二さん、湯川遥菜さんを人質に取り身代金の支払いを要求する動画を公開。

2億ドルの身代金を要求したことについては、「金が目的ではなく、日本がこの額を払うとも思っていなかった」。
邦人人質事件は「日本政府に恥をかかせようとした」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

「第二次大戦後、西洋の奴隷になった日本政府に恥をかかせるのが目的だった」と説明した。
<人質事件>「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

IS活動地域の周辺国に対する非軍事分野での2億ドルの支援について、同誌は「ISとの戦いに使われるのは明白だ。思慮が浅く、傲慢な判断だ」との見解を示した。
<人質事件>「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

後藤さん、湯川さんの殺害について

後藤さん、湯川さんの殺害

湯川さんを殺害したのは最初の72時間の期限が過ぎた後だと主張。
邦人人質事件は「日本政府に恥をかかせようとした」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

「最初の期限が過ぎ、日本が背教者のヨルダン当局に急いで(相談)しているうちに、日本人の囚人、湯川遥菜が処刑された」
「イスラム国」機関誌が人質交渉を特集 日本-ヨルダンの「分断」狙う戦略みえみえ (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

一方的な主張を展開。日本政府が要求を無視したことで、人質2人が殺害されたとしている。
「イスラム国」機関誌、日本を辱めるためと主張 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

日本の傭兵、日本の十字軍というキャプションについて

後藤さん、湯川さんの殺害

湯川さんとみられる男性には、「日本の傭兵湯川遥菜」(THE JAPANESE MERCENARY HARUNA YUKAWA)とキャプションが付けられている。
◇画像◇『イスラム国/ISIL』の機関誌最新号に湯川さんの未公開画像か… 日本人殺害について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」 / 正義の見方

後藤さんとみられる男性の画像には、「日本の十字軍兵士後藤健二」(THE JAPANESE CRUSADER KENJI GOTO JOGO)とキャプションが付けられている。
◇画像◇『イスラム国/ISIL』の機関誌最新号に湯川さんの未公開画像か… 日本人殺害について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」 / 正義の見方

アフガニスタン戦争、イラク戦争、小泉元首相について

小泉元首相

イラク戦争で、日本の自衛隊派遣は、2003年12月から2009年2月まで行なわれた。

2004年、イラクで日本人を拘束した武装グループは「イラクからの自衛隊即時撤兵」を要求し「拒否すれば48時間以内に殺害する」と表明。小泉元首相は「自衛隊は撤退しない」「テロには屈しない」示した。

「小泉とその政府は、傲慢にも『日本は「テロリスト」の要求には譲歩しない』と述べた」ため、男性が殺害されたと指摘。「イスラム国」が日本と中東の関係について注視している事が伺える。
「イスラム国」機関誌が人質交渉を特集 日本-ヨルダンの「分断」狙う戦略みえみえ (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

日本は平和憲法があるにもかかわらず2001年のアフガニスタン戦争で米軍などを後方支援、イラク戦争では自衛隊を派遣したと説明。
「イスラム国」機関誌「身代金払わぬこと分かっていた」 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

2003年に自衛隊のイラク派遣に踏み切った、当時の小泉首相に言及し、十字軍に加担したと批判。
「イスラム国」機関誌、「身代金は日本政府に恥かかせるため」(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

「キリスト教という異教徒でもなく、『平和主義』憲法があり、非常にアフガニスタンから離れているにも関わらず、日本は十字軍に参加した」と非難。
「イスラム国」機関誌が人質交渉を特集 日本-ヨルダンの「分断」狙う戦略みえみえ (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

香田証生さん
2004年10月、イラク日本人青年殺害事件。
国際的テロ集団アルカーイダの関連組織、アブー=ムスアブ・アッ=ザルカーウィー率いるイラクの聖戦アルカーイダ組織に殺害。

当時、「イスラム国」の前身組織が日本人男性を人質にしたが日本は自衛隊を撤退させなかったので殺害したとし、「ほぼ10年後に日本は再び『イスラム国』に対する有志連合に加わった」としている。
「イスラム国」機関誌「身代金払わぬこと分かっていた」 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

2004年にイラクで殺害された香田証生さんについての言及があり、香田さんもまた「十字軍兵士」と呼ばれている。
【画像】「イスラム国(ISIS)」機関紙最新号 湯川さんの未公開画像か

後藤さん、カサスベ中尉、リシャウィを巡る交渉の経緯について

イスラム国の人質交換条件

イスラム国は、リシャウィ死刑囚と後藤さんとの「1対1」の交換を要求。

ヨルダン政府は、カサスベ中尉の生存している証拠を出すよう求めていたが、中尉は1月3日に既に殺害されていた。

後藤健二さんとヨルダンが収監していたイラク人女死刑囚の交換というイスラム国要求にヨルダン側が逆提案したことで決裂したと主張。
「日本に恥かかせる目的」=人質事件を詳述—「イスラム国」機関誌 (時事通信) – Yahoo!ニュース

イスラム国側はパイロットを別の方法で利用しようとしていたため拒否したとしている。
邦人人質事件は「日本政府に恥をかかせようとした」(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

交渉の経緯について「ヨルダン政府が無謀にも、彼らのパイロットを人質交換に含めようとして、日本にとって交渉作業を複雑にした」
「日本に恥かかせる目的」=人質事件を詳述—「イスラム国」機関誌 (時事通信) – Yahoo!ニュース

交渉ではカリフ(イスラム教預言者ムハンマドの代理人)を名乗る指導者バグダディ容疑者が「明確に拒否した」と述べた。
「日本に恥かかせる目的」=人質事件を詳述―「イスラム国」機関誌

カサスベ中尉

「ダビク」に掲載されたインタビュー記事では、「『イスラム国』は私を殺すだろう」と語っていた。
殺害発表されたヨルダン軍パイロット、カサースベ中尉—中国メディア (FOCUS-ASIA.COM) – Yahoo!ニュース

中尉を焼いて殺害したとすることにイスラム法学者らが「イスラムの教義に反する」と非難しているが、「イスラム国」は、有志連合軍の空爆で住民が焼死したことを理由に「自らを襲ってきた者に対して同じ方法で反撃できる」と正当化した。
「イスラム国」機関誌「身代金払わぬこと分かっていた」 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

ヨルダンとイスラム国の交渉の仲介役について

アルマクディーシ師獄中から電話で交渉
2014年秋頃、テロ関連容疑で逮捕されたアブムハンマド・アルマクディーシ師、ヨルダンの刑務所に収監されたが、2月5日に釈放された。

ヨルダンに収監されていたIS前身組織メンバーと後藤さんとの交換交渉では、ヨルダンのイスラム教指導者、アブムハンマド・アルマクディーシ師が仲介役を務めた。
<人質事件>「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

今年1月初旬に政府の依頼を受け、獄中から電話でISのバグダディ指導者側と接触。ISに拘束されたヨルダン軍パイロット殺害の動画が公開された今月3日まで釈放交渉や情報収集にあたった。
<「イスラム国」人質>アルカイダ系指導者に解放交渉を依頼 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

アブムハンマド・アルマクディーシ師はかつて、ISの前身「イラクの聖戦アルカイダ組織(AQI)」元最高指導者の指南役を務めていた。
<「イスラム国」人質>アルカイダ系指導者に解放交渉を依頼 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

イスラム国主張に対して、正当性ない、菅官房長官

菅義偉官房長官

菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、「相手の一方的な主張についてコメントすることは控えたい。何を言っても彼らに正当性はあり得ない」と批判した。
「イスラム国」正当性なし=菅官房長官 (時事通信) – Yahoo!ニュース

また、「イスラム国」が「全ての日本人が標的になった」と主張している事に対しては「在外公館はじめ日本人の安全のためにあらゆる対策を講じている」と強調した。
「イスラム国」主張に正当性ない〜菅長官(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース

「イスラム国」、カサスベ中尉殺害映像をラッカで公開上映

2月4日、「イスラム国」がヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)を殺害したとする映像を公開。
イスラム国事件 ヨルダン軍“首都”ラッカに報復空爆 指揮官ら55人殺害か (産経新聞) – Yahoo!ニュース

イスラム国が運営するラジオ局アルバヤンは4日、カサスベ中尉を焼殺したことを伝え、理由について「戦闘機でイスラム教徒を焼き殺したことへの罰」だと説明。
「イスラム国」、殺害映像を公開上映=ヨルダン国王、厳しい対抗措置宣言 (時事通信) – Yahoo!ニュース

その様子を撮影した映像がインターネット上に投稿された。「ヨルダン人パイロット焼殺というイスラム教徒の喜び」と題された映像では、街頭に巨大スクリーンが設置され、群集が歓声を上げている様子が写されている。
「イスラム国」、殺害映像を公開上映=ヨルダン国王、厳しい対抗措置宣言 (時事通信) – Yahoo!ニュース

日本人人質事件脅と同時期に、ホワイトハウスでの事件

ドローンが墜落

従来の飛行機やヘリコプターとは異なり、容易な操作で空中からの撮影ができるラジコン。

今回墜落したものは、大きさ約60センチ。

1月26 日、無線操縦の小型ヘリが敷地内に無断で入り込み、庭の一角に墜落した。この騒ぎで一時シークレットサービスが現場周辺を一時封鎖する騒ぎとなった。当時、オバマ大統領夫妻はインド訪問の為、留守にしていた。
ホワイトハウスに無人機落下、一時封鎖騒ぎに-政府職員「意図なかった」 | 日刊時事ニュース

午前3時8分にホワイトハウスの敷地内を低空飛行しているところを発見されたという。敷地全体は即座に警戒態勢に入り、ドローンを調べて危害を加える恐れがないことがわかるまで封鎖された。
小型ドローン、ホワイトハウス敷地内で発見 « WIRED.jp

事件性はなく単なる事故であることが判明。シークレットサービスによると、お酒に酔った男性が女性に見せるためにドローンを操縦していたところ、コントロールできなくなり、たまたまホワイトハウスの敷地に墜落したとの話。
ホワイトハウスに墜落した小型無人機は中国メーカーの製品、シリアの紛争にも使用されていた—香港紙 (Record China) – Yahoo!ニュース

イスラム国(シリア・イラク)へ2万人超えの外国人戦闘員が流入

イスラム国の活動領域
約90カ国から2万人超えが流入している。今までに前例のない規模。

イスラム国によって制圧され、現在はイスラム国の「首都」として実質的な統治が行われている中心都市のラッカ。
イスラム国の「首都」ラッカの内部は今 地下活動家に聞く(1) (アジアプレス・ネットワーク) – Yahoo!ニュース

イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」や国際テロ組織アルカーイダ系のヌスラ戦線など、イラクやシリアの武装勢力に合流した外国人戦闘員が推計で2万730人に達した。
イスラム国 シリア、イラクに流入の外国戦闘員2万人を突破 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

これまでの歴史で武装勢力に参加した外国人戦闘員数の規模としては最大であることである。
安全神話への揺らぎと危機管理意識の変革 (AdverTimes(アドタイ)) – Yahoo!ニュース BUSINESS

アメリカと有志国連合(対IS有志国連合)による空爆、半年が経過

対IS有志国連合 作戦名、生来の決意

昨年8月8日、米軍による空爆開始された、これまで作戦名を公表していなかったが、1月15日、イスラム国に対する軍事作戦を、生来の決意と名付けた。

対IS有志国連合には日本も含め約60カ国が参加。

米国防総省によると、空爆は5日夜時点で2294回(イラク1259回、シリア1035回)に達した。
対「イスラム国」地上作戦、日本政府が支持表明 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

空爆により、700平方kmの土地を奪還し、ISの戦闘員約6000人や指導者数人を殺害し、ISが占拠していた石油精製所など250カ所以上を破壊した。
<対「イスラム国」>米軍空爆半年、効果は限定的 長期戦も (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

しかし、空爆だけでは戦況は大きく変わらず、米軍が地元部隊を養成してIS支配地域を奪還する戦略は長期化が必至だ。
対イスラム国空爆半年、長期戦も – goo ニュース

https://matome.naver.jp/odai/2142375645854217101
2015年03月13日