http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2757266
現在はアブー・バクル・アル=バグダーディという男がアミール(指導者)である
組織自体はもともとウサーマ・ビン・ラーディン率いるアル=カーイダの有力な「細胞」の一つとされる組織ザルカーウィー派のーつである
時系列説明
1980年頃アル=カーイダ結成
※アル=カーイダとはアフガニスタンにおいてアメリカとパキスタンとサウジアラビアがソビエトを襲ってきても大丈夫なようにムジャーヒディーン(イスラム義勇兵)を結成させ訓練・育成し武装化させたことに始まる。
1990年頃湾岸戦争が勃発し、イスラームの2大聖地であるメッカとマディーナを領有するサウジアラビアがアメリカ軍を常駐させたことが、アル=カーイダ米軍との反米意識を高める結果に
2000年頃アル=カーイダの有力な「細胞」の一つとされる組織の領袖アブ・ムサブ・ザルカーウィー率いる
ザルカーウィー派が勢力を伸ばす
2000年中頃ザルカーウィー派は「イラク・イスラーム国」と名称を改める
2010年頃旧指導者が死去し現指導者アブー・バクル・アル=バグダーディーに変わる
2014年6月29日、カリフ制イスラーム国家の樹立を宣言し、名称をISIS/ISILから「Islamic State イスラーム国」 とすると宣言した
これはかつて日本で1970年代から1980年代にかけて、日本で「暴走族」が流行り、ごく普通の子供や若者の一部が暴走族を「カッコいい」と感じ、あこがれるといった風潮が芽生えた。これに似た雰囲気があるらしい。
時系列からたどるイスラム国の脅威
突然の事件というのは、実は突然でない場合が多いのです。
その多くは、深い背景を有しています。
背景として理解しておかなければならないのは、イスラム国が拠点とするシリアでは、2011年以来の激しい内戦で20万人が死亡したと推定されている点です。
シリアとイラクでは、こうした残虐行為がもう何年も日常的に繰り返されてきたのでした。
政府軍と反政府勢力による、残虐行為の映像が巷にあふれています。
相次ぐ拉致報道 なぜ「イスラム国」は外国人を拘束するのか | THE PAGE(ザ・ページ)
2014年6月29日
ISILの最高指導者であるアブ・バクル・バグダディが樹立を宣言
ISIS(ISIL,イスラム国)のこれまでの動き|時系列にまとめ – NewsFlash
2014年8月26日(火)
イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」を「がん」と呼んだ。この表現はオバマ大統領が意図した以上に適切だったかもしれない。2014年8月29日(金)
イスラム国、拘束の欧米人を「水責め」で拷問
シリアで拘束した少なくとも4人の欧米人に対し、拘束期間の早期の時点で水責めによる拷問を加えていたと報じた。2014年8月30日(土)
イスラム国、細菌兵器開発か=パソコンに作成方法保存
潜伏先に残されていたノートパソコンから、ペスト菌を使った兵器の作り方を記した文書が見つかったと報じた。細菌兵器の開発を進めている恐れがあると警鐘を鳴らしている。
Yahoo!ニュース
2014年9月12日(金)
戦闘員、最大3万1500人=イスラム国、6月以降急拡大
米当局者らのこれまでの見積もりは最大1万人で、短期間で2~3倍に膨れ上がった計算だ。
Yahoo!ニュース
2014年12月21日(日)
逃亡の外国人戦闘員、100人処刑か=「イスラム国」で士気低下
シリア北部ラッカで過激組織「イスラム国」が外国人戦闘員100人程度を処刑したと伝えた。逃亡を試みたためという。
Yahoo!ニュース
2015年1月20日(火)
「イスラム国」日本人殺害警告=湯川さんら2人か身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオメッセージを出した。
Yahoo!ニュース
相次ぐ拉致報道 なぜ「イスラム国」は外国人を拘束するのか
それは人質として多額の身代金が期待できるからです。
『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、過去5年間に105人の欧米人がイスラム急進派に人質に取られました。
もちろん、どの国も公式に身代金の支払いは認めていません。
しかしフランス、スペイン、ドイツ、オーストリア、イタリアが実際には支払ってきました。
解放のためにおよそ125億円が支払われています。
これが急進派の重要な資金源になっています。
アメリカとイギリスは身代金を支払わない方針の為、アメリカ市民の人質は全体の6パーセントにしか過ぎません。
相次ぐ拉致報道 なぜ「イスラム国」は外国人を拘束するのか | THE PAGE(ザ・ページ)
現在、彼にまつわる情報には最大1000万ドル(約10億円)の報奨金がかけられている。
2014年11月8日、アメリカ合衆国及び有志国によるイスラーム国に対する空爆で負傷したとの報道がなされたが、11月13日にイスラーム国からバグダーディー本人による音声メッセージが公表され生存が確認された。