【広島発祥のソース】
昔はミツワソース、ヒガシマルソースという別々の会社でしたが、現在はサンフーズに統合されました。
まったく同じソースなのですが、「ミツワソース」「ヒガシマルソース」というブランドが現存します。(お店の要望で残しているそうです)味はまったく同じらしいですが、やはりミツワソース同様、昔からの愛着があり、そのブランド名を残しているそうです。
昔はお好みソースがガラスの一升瓶(現在の清酒の1升ビン)での販売でしたから、そこからソースをドボドボとソース入れの中に入れるおばちゃんの姿が思い出されます。
広島市より「ザ・広島ブランド」に認定されています。
毛利醸造は三次の天然地下水を使い、おいしいお酢も作っています。
カープソースはもともとプロ用として販売され、お好み焼き屋だけに商品をおろしていました。つまり小売はしていなかったわけです。
歴史あるソースで、購入場所が限られています。
【大阪発祥のソース】
1896(明治29)年に山城屋(創業者・木村幸次郎氏)としてスタートし、「錨印ソース」を発売した。錨のブランド名は木村氏が中国で船火事にあった際、海に飛び込んで船の錨綱に掴まって九死に一生を得たエピソードから。経営陣による詐欺事件などで信用低下の末、2005(平成17)年に会社更生法を申請。現在はブルドックソースの100%子会社となっています。
2011年に東大阪・水走に工場を移した今も、戦前より作り続けた大阪の味を昔ながらの製法と職人の技にこだわって生産し続けている。
同社はお好み焼きチェーン店「鶴嘴風月」にソースを卸している(非売品)。
一般販売されているソースとはブレンドが異なっているのか、少し味が違います。
売り上げの9割が業務用で、大阪を代表するような“あんな店”や“こんな店”もここのソースを使っています。それ故一般にはなかなか出回らない“幻”のソース。
「常に新鮮なものを提供していく」ために週に1度しか仕込みをしないそうです。一度に一升瓶1000本分のソースを製造し、それを全部発送してから次の仕込みに入るという。業務用一本でやってきた会社ならでは流儀ですね。
公式サイトでは焼きそばに使うには三晃とんかつソースとウスターソースを7:3でブレンドするといいと書かれています。
新製品である「いちじくソース」は名前通り「いちじく」を使用したソースで、南河内産のいちじくを使用したフルーティなソースになっています。特にお子様や女性の方に人気のソースです。
【兵庫発祥のソース】
http://www.oliversauce.com/index.htm
1948(昭和23)年、世界で初めて超濃厚なウスターソースを開発し、「とんかつソース」と命名して発売した。現在ではイカリと並んで関西を代表するソースメーカーとなっている。
関西一円のスーパーで販売されており、手に入りやすい。
どろソースは辛みが大変癖になります。
明石市西新町1丁目17-5
078-927-5505
http://www.kido-foods.co.jp/
お好みソースだけでも明石風お好みソース、関西風お好みソース、お好みソース、かけはしお好みソースの4種類もあります。
東灘区住吉宮町2-7-11
078-851-7392
広島県呉市にて醤油商を創業。大正8年神戸に移転しソース製造業を始める。昭和3年法人化し宝ソース本中塩商店を設立。昭和40年11月現在名に改称。以後神戸生まれの宝ソースとして多くの人々に親しまれています。
http://www.nanaboshi.co.jp/
1991(平成3)年、西宮市甲子園(洲鳥町1-14)にあったマダムソース株式会社(1933[昭和8]年創業)が廃業するにあたってマダムソースを引き継いだ。ネット販売あり。
http://www.hirao.ne.jp/tuhan/tuhan.cgi?syohin_id=037
ソースには必需品である野菜・果物がほとんど使われておらず、原材料表示は上から食塩・でん粉・アミノ酸液、たん白加水分解物・香辛料となっている。甘味は控えめ、酸味よりもかなりスパイスが強く感じる。原材料通り、味もやっぱり他にはない個性的な味。
http://www.rakuten.co.jp/mia/585292/
このソースは甲子園球場の焼きそばにも使われいてるそうです。その割合はワンダフルソースのとんかつとウスターを7:3だとか。ラベルに描かれているワンダフル君のイラストと「WANDAFURU」のスペルが何ともいい味を出している。
http://www.hanshinsauce.jp/
とんかつソースは果実・野菜の母液をベースに強い香辛料を控えよりマイルドに仕上げたソース。とんかつやお好み焼きにいたるまで幅広く使えます。
工場の近くにある王子公園で第11回兵庫国体(1956[昭和31]年)が開かれたことをきっかけに「プリンスソース」と名付けたが、既に商標登録されていたためプリンセスになったとのこと。味は酸味、甘味、辛味のどれも極端に目立ったりしないのだが、他ではあまり使われないニンニクがこれまた目立ちすぎず、かといって埋没せずちょうどいい具合に個性を発揮している。小売りは直販のみなので工場に買いに行くしか入手の術はない。
http://www.ikw.ne.jp/kqw/web/q10301/t1.asp
社名のとおり本業は造酢業。ソースも製造しているが、社内の規模としては大きくない。種類も「ミツバお好みソース」のみ。甘み、酸味ともにさほど強くなく、香辛料が独特の風味を出している。
http://brothersauce.com/
社名は創業者・森垣彌(ひろし)氏の名前から。息子が2人いたことからブラザーソースと名付けたという(その1人、通宏氏が現在の社長)。震災では本社・工場が全壊し、1年間休業した。結構甘めで、長田のお好み焼き屋さんはブラザーソースとばらソース(こっちは辛め)をブレンドして店独自の味を作るのだとか。工場での直販はしていないらしいが、そこから歩いて行ける範囲に買える店がある。シンプルかつ力強さを感じさせるロゴは、いかにも地ソースという素朴さを感じさせる。
販売当初は、広島地域でしか売っておりませんでしたが、徐々に全国に広げていきました。
商品もかなりの数があり、売れないとすぐになくなるものも多数あります。オタフクは、とにかくいろんな種類が多いのが特徴です。定番はお好みソースで、焼きそばソースや味の違うスパイシーなものなどあわせるとかなりの種類になります。